10月12日(土)に伊豆半島に上陸した台風19号
(アジア名:ハギビス…フィリピン命名)は
関東、甲信、東北地方などに記録的な大雨をもたらし、
甚大な被害をもたらした。
タイミングとしてはかなり遅れてブログアップとなりましたが、
その影響を受けた場所の状況を書いてみました。
台風19号が上陸した4日後に行った栃木県佐野市には
陸上自衛隊の救援の為の車輌、給水車などが駐車し、
多くの隊員が救援活動を行っていた。
これは佐野市内を流れる利根川水系の秋山川が氾濫した為である。
秋山川の近くにある関東三大師の佐野厄よけ大師にも
数名の陸上自衛隊員がお参りに来ていた。
身に着けているものをよく見ると中部方面警務隊と書かれてあり、
腕には警務MPの腕章が。
皆、表情は厳しく、災害援助活動の任務に集中しているのが伝わってくる。
そして手を合わせている姿がとても印象的で目に焼き付いた。
佐野の秋山川が流れ込む渡良瀬川(利根川水系)は
台風上陸4日後なので水は引いていましたが、
河川敷に茂っている木々を見ると泥がかぶっており、斜めになっていた。
台風直後は土手まで川が流れ、川幅は300m程になったそうだ。
バスから撮ったので正確な川の名前はわからないが
栃木市内を流れる巴波川ではないか?
ここはまだ増水している状態に見える。
普段はのどかな渡良瀬遊水地もまるで海のようになったらしい。
この時は史上最も多い水を貯留したとの事。
この台風では多くの川が決壊し大変な被害が出たが、
逆にその一歩手前で治水事業が功を奉したケースも多くある。
その1つが以前数回ブログでアップした八ッ場ダムもその例だ。
八ッ場ダムはたまたま10月1日に試験湛水が開始されたばかり。
国交省によれば最高数位に達するまで
3ヶ月から4ヶ月程度かかるとみられていたが、
この台風のほぼ2日で満水になったそうだ。
たまたま台風通過の翌日10月13日(日)に
浦和駅に行く用があって12:00頃撮った風景。
改札のあたりには多くの人が集まり、皆電光掲示を見ている。
京浜東北線、湘南新宿ラインは運休。
高崎線、宇都宮線も間引き運転と成っていた。
駅には産経新聞の記者が取材に来ていた。
そういえば、最近の気象庁の会見で使われる表現が
激しい言い方に変わってきたような気がする。
今回の台風情報でも「命にかかわる」とか
「息が苦しくなるような圧迫感…雨」とかだ。
この前の台風15号の時の
「夜には一気に世界が変わり、猛烈な風や雨になるおそれ」
との注意喚起が話題に成ったそうだ。
伊勢丹浦和店も13日(日)は午後2時開店予定との事。
こんなことは滅多にないことだ。
JR系列のアトレ浦和店も12日(土)は全館臨時休業。
13日(日)は午後2時開店予定の貼り紙が。
この日の駅周辺は日曜日というのに風景が全く変わってしまった。