スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和エリア旨い店シリーズ ~その514~

2020-12-16 06:37:13 | 食~その他

ことぶき

さいたま市南区太田窪5-4

TEL 048-887-1307

定休日 木曜日   駐車場 有

当店は浦和競馬場近く、馬場先通りに面してある。

こんな近くにこんな店があったことを最近知って早速行ってみた。

駐車場も店の隣りにたっぷり有り、とても行きやすい店だ。

外の看板には生そば・うどん・中華とあり自家製麺と書かれてあって期待してしまう。

店の雰囲気と違って玄関の所に小さく英語でどうぞ入って下さい的な文章が

書かれてあって意外な感じを持った。

玄関口に入ってビックリ、店内に入るとさらにビックリ。

店内はまるでレッズミュージアムのように浦和レッズ一色の店だ。

玄関の所にはガラスショーケースの中にレッズ選手のシューズがぎっしり。

しかもカラフルなカラーで皆サイン付きで圧倒される。

又、店の壁には「REDS GET AHEAD!」の大きなフラッグのまわりを

種々の集合写真がたくさん貼ってある。奥の小上がり席には壁全部に選手のサイン色紙と写真。

一番驚いたのは浄水器のまわりにもサインがびっしり書かれてあったことだ。

店内はカウンター席、テーブル席、小上がり席に分かれていて全26席。

男の人1人とおばさん2人でこの日は仕切っていた。

又、お客さんとの会話を聞いていると常連客の多いお店だ。

雰囲気から推察するに当然といえば当然か!

御覧のように当店のメニューは多彩。

そば系から中華系そして一品料理。

CPももりそば、かけそば570円、ラーメン620円、カレーライス770円、チャーハン770円など

リーズナブルで良心的価格設定。

又、ホワイトボードには6種類の定食メニューが書かれてあり

バリエーションを広げている。ここで気に成ったのは新勢ラーメン780円。

横に勢太郎のサインが。当店にはフリーアナウンサーの大野勢太郎もよく来るらしい。

その中で当店名物の中華盛り定食850円を注文。

ご覧のようにライス付きでボリュームたっぷり。

そこに豚肉とにんじんの天ぷらが付いている。

麺は好物の中華麺のもり。玉子はうずらの玉子付きになっている。

中華盛りはあっさり系の味が良く、懐かしさのある味だ。

豚肉の天ぷらも給食の時の味を思い出す。

 

