今年の6月、長岡京で1日お世話になった彌榮自動車の坂本ドライバーに
今日も1日一乗寺エリアを案内してもらった。
彼は広島出身で高野山の宿坊で外国人相手の仕事をした後、
3年前に外国人観光客対応のハイヤーのドライバーとしてヤサカタクシーに入社。
あいにくコロナ禍でスタートした為全く目的の仕事ができず、
最近ようやく修学旅行の生徒達の仕事で忙しくなってきたと言っていた。
彼は京都検定2級を取得。
3級取得のスミダマンとは大いに京都の話題で盛り上がる関係となった。
(2022-7-7付、京都の街あれこれPART9の6枚目参照)
この商店街は出町商店街の一角桝形通りにある全長164mのアーケードで、
食料品店や衣料品店を中心に44店舗が軒を連ねている。
また、この地は京都御苑からもほど近く、鯖街道の終点としても知られている。
先日「京都の街あれこれPART10」にもアップしましたが、
「出町ふたば」さんは伝統的な和菓子を売る、昔ながらの老舗和菓子店さん。
鴨川のそばのノスタルジックなムードが漂う商店街に明治32年から続く老舗「出町ふたば」は
平日にも関わらず店の前には途切れることのない人の列がご覧のようにずらり。
なかでも人気の「名代豆餅」。
塩茹でされた大きめな黒豆がたくさん入っている豆餅。
ふわふわ柔らかなお餅に包まれたたっぷりの大粒の豆。
全体的に塩が効いていて夏の塩分補給にもぴったりだ。
その人気の理由を4つ。
(その1)あくまでおやつの親しみやすさ
(その2)厳選した赤えんどうがアクセント
(その3)2度づきするから餅がきめ細やか
(その4)餅の風味と豆の歯ごたえが絶妙
この商店街は「ことまきプロジェクト」
「テレビアニメ作品 たまこまーけっと」「京都国際写真祭オープン会場」など、
活性化のために様々なことに取り組んでいる。
アーケードの上には「今日も元気だ!」「うれしいなあ たのしいなあ」
「いつもあなたのそばにある」などのスローガンを掲げている。
墨で書かれた手書きの文字が人の温もりを感じさせる。
鯖街道に因んで平成20年(2008年)12月にアーケードに吊られた
サバのモニュメントが造られ、公募により「わかさばちゃん」と名付けられた。
平成29年(2017年)12月28日に開館した映画館「出町座」。
最近できたばかりなのになんとなく昭和チックな香りがする。
昭和47年より天ぷら一筋で頑張っている「天鈴」さん。
うどん、和そば、生ラーメンも販売している。
京・出町・豆腐工房の「いづもや」。
国産大豆(滋賀県産)、にがりにこだわった各種豆腐、
北海道産男爵いもを使用したコロッケやカツも取り揃えている。
美味しい天然魚をより安く!をモットーに季節感・鮮度を重視した
旬魚にこだわっている「さが喜」さん。
こちらの旦那さんと話をしたがすごく感じがよかった。
活気一番、出町の「井上果物店」。
季節ごとに変わる豊富な果物を安く仕入れ頑張っている。
164メートルある商店街の反対側出口、どことなく錦市場とイメージがダブるが、
まだ観光地化されてなく、ましてやコロナ禍で、いまいち活気はなかった。
とうとう来てしまいましたヨ、京漬物「出町野呂本店」。
柏井寿さん著の「おひとりからのひみつの京都」にも書かれている当店の漬物は
家庭的なやさしい自然な味わいでありながら、プロならではの小技を利かせ、
店先に並ぶどの漬物もこれぞ京漬物という至極の味がする。
当店は京都駅伊勢丹の地下の一角にほんの少し売る場があるが、基本ここでしか買えない。
実は伊勢丹浦和店でやっていた京都展に出店。
ここの若大将とは何度も会ったが、
この日は出かけていてお姉さんが対応してくれた。
(2021-11-25付ブログ7枚目参照)
鯖街道の終点にあることにちなみ、
地元の子供によりサバなどの海の生物が描かれた陶板がアーケードの歩道に埋め込まれている。
出町枡形商店街の人々の思いが伝わってくる。