昨日紹介した公益財団法人・埼玉県芸術文化振興財団の加藤理事長より
振興財団の概要についての話を聞いた後、今年4月から彩の国さいたま芸術劇場の
第3代芸術監督に就任する近藤良平氏の紹介があった。
近藤良平氏は1968年浦和生まれ、東京出身。
ペルー、チリ、アルゼンチン育ち。
振付家・ダンサー・コンドルズ主宰。
1996年に自身のダンスカンパニー「コンドルズ」を旗揚げし、
全作品の構成・映像・振付を手がけた。
世界約30ヶ国で公演を開催。
NHK連続テレビ小説「てっぱん」、NHK大河ドラマ「いだてん」の振付。
また、埼玉県との共働による障害者によるダンスチーム
「ハンドルズ」公演(2009年~)など多様なアプローチで
ダンスを通じた社会貢献にも取り組んでいる。
さいたま芸術劇場では2006年からコンドルズ埼玉新作公演を行い、
第4回朝日舞台芸術賞、寺山修司賞を受賞、第67回芸術選撰文部科学大臣賞受賞、
第67回横浜文化賞など数々を受賞している。
2022年4月1日彩の国さいたま芸術劇場芸術監督に就任予定だ。
「ダンスのある星に生まれて」と題して
近藤良平氏の芸術監督就任前の抱負を聞いてきた。
・最初に芸術劇場の芸術監督は素敵な仕事と言っていた。
・父親が商社マンという関係で小学生から南米(チリ、ペルー、アルゼンチン)で育ち、
南米の楽器とサッカーをして過ごした。等々
・氏の青春時代の経歴を話した。
・大学時代(横浜国大)、冒険・旅に憧れ、放浪の旅に出て
就職もせずやりたいことをやってきた。
・28歳の時、パフォーマンスに興味ある人が集まってコンドルズを立ち上げた。
キャッチコピーは高学歴低収入。
その当時、男性だけの集団はなかった。
・ニューヨーク、ヨーロッパ、南アフリカを巡り、
お金が無かったので衣装は学生服(学ラン)で通した。
学ランはヤンチャのシンボルであった。
・2005年、当芸術劇場と出会う。
最初は東京から埼玉にお出かけしたという感覚で
埼玉を別のところと位置付けしていたが、
今や50%は埼玉在住のダンス好きな人。
この場所が身近になった。
・自分はダンサー、振付家。
ガリガリ君の50周年の体操、
2008年には半分冗談・半分本気でサラリーマン体操を作った。
これはNHKがNHKを茶化すユーモアでアートに近い。
NHK朝ドラの「てっぱん」では鉄板ダンスもやった。
・芸術劇場のテーマは「クロッシング」。
アーティスト自体が横とつながる、地域とつながる、表現をする人とつながる。
・10月からは劇場が大改修を始めるため、埼玉を回遊する予定だとか。
オープンシアター的なもの、発表の場は色々ある。
・揺れ動いている時代がすごい。
マイナス面が押し寄せてくる。
この時期だからこそ、文化活動をより身近に持ち続けていきたい。
・「人々が行き交う劇場」。
ワークショップをいっぱいやる。
楽しみたい。
ダンス的エネルギー、ダンス的ムーブメントは平和への願い。
・今ニヤニヤしている。
親しくなろうヨ!