そして最後の〆にそば湯ならぬ中華系そば湯で満足満足のランチタイムだった。


大野元裕 埼玉県知事

2020-12-15 06:25:08 | レポ

昨年8月26日に埼玉県知事選挙に勝利した大野元裕(もとひろ)知事の講演を聞いてきた。

知事は第61代目で昭和38年11月12日生、57歳。

出身地は川口市で祖父は元川口市長の大野元美氏。

主な経歴は外交官、中東調査会研究員、参議院議員、内閣府大臣政務官、防衛大臣政務官など。

座右の銘は「立国に公にあらず私なり」 福沢諭吉。

趣味は音楽、落語、漫才、映画鑑賞。

性格はフランクだが、堅物に見られがち。

学生時代(慶応大)に打ち込んだことはアメフト、水泳、柔道、音楽バンド。

尚、知事はライオンズクラブで史上最年少のガバナーを務めた。

知事に就任して怒涛の毎日、あっという間の一年間であったと言う。

CSF(豚熱 令和元年9月~)、令和元年東日本台風(令和元年10月)、

新型コロナウイルス感染症(令和2年1月~)の発生により、危機管理の対応を余儀なくされた。

知事曰く「やりたいことができず、やらなければならないことに追われた」と。

この間うれしかったことは昨年行われたラグビーワールドカップ2019埼玉・熊谷開催の成功だとか。

この講演会は内外情勢調査会埼玉県内4支部合同懇談会で令和2年10月30日(金)に行われた。

講演のタイトルは「未来に向けた埼玉県づくり ~コロナ禍のもとで~」。

新知事には今後もコロナ禍の難局を乗り切る手腕に期待がかかっている。

話のテーマは大きく2つ。

新型コロナウイルスとの闘いと日本一暮らしやすい埼玉県の実現へだ。

講演はパワーポイントで行われた。

前半の新型コロナウイルスとの闘い(10月30日時点迄)では東京都と埼玉県の陽性者の比較、

PCR検査等の現状、陽性率の推移、陽性者数と退院・療養終了者数の推移(日別・累計)、

新たな病床確保計画、病床使用率の推移、次のインフルエンザ流行期に備えた体制整備について、

インフルエンザワクチン接種補助事業の実施について、

感染リスクの高い集団でのPCR等の検査対象の拡大、「疑い患者」の円滑な救急搬送受け入れ態勢の構築、

コロナ対策チーム(CDVMAT)の概要、家庭・職場・学校などにおける感染予防対策の研修計画、

県と国、両方のアプリの活用、彩の国「新しい生活様式」安心宣言、

強い経済の構築に向けた埼玉県戦略会議、中小企業に対する資金繰り支援、

中小企業・個人事業主等への支援、GoToキャンペーンについて、

とくとく埼玉!観光応援キャンペーン、埼玉農産物エールキャンペーン等々詳しく話された。

話を聞いた印象はクリアーな説明で頭の回転が速い知事だということ。

講演は次のテーマ「日本一暮らしやすい埼玉の実現へ」行政のデジタル化と埼玉県DXに移った。

世界的な行政のデジタル化の動向、日本における行政のデジタル化の動向、

本県のデジタル化の推進デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、

本県のDX実現に向けた取り組みの方向性。

今回の講演で最も興味、関心のあるテーマ「埼玉版スーパー・シティプロジェクトの考え方」。

持続可能な都市構造への転換としてのコンパクトなまちづくり。

コンパクトシティとは生活サービス機能と居住を集約・誘導し、人口を集積して密度の経済を発揮する。

そこにまちづくりと連携した公共交通ネットワークの再構築を行うことによって

今後も都市を継続可能にしていく。

コンパクトシティ化による効果として

イ、生活利便性の維持向上等

ロ、地域経済の活性化

ハ、行政コストの削減

ニ、地球環境への負荷の軽減

などが挙げられる。

そしてコンパクトシティの3つの視点として

イ、コンパクト(コンパクトで暮らしやすいまち)

ロ、スマート(AI、IOJ、5Gを活用した利便性の高いまち)

ハ、レジリエント(災害に強くエネルギーが途絶えない安全・安心なまち)

2021年、埼玉県は誕生150周年を迎える。

その節目の年に埼玉に関わる全ての方とともに、埼玉県を知り、見つめ直し、

その魅力を県内外に伝え、そして未来へと繋いでいく。

「知る」・・・特設WEBサイトによる情報発信、公式SNSによる情報発信

「祝う」・・・ロゴ&キャッチコピーの決定、1年前イベントの開催

「伝える」・・・PR動画の製作、PRポスター&リーフレットの作成

これからも「県民本位、県民が主語の県政」を全力で推進していきます。

・県民目線で県民の声を実現する「現場主義」の徹底

・これまでの経験を生かした「経営感覚」に基づく施策の推進

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~その513~

2020-12-14 06:16:04 | 食~洋食

本格洋食レストラン 蔵KURA(くらくら)

