ここ城南宮は京都の南側、伏見区にある神社で四神相応の地とされる平安京に都が遷った時、
国の安泰と都の守護を願って創建された。
以前から気になっていた神社で今回梅の名所ということでようやく来ることができた。
これが社殿神苑の案内図。
城南宮は引越・工事・家相の心配を除く「方除(ほうよけ)」としても仰がれている。
東の鳥居を入るとこの社務所に出る。
参道を進んでいくと次々に摂社が続く。
真幡寸大神、応神天皇をご祭神とする「真幡寸(まはたきじんじゃ)」、
菅原道真公をご祭神とする「芹川神社(唐渡天満宮)」、
天照大御神をご祭神とする「三照神社」そして絵馬舎だ。
途中、神苑 源氏物語花の庭にあるしだれ梅と椿まつりの看板が。
京都でも有数の梅、特にしだれ梅の名所は現在どんな状態か?
この時点ではとても気になった。
実はここ城南宮では2つの歴史的出来事が起きている。
その1つがこの看板に書かれている明治維新を告げる鳥羽伏見の戦いがこの参道から始まった。
もう1つは昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも描かれていた後鳥羽上皇が鎌倉幕府執権の
北条義時に対して討伐の兵を挙げて敗れた承久の乱はここで流鏑馬揃えとして兵を集結させた。
この城南鳥居には孝明天皇から正月・5月・9月の年3回の祈祷に与るなど皇室の尊崇を受け、
菊の御紋と御神紋の三光の紋が輝いている。
境内の神輿舎、神楽殿、拝殿そして本殿と本殿内。
平安時代後期に城南宮を囲むように離宮が築かれ院政の拠点となると、
秋の城南祭が盛大に行われるようになった。
また方位の災いが無いよう願って行う方遠の宿所に離宮の御殿が選ばれることが多く、
熊野詣に出かける際は離宮に7日ほど滞在し身を清め、旅の無事を祈って出かけた。
境内に入るとより具体的な花の開花情報が出ていた。
残念ながら名物しだれ梅は咲き始めであった。
椿は早咲きが見頃。
どうりで境内が空いていること。
満開の頃は周辺道路は大渋滞になるとか。
しだれ梅、椿、三つ葉ツツジが次々に咲く「春の山」エリア。
白河上皇は城南離宮を築く際、源氏物語に描かれた光源氏の大邸宅「六条院」を真似て
春の山や秋の山を築き、四季の景色に優れた離宮を作ったと言われている。
150本のしだれ梅が咲き誇っている時は思わず立ち止まって息を吞むような圧巻の景色だそうだ。
残念!チョット早すぎた。
それでも、一生懸命これから咲こうとしているしだれ梅の美しさをどうぞ!
これが満開のしだれ梅と苔の上に切なく散っている落ち椿の写真を拝借してアップしてみました。
城南宮のもう1つの名所が椿の花。
約60種の椿の花が広い苑内に植えられている。
特にこの時期は苔の上に散り落ちた落ち椿と一斉に咲く華やかなしだれ梅のコントラストが
人生の陰と陽を物語っているようで椿に物悲しい寂しさを感じる。
ゆっくり苑内を散策していたら後ろの方から何やらにぎやかな一団が迫ってきた。
どうやらTVの中継チームのようで1人お笑い系の女性タレントか?
奇声を発していたのでビックリした。
春の山を過ぎると平安の庭になる。
平安貴族の邸宅に作られた庭を写した「平安の庭」。
寝殿造りを採り入れた神楽殿の南に木々が影を映す池が続く。
このエリアでは毎年王朝の雅を偲ばせる「曲水の宴」が行われる苔の庭が広がっている。
次に広がるのが「室町の庭」と「桃山の庭」その中に佇んでいるのが楽水軒。
このエリアは開放的なお庭が展開して広々としてとても気持ちが良い気が流れていた。
さっき、駅ビルおお好み焼き・いいなぁ・・と拝見させて頂き、前から気になっていた~587~
うまい店シリーズにコメント、!
って思っていたので、Uターンしたら
城南宮さん、行った事はないのですが、話せば長くなりますが、私が結婚前の3年間平野区の開業医さんで住み込み。
大旦那様は亡くなれていましたが生前は弁護士さん、大奥様は膳所から篭でお嫁に来たと言うお家の方、
4人?男兄弟さんは学習院卒、天皇家のご学友も、教師や日本地図編纂や皆学歴を聞かされていました。
大奥様は女学校で英語も習ったと言う、顔もいかつく気位の高い方でしたね、京都のお嬢様奥さまとは良く衝突、
20歳の私、旦那様は開業医、花嫁修業にと姉の紹介で行ったのです、良くも悪しきも勉強になった思い出。
絵や俳句など習っていた大奥様が、良く”城南宮さんへ行ってくる”と言っていたのです、京都だとは知りませんでした。
伏見にはお茶の先生している娘さん、近くには次男さんがいるので、城南宮さんへお参りして、
息子さんや娘さんに会いに行かれていたのですね!
奥様はお留守の間、息抜きになったことでしょう、可愛がっていただきました。息子2人で女の子いなかったので。
やっと解明できました。(長いので記事にしようかな
城南宮さん、枝垂れ梅 椿・・嬉しかったです・・どんどん入って行きました、枝垂れ梅は情があり大好きです。
城南宮さん・・楽しませて頂きました。行きたいくらいです。
すごいですね、いまでもすごいのに、満開・・どんなでしょうか、拝見できて良かったです。
枝垂れて梅 花の陰に 君を見ゆ 椿の赤に 心染まる
(49年前の私の場合)
長々とごめんなさい。
いつも素敵なコメント有難うございます。
スミダマンのブログがみくさんの若かりし頃の思い出をよみがえらせたみたいで、ブログ冥利に尽きます。
これからも、しばらく春が待ち遠しい京都シリーズをアップしていきますのでよろしくお願いいたします。