キィジーヌ フランセ ボルドー
京都市北区大宮玄琢南町35-5
TEL 075-492-6901
定休日 月曜日
今回宿泊した東急ハーベスト京都鷹峯から歩いて3~4分のひっそりした住宅街にある
京都随一の高級フランス料理店が当店。
洛北の京、閑静な趣きのある玄琢の地、
都心の喧噪から隔ったところにたたずんでいる。
1978年(昭和53年)開業と44年の歴史を誇っている名店である。
当店を知ったのは昨年5月11日TVBS11で放映された常盤貴子がリポーターを務める番組
「京都画報 京都のパン文化」の中で紹介されたのを見たから。
場所が京都鷹峯の住宅街の中と言われたので調べたらハーベストの近くだとわかったので今回予約を入れた。
当店のオーナーシェフは数々の賞(平成12年度京都府現代の名工など)を受賞している
大溝隆夫氏と息子のシェフ大溝隆智氏(仏パリ、ストラスブール、
リヨンなどの3つ星レストランで6年間修行)が
2人3脚で素晴らしいフレンチ料理を提供している。
また、チェックカウンターならぬチェックルームがすごくお洒落で雰囲気がある。
姿を隠そうとしている女性がオーナーシェフの奥様。
廊下の壁には数々の表彰を受けた額が誇らしげに飾られていた。
今は亡き安倍晋三総理(天皇の名代)からの黄綬褒章。
関西シェフで初の仏功労章オフィシエ、トレビアン仏勲章授章等々。
店内の壁にはレオナルドダヴィンチ作の「最後の晩餐」を模したと思われるレリーフが飾られていた。
これなんとお洒落~。
当店にはお祝席などに使われる個室が2室用意されている。
ご覧のように室内はクラシカルで優美な空間が広がってとても良い感じ。
約50席あるレストランの木質系の柱・壁、白い漆喰風の壁、そして赤いじゅうたん。
フランス風家具の調度品。
この店内の醸し出すムードはまるでフランス郊外の高級レストランの中にいるような気にさせてくれる。
まさに高級感あふれる空間で上質な時間を堪能できた。
こういう雰囲気好きだナー。
それではフランス料理の伝統を守りつつ、新たなテイストを加えたボルドーの創作料理、
素材は日本国内だけでなくフランスからも仕入れているという名作の数々。
いよいよスタートです。
根セロリのムース
白海老と柿のギャレット
そしてこのパンがボルドーさんとスミダマンを結び付けた進々堂製のフランスパン。
京都はパンの街。
その中でも忘れてはならないパンの老舗。
日本で初めて切った食パンを発案した進々堂。
こちらの社長とボルドーのオーナーシェフが長い年月をかけてボルドーのフレンチに合う
フランスパンをいくつも開発してきた。
そのうちの1つがこのパン。
忘れました。
ワイン色のお皿がなんともお洒落。
フォアグラのテリーヌ、フランボワーズ、赤ワインジュレ
このお皿も素晴らしい。
TV番組でも映っていた。
どこかで見た記憶があり思い返していたら京橋の「シェイノ」のお皿を思い出し、
その話をしたら井上シェフとのつながりの話を聞かされた。
ポロネギのスープ。
オマール海老の料理、詳細は不明。
すいません。
とにかくすべてが最高です。
和牛ステーキのソテー、エシャロット、サルシフォ(西洋ごぼう)のソース
これもブラボーでした。
3種のチーズからお好みチョイス。
トロピカルフルーツ、ムース、トロピカルブランシャーベット、桃のソルベ
6種のケーキをお好みで選べる。
少しずつ全てお願いしてしまった。
オーダーに快く対応していただきサービスの温かみを感じてしまった。
コーヒー。
コーヒーカップの器、そしてケーキのお皿、素敵ですね。
京都の気風の1つに革新と保守があるが、
ボルドーさんには良き昭和のフレンチを大事にしようというものを感じた。
スミダマンにとっても大好きなフレンチレストランでした。