さいたま市南区鹿手袋6-6-5

TEL 048-767-6313

定休日 月曜日 その他、月一回不定休

駐車場 有

3年前の2017年11月17日にオープンした蔵さんは

鹿手袋の静かな住宅街に佇んでいる隠れ家的な一軒家レストランだ。

正直あまり立地は良くないが、しかしここでしか無い空間を提供している知る人ぞ知る名物レストランだ。

外の庭には樹々の下でとても風情があるテラス席16席があるが寒い冬季は使用が不可になっている。

陽気の良い季節はさぞ素晴らしい雰囲気の中で食事を楽しむことができるのだろう。

どうやらこの設備を見ると夜はライトアップをして

建物と樹々が光で浮き出てロマンチックなお店に変貌しているのだろう。

ただ想像するのではなく是非一度そんな風景を見にまた来てみよう。

入口の所には種々な案内が掲示されている。

「テイクアウトのことでインスタグラムで最新情報が更新されている」とか、

本格洋食店蔵KURAのランチ案内とか、テラス席ではペットが可だとか。

その月、一ヶ月間の日程表だとか、よく見ればごく普通のインフォメーションだが、

庭の外棚のような入口の所に密集してある為この部分はえらく賑やかな感じがした。

外装の雰囲気も素敵だが、店内の造りはさらに素晴らしい。

約200年続く江戸蔵をリノベーションした非日常空間。

洗練された落ち着きのある雰囲気の中で天井も高いし、

とても気持ちの良い時間を過ごすことができるレストランだ。

まさに先人が残してくれた遺産を未来に繋いでいこうという考えは実に立派だ。

因みに店内はカウンター席が4席、白い応援席の椅子が高級感を得るテーブル席が20席、

前述のテラス席を加えると40席が用意されている。

店内はご覧のように荒木田の土壁がむき出しになっていて、

その壁の一ヶ所に竹で組まれた味のあるディスプレーが目に付いた。

柱や梁が補強されている中、縄でブレースにした一見すると耐震補強に見えるが、

実はこれも意匠デザインになっているのがおもしろい。

床の仕上げも土間という徹底ぶりがすごい。

「TODAY’S MENU」という看板を店員の方が持ってきたので思わずパチリ。

当店のランチセットはシェフの気まぐれ一品、

本日の鮮魚(豊洲市場からの仕入れ)、オムライス、ビーフカツレツ、ラムカレーライス、

ラムチョップハンバーグ、リブステーキの中から一品を選び、

それにスープorサラダ、ソフトドリンク1杯+300円で好きなデザートが付けられる。

当店のポリシーは「良いものをお安く」本格洋食をリーズナブルなCPで堪能できる。

粗挽き200gのハンバーグにオリジナルデミソース。

付け合わせにはきのことブロッコリーとポテトのピューレ。1,350円。

ハンバーグは本格的な手作り感が伝わってきてさすがという旨さが舌を満足させてくれた。

スープはミネストローネ、サラダはたぶん自家製のドレッシングをかけてそれぞれ逸品に仕上げている。

「蔵KURA」さんはまだ広くは知られていないが名店であることには間違いない。

 


