ゴールデンウィーク最終日の5月8日(日)埼玉会館において
「愛の保護猫プロジェクト(あつまれ!ねこ好き子供たち)」と称して
浦和東ロータリークラブ主催、さいたま市教育委員会後援による
保護猫譲渡会及び講演会を盛大に開催した。
このイベント企画について4月27日(水)の読売新聞朝刊・埼玉版においても
詳しく掲載され、事前PR及び当日の動員の一助にもなった。
この日のためのポスターもロータリアン手作りで
かわいいものを作成し様々なところに張り出し、広報活動にも努めた。
実際の運営主体は保護猫カフェ(川越店、大宮日進店)を経営している
「保護猫カフェねこかつ」さんにお願いした。
この2枚のポスターは、ねこかつさんのもの。
このイベント開催準備のために浦和東RCメンバーは前日から準備作業。
当日も朝9:30には集合して10:00開催に向けて朝礼・打合せ等を行った。
グリーンのジャンパーを着ているのがスミダマン所属の浦和東RCのメンバー達だ。
イベント開催に先立って開会のセレモニーを全メンバーで行い、
来賓の挨拶として保護猫カフェ「ねこかつ」の代表の方に
愛の保護猫プロジェクトの意義についてお話をいただいた。
そして10:30よりお客様の受付開始。
すでに多くの方が列をなして並んでいた。
このプロジェクトにはNHKのニュース取材チームも来て、
関係者インタビュー、ポイントポイントでのカメラ取材をしていた。
このニュースはお昼の首都圏ニュースで流れたそうです。
第一部講演会のトップバッターとして埼玉県生活衛生課長さんから
行政関係から見た保護猫の話がありました。
このテーマの関心の高さの表れか、ご覧のように用意した席はすぐ満席になってしまった。
開始間もない頃の会場風景です。
2つのブースを設けた保護猫の譲渡会の風景。
開始して10分も経たないのにすでにこんなにも多くの方々が来場して
嬉しい悲鳴が上がっていた。
開始約1時間前に「ねこかつ」の方々が譲渡会の保護猫83頭を投入、セット。
譲渡会場がニャーニャーと賑やかになってきた。
各猫には参考情報として名前、推定年齢、オスメス、保護場所、性格、
各病歴(例:不妊去勢手術、マイクロチップ済、猫エイズ陰性、白血病陰性など)が
カゴの上に提供されている。
その情報を見ながら各猫の前で真剣に向かい合っていた人たち。
特に女性と子供はカゴの前に立ってジーッと見て離れない姿が印象的であった。
ここで保護猫譲渡の流れを簡単にご説明いたしましょう。
①気に入った猫がいたらスタッフに諸々の情勢、譲渡条件を確認する。
②アンケートにお届け日時等の打合せ、記入。
この場での引き渡しはできない。
③お届けから1~2週間程度のトライアル(お試し飼い)を始める。
④トライアル期間終了後、本譲渡。
因みにこの日は41頭の里親希望の申し込みがあった。
会場の壁ぐるり3面には「ある犬のおはなし」物語コーナー、
保護猫・犬の写真パネルコーナー。
みんなイヌ、みんなネコ写真展が展示され、
ご覧のように多勢の来訪者が熱心に列を成して見ていた。
この展示物の中にはあまり知られていない保護猫情報のパネル展示もあり、
改めて「そうなんだー」と納得するものがあった。
「メス猫は年間最大4回の発情期をむかえ、ほぼ100%の確率で妊娠する。
一度で6頭の仔猫を出産する。」
「一対の猫から年間80頭ほど増える。
全国で1日800頭の猫が交通事故で死ぬ。
全国で年間約2万頭の猫が殺処分されている。
家猫の平均寿命は15年程で、外猫の寿命は5年以下」だそうだ。
「ある犬のおはなし」コーナー。
犬たちの殺処分の物語がさびしそうな絵で語りかけてくる。
こちらは殺処分される前の猫と犬の写真コーナー。
みんな怯えている表情が見る人に何かを訴えてくる。
特にモノクロの写真がよりリアリティを感じさせる。
この写真コーナーはペットの愛くるしさが全くないものが続き、気が滅入ってきた。
こちらは逆に愛されている犬猫の写真展
「みんなイヌ、みんなネコ」のコーナー。
前の殺処分コーナーとの落差があまりにもあるので、
この写真を見ていると心がホッとして救われた。
講演会第2部、保護犬猫シェルター「おーあみ避難所」
代表理事らのパネルディスカッション。
講演会第3部、一般社団法人「Free Pets」の皆さんの動物愛護の啓発、
不幸なペットの動物を減らす運動の活動報告。
友情出演としてタレントの浅田美代子さんも駆けつけてくれて
詩を朗読してくれた。
上記以外にもチケット、グッズコーナー、
プレゼントお渡しコーナー、猫の顔パネル記念写真コーナー、
DVD・PRコーナー、「みんなの声」メッセージコーナーなど
多彩なイベント企画となり、なんと当日来場者がおよそ2,000人という
大きな反響があり成果を多く得たイベント開催となった。