スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

元新日本プロレスリング社長 ハロルド・ジョージ・メイ氏

2021-08-30 06:18:50 | レポ

約1年半の長いコロナ禍にあり、

これまでの仕事の進め方の変革を迫られることが多くなってきました。

そんな中、タカラトミーやコカ・コーラ社時代に

発想の転換を図ることでプロジェクトの成功を収めた体験談や

トップリーダー論について熱く語ったハロルド・ジョージ・メイ氏の話を聞いてきた。

「日本人にはない着想が面白く、ユーモアに富んだ話が聴けた」

「自然と引き込まれていく話術は素晴らしくプレゼンスも勉強になった」と

大変好評な講師です。

氏は1963年生まれのオランダ人。

父親の仕事の関係で幼少期を日本で過ごす。

ニューヨーク大学修士課程修了。

ハイネケン・ジャパン、日本リーバ(現ユニリーバ・ジャパン)、

サンスター、日本コカ・コーラを経て、

2015年にタカラトミー代表取締役となり、大幅黒字回復を成し遂げる。

18年に新日本プロレスリング(株)社長兼CEOに就任。

20年、同社退任。

著書は「百戦錬磨 セルリアンブルーのプロ経営者」がある。

講演の演題は「リーダーシップに本当に必要なこと」という

経営者にとっては誰でも関心のあるテーマだ。

ハロルド・メイ氏は日本語はペラペラ。

パワーポイントは文字を使わない。

絵、数字、グラフで表現。

パワーポイントの1ページが大事だと言っていた。

オランダではリーダーシップをにわとりで表すとか。

ハロルド・メイ氏は2つの経験をしてきた。

半分は3社の外資系サラリーマン。

もう半分は3社の日本企業で働いてきた。

社長には3種類(3タイプ)があるという。

キーワードは「変わる」だそうだ。

1の種類は創業者、2代目、3代目のオーナー型。

キーワードは「キッカケ」だそうだ。

プラス面は絶対的権力があり、クライシスの時に役立つが、

マイナス面は経営的、人的スタイルが乏しい。

また、己の信じた道を貫く熱意が大事。

2の種類は生え抜き社員、内部昇進型。

キーワードは「安定」。

プラス面は安定感があり、社内調和に優れているが、

マイナス面はリスクを避け改革意識が低い。

3の種類はヘッドハンティング、落下傘型経営者(プロ経営者)だ。

キーワードは「変化」。

このタイプのプラス面は即戦力、短期実績(1~2年)が出せる。

そして客観的感覚を持っているが、

マイナス面は受け入れられるのに時間がかかるという点だ。

コロナによって世の中は変わった。

今までのビジネスのやり方には二度と戻らないだろう。

さらに年功序列型、終身雇用型、出勤することに価値があることから、

ジョブ型、成果主義、セルフマネジメントに移行していく。

リーダーシップとは引き出す力が重要。

リーダーシップに欠かせないのはイニシアティブが最も大事。

それには危機感の共有、聞く耳を持つこと、数字を使うことが必要だ。

リーダーとは時間軸が長いこと。

人に託すことができること。

そして嫉妬心を抑えられること。

妨げを取り除く機動力があること。

嫌なことを言えることが重要だ。

そしてタカラトミー時代のリカちゃん人形とハローキティ人形の話になった。

次にコカ・コーラ時代のミネラルウォーターの話、発想の転換、

見る角度を変えてみるとこうなるといった実例の話になり

説得力のある話が続いた。

最後に日本の経営が危ないという危機感のもと、

プロの経営者はどんな人かというと

1、顔や雰囲気が怖い人で

2、日本語を全く喋らない外国人社長で

3、前職で有名企業の社長を務め、明らかな実績を出した人で

4、ロジックなどを活用し、説得力、納得できる戦略などが説明できる人

・・・なにかハロルド・メイ氏、自分の事を言っているようだった。

 

 

最後に一緒に感じ合い、どうしたらできるか一緒に考えよう。

10%upを目指すより10倍upを目指す方が効率が良いと主張して話を〆た。

 

 

講演が始まる前にいただいたロイヤルパインズホテルのお弁当も一緒に紹介しましょう。


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