スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

京都の街あれこれ PART10

2022-08-17 06:20:16 | 旅 ~京都

以前予告した通り、久し振りに4泊5日という長い旅で

3年ぶりに再開した祇園祭前祭を中心に夏の京都を堪能してまいりました。

若干ロングランになると思いますが、祇園祭宵山編、祇園祭山鉾巡行編、

八坂御輿渡御編と3分に分けてアップしていきたいと考えています。

よろしくお願いします。

京都駅構内には3年ぶり復活の祇園祭を盛り上げるかのように

このようなおしらせPR看板が目に飛び込んできた。

祇園祭は前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)に分かれ、

それぞれ宵山、山鉾巡行を中心に7月の1ヶ月間、京都の夏を熱くさせます。

京都駅を出ると運よく駅ビル内で大行列ができる店で有名な「出町ふたば」の

名代豆餅を本日限定で販売している女性をたまたま発見。

到着早々、本当にラッキー!

豆餅3個入り660円。

このお店はTELでの予約が可能なので参考に(075-231-1658)。

「出町ふたば」さんは明治32年(1899年)創業で2018、2019、2020の百名店にもなっている。

http://aquadina.com/kyoto/spot/302/

京都の定番土産として餅菓子を中心に名物のこの名代豆餅、季節の和菓子、

水無月(初夏)、桜餅(春)、栗餅(秋)、わらび餅、大福などを扱っている。

詳細は明日「出町桝形商店街」のブログで紹介いたします。

京都初日のこの日は春に長岡京でお世話になった弥栄タクシーの

坂本ドライバーにまたお願いをした。

約1ヶ月ぶりに再会を果たした早々、彼から「昨日見た東寺(教王護国寺)の

ハスの花が素晴らしかったので最初に案内したい」と言われ、早速東寺へ向かった。

ハスの見頃は7月上旬~下旬、しかも花が咲いているのは早朝~午前中と限られている。

お昼になると花びらは閉じてしまう。

時刻は午前11時。

ご覧のように何とか間に合い、東寺の五重塔をバックに素敵なハスを撮ることができた。

4枚目の写真は春アップしたライトアップした不二桜。

ちょうど養生のためのシートが掛けられていた。

今までもアップしたと思うが京都で悪名高き(ドライバーにとって)「いけず石」。

いけずとは京言葉で意地悪。

この石は車よけのために住宅等の敷地の角や端に置かれた石で、

事故による揉め事を事前に遠回しに避ける京都の流儀にかない普及した。

歴史的には平安時代からあったようだが、現在の様式は明治以降に広がり、

現在市内に数千個あると言われている。

古い街並の京都、特に町屋の建物にはこのようなブリキの広告板がよく似合う。

日の本タビ、仁丹体温計のイメージは京都の風景にピッタリはまっている。

京都の道路標識はご覧のように英語、中国語、韓国語の3ヶ国語が書かれている。

さすが国際観光都市で、コロナ前のインバウンドブームの頃は、

随分と外国人には役に立ったことだろう。

よく見ると中国語はこの標識ではほとんど日本語と一緒だ。

たまたま偶然スミダマンが宿泊したホテル

「三井ガーデンホテル京都新町別邸」(後日詳細アップします)の目の前に

TVで何回も紹介され有名な名割烹「浜作」があった。

これにはビックリ!

「浜作」は日本最初の板前割烹で現在の主人で三代目。

最も京都らしい雰囲気が残る、ぎをん八坂神社の鳥居のすぐ近くに

90年に亘って本店を構えていましたが、つい最近こちらに移転してきた。

2枚目の写真は宿泊した部屋から撮ったもの。

早朝の新町通り。

平安時代から京都の中心街路として栄え、祇園祭の山鉾町でもある。

前祭・後祭合わせて7つの山鉾が建ち並び往時の繁栄ぶりがうかがえるエリアである。

なお、前祭で山鉾巡行が最後にこの狭い通りを巡行することは当地に来るまで知らなかった。

電柱に黄色い保護カバーがされているのは巡行で電線を守るためである。

古い歴史がある新町通りには数多くの旧跡が残されている。

ここは三井両替店旧址(新町三井家邸跡)。

貞享3年(1686年)三井高利越後屋呉服店(のちの三越)の創業者(伊勢松坂出身)が、

この地に両替店を開いて江戸・大坂・京の三都にまたがる

両替事業の本部とすると共に自らの居宅もここに移して、

事業を統括しながら晩年を過ごしたところだ。

言わばこの地が三井財閥(三井グループ)の発祥の地だ。

京都市では京都の優れた景観を守り、育て、50年後、100年後の未来へと引き継いでいくため、

建築物の高さとデザイン、屋外広告物等を全市的に見直した「新景観政策」を平成19年9月に実施した。

令和3年4月には「新景観政策の更なる進化」の一環として、

高さ規制の特例許可の対象に「まちづくりに貢献する建築物」を追加した。

このような行政指導により最近建築された建物の意匠は瓦の乗った庇を付けるなど

和をイメージした建物が増えてきているような気がする。

また、京都の建物の特色の1つとして明治・大正時代に建てられた

歴史的近代建築の保存も積極的に行われている。

三条通りにも多くの歴史的建造物がある。

・文椿ビル(旧西村貿易)・中京郵便局(旧京都中央郵便局)

・京都文化博物館(旧日本銀行京都支店)・日本生命京都支店・SACRAビル(旧不動貯蓄銀行)

・家辺徳時計店・1928ビル(旧毎日新聞京都支店)

このレンガ造の近代建築は前述の中京郵便局で

明治35年(1902年)8月竣工したネオルネッサンス様式の旧庁舎。

また、京都には絶えず新しいものを受け入れる革新的な考え方があり、

建物にも個性的な建物を多く見かける。

このベランダに沢山の彫刻物が貼り付けられた建物は京都府左官技能専修学校で、

思わず車中からシャッターを押してしまうほどインパクトがあった。

このビルはまだ新しい建物(京染会館)だが壁にレンガタイルの大きなアールの曲線を

交互に並べた革新的な意匠で素晴らしい。

その分、いかにも施工屋泣かせの設計だ。

今回の旅ではあまり舞妓さん・芸妓さんの姿を見ることがなかったが、

たまたま撮ったスナップをアップしました。

着ている浴衣が夏バージョンでかわいらしい。

最後に有名な鴨川のカップルの等間隔の法則を目の当たりにした1枚を紹介して

「PART10」を終了いたします。

カップルたちは、その時の間隔を見計らって等間隔になるように座っていきます。  

間に他のカップルが座ると、両側のカップルは自分の左右が 

等しくなるようにじわじわと移動するとか。

 

 


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