仕事の関係で仙台へ日帰りで行って来ました。
それにしても大宮駅から仙台駅まで東北新幹線で1時間半で行ってしまう。
改めて近くなったナーと実感いたしました。
JR仙台駅の2階および3階のコンコース部分。
この新駅舎は昭和52年に竣工した。
東北新幹線が昭和57年に大宮駅と盛岡駅の間で暫定開通し、
この時に新駅舎は全面的に共用を開始した。
尚、新幹線ホームの発車メロディーは仙台フィルハーモニーによる青葉城恋唄が流れているそうだ。
コンコース内では1月12日~1月23日まで京都展が行われていた。
仙台で京都とは若干変な気もした。
牛たん、ずんだ、寿司など定番の宮城グルメをはじめ、白石温麺やはっとなど、
宮城ならではの郷土料理やご当地食材を精巧なミニチュアで再現。
山海の幸に恵まれた宮城ならではの食文化やお料理、食材…その数男と80個。
思わず手に取ってみたくなるミニチュアから、宮城の豊かな食文化を感じる。(ヨリ未知 SENDAI)
広い駅構内3階の一角に有名な「牛たん通り」と「すし通り」がある。
2003年7月に開業した。
牛たんは仙台が発祥の地で、この通りには6軒、すしは宮城の旬のもので寿司屋さんが4軒ある。
ストリート中程に「仙台の牛たん」について詳しく書かれたパネルがあった。
(1)仙台牛たんは何故ここまで有名になったのか。(仙台名物になるまでの道のり)
㋑発祥は戦後の混乱の時代の1948年(昭和23年)。
牛たんを日本人の好みに合うように調理法を考案し提供したのがはじまり。
高度成長時代サラリーマンたちの間で評判に。
単身赴任や転勤により、仙台にやってきたサラリーマンたちの心をつかむ。
㋺高たんぱく、低脂肪、低カロリー!
健康食品としてマスメディアで紹介「牛たん」が話題に。
因みにコレステロール0、良質たんぱく質はロースやカルビの約1.5倍、
脂肪分はロースやカルビの約3分の1、カロリーはロースやカルビの約2分の1。
㋩定番・牛たん定食は今も昔も変わらないスタイル。
牛たん焼き(南蛮味噌、浅漬け)テールスープ、とろろ、麦飯。
(2)牛たんとは「牛の舌」
一頭の牛から取れる量は約1.3kg~1.6kg。
うち牛たん焼きとして使うのが約800g、約7人前。
部位(たん先、たん中、たん元、さがり)によって食感や調理法が異なり、様々な料理を愉しむことができる。
(3)仙台牛たん、美味しさの3つのこだわり
㋑味がなじみやすく、食べやすいよう、一枚一枚に気配りの切り込みを入れる。
㋺熟練の職人による仕込とよばれる熟成作業がある。
㋩職人が本格炭火で心をこめて丁寧に焼き上げる。
「仙台に来たら食べていってけさいん。」
前述したとおり、牛たん通りには6軒入居している今回行った「善治郎」を含むと
行っていないのは「牛たん焼助」「伊勢屋」の2軒のみになった。
牛たん通り、すし通りのリニューアル工事が2020年6月26日に完成したのを記念して
伊達政宗の3代目の騎馬像が新たなシンボルとして造られた。
もつ一つのすし通りの「みやぎの寿司」の看板。
(1)みやぎのすしがおいしい3つの理由
㋑日本屈指の漁港と世界三大漁場と呼ばれる恵まれた漁場を持つ水産県。
㋺142の漁港と9か所の産地魚市場があり、新鮮なネタの仕入れが可能。
㋩米どころ宮城のお米で作るシャリと新鮮なネタが相性抜群。
(2)みやぎおすすめの海の幸
メバチマグロ、アカガイ、牡蠣、フカヒレ、ホヤ、鮃えんがわ、金華さば
(3)おすし屋さんが使うすし用語、すしの数え方、
粋な数字の数え方(ピン、ののじ、げた、だり、めのじ、ろんじ、せいなん、ばんど、きわ、よろず)
(4)おすしを美味しく味わうための注文の順番
淡白な味から味の濃いものへ
①白身魚②光り物③赤身魚④サーモンなど⑤ウニ、イクラなど⑥大トロ⑦玉子焼き⑧巻物
又、牛たん通り、すし通りの壁ポイント・ポイントにご覧のような
仙台の工芸名産品のPRコーナーがあった。
全部でいくつ紹介されているのかわからないが目に入ったものをアップしてみました。
伊達政宗公が産業奨励の観点から、御所の筆師を京都から連れ帰り、
下級藩士に副業として習わせたことから始まった「仙台御筆」、
東北地方に古くから伝わる「伝統こけし」。
全部で11系統あり宮城県内には「鳴子系」「遠刈田系」「弥治郎系」「作並系」「肘折系」の5つがある。
伊達政宗公が鮎釣りに愛用したという「仙台釣竿」。
この釣竿は一本の竹のように平均して力がかかるように工夫され、
強さと美しさを兼ね備えた逸品です。
もう一つ目立ったのが仙台張子のだるまさん。
古くから仙台庶民の信仰の中に親しまれてきた仙台張子は天保年間(1830~1844年)ごろ、
仙台藩の藩士・松川豊之進によって創始され、
以降、仙台藩の下級武士の内職として盛んになったと伝えられている。
仙台張子の主流である「松川だるま」は、顔の周りが群青色で縁取られ、福の神や宝船といった
絢爛な飾り物を身にまとっており、仙台の縁起物として親しまれている。
そんな東北の工芸品を売っている店があった。
そんな中の一つに幸福を呼ぶ福の神「仙台四郎」は個性的なキャラクター人形として知られている。
又、通りの壁にはもう一つシリーズ物の写真が掲載されていた。
せんだい旅日和として世界的建築家・伊東豊雄氏の大表作「せんだいメディアパーク」。
変化に富んだ渓谷を紅葉が鮮やかに彩る「鳴子峡」。
そして日本三大御湯と称される「秋保温泉」などの仙台観光情報も並んでいた。