唐沢ゴルフ倶楽部 三好コース

2020-12-12 06:35:28 | ゴルフコース

栃木県佐野市にある当コースは唐沢コースの姉妹コース。

唐沢コースは何度もプレーをしたが三好コースは初めて。

一度はやってみたいと思っていたコースの一つだ。

クラブハウスを外観から見ると一時代前の懐かしい建物だ。

クラブハウス前の立派なロータリーだが、なんとなく古めかしく感じてしまう。

当ゴルフ倶楽部の開場は1975年(昭和50年)4月と45年間の歴史を持つ老舗コースといっていいだろう。

クラブハウスもそれなりの時代を感じさせる風格がある。

2階のレストランとラウンジ。

全体的にゆったりとしたスペースを取っていて、明るく開放的な空間となっている。

クラブハウスを出た所の光景。

コースの周囲には結構山並が迫ってきている。

いくつかのホールにはその地形を反映したホールもあったことは事実だ。

最近はパッティンググリーンでパットの練習をする前に

この本日のグリーンコンディションが気になるようになった。

特にグリーンスピード10.0ftはちょっと速めのグリーンに仕上げてある。

比較的広めに取った余裕あるパッティンググリーン。

正面のクラブハウスは高台の所に建ち、この一枚で全貌がよくわかると思います。

バブル前のクラブハウスはどこもシンプルですっきりした意匠でゴテゴテしたハウスは少ない。

ここも悪く言えば個性に乏しいクラブハウスだ。

まさにインのNo10は山並の地形に影響を受けたホールだと思う。

写真ではわかりずらいが、かなりの昇りがグリーンまで続く厳しいホールだ。

No11のショートホール。

RG134YDS、WG157YDSと手頃な距離だ。

因みに当コースの設計者は和泉一介氏だ。

氏は巨匠・井上誠一氏の下でゴルフ場設計を学んだ弟子で、

鷹之台CC、飯能GC、袖ヶ浦CC袖ヶ浦コースは両氏の合作作品といってよい。

氏の設計としてはセブンハンドレットクラブ、杉の郷CC、常陽CC、越生GCなどがある。

No13のミドルホール。

コース内には樹齢数百年の杉、縦の巨木が点在し、桜、新緑、百日紅、紅葉などの

四季折々の自然を満喫しながらプレーを楽しむことができる。

三好コースは広大な用地と豊かな自然環境を贅沢に生かしたダイナミックなコースだ。

コース間にある売店も立派な建物だが、新型コロナ感染防止の為に閉鎖されていたのには驚いた。

そこまでするかという感もした。

これが主だったランチメニュー。

ハンバーグにハヤシライス、パスタにラーメンと、

それぞれのジャンルの代表的人気メニューでとてもバランス良いラインアップだ。

やわらかポークのハヤシライス(サラダ・スープ付)税込1,650円。

4時間煮込んだ大きな豚肉が自慢のハヤシライス。

大きさだけでなくそのやわらかさも楽しめる。

佐野らーめん(ご飯・揚げ餃子付)税込1,430円。

自家製ちぢれ麺を使用した佐野のご当地ソウルフード。

アウトNo1。

三好コースは158万㎡に18ホールがゆったりとレイアウトされている。

アウトNo2。

アウトコースは北の山側を巡るひな壇状に造成されており、

アップダウンは最小限だが、適度な傾斜があり変化に富んでいる。

アウトNo6。

RG180YDS、WG159YDSのショートホール。

当コースのグリーンはやや小さめのベント2グリーン。

このホールはそうでもないがやや砲台のグリーンが多く寄せが難しい。

朝の脱衣所と風呂場。

ゴルフ場のブログを本格的にスタートしてロッカーで着替えた後、

カメラを持って浴室へ向かうという変な習慣が付いてしまった。

 

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~その176-Ⅱ~

2020-12-11 06:25:19 | 食~うなぎ・寿司・天ぷら

うなぎ処 古賀

さいたま市浦和区常盤7-1-10 (小林ビル1F)

TEL 048-753-9986

定休日 水曜日

https://unagidokoro-koga.com/

浦和のうなぎ屋のなかでも比較的新しい古賀さんが

西浦和駅前からR17号線沿い(ロイヤルホストの隣)に移転してきて9月20日(日)にオープンした。

(旧店は2014年9月12日付ブログ参照)。

自分的評価では、うなぎの街・浦和の中でもベスト3に入る旨い店で

前のお店を知っているだけにどんなお店に変身したのか興味津々であった。

初訪問した印象は「やったナ!勝負したナ!」という感じを強く持った。

尚、新店は駐車場はなく目の前のコインパーキングの駐車券サービス(200円+100円)を行っていた。

当店の大将は東京・南千住の名店「尾花」で27年間修業した確かな腕の持ち主。

その味は前店で評判になり、お客が入れない程の名店に成長した為、店の広さも数倍大きくした。

前店は大将の鰻を焼く勇姿は見ることはできなかったが、

新店ではご覧のようにオープンな造りに変えて思う存分その技を堪能することができる。

もう1人焼き職人が居たのもすごいことだ。

店内に入ってまずその雰囲気にビックリ。

白を基調とした清潔感溢れるデザイン。

まるでフレンチレストランのような内装で今までの古典的鰻屋さんのイメージを一新して全く風情を変えた。

これは思い切った決断をご夫婦はしてコンセプトをはっきりさせ、

そのことで何か期待するものを表現したのだろう。

全席で35席、広々としたテーブル席は白いロールカーテンで仕切られ、最大10名まで利用できる個室も登場。

その上、大将の技を目の前で見ることができるカウンター席も5席用意された。

天井も鰻屋さんでは考えられないダクトがむき出しのスケルトンで、しかも白で統一。

新装となった古賀は味だけではなく、

それを包む店の雰囲気を楽しみに行く価値は充分ありますヨ、読者の皆さん!

当店のブランド鰻は高知県産の「森田さんの鰻」。

低温養殖で自然に近い環境で育った鰻だ。

鰻重は松(200g)5,500円、竹(160g)4,500円、梅(120g)3,500円、

それ以外に、もみじ(95g)2,700円、うな丼(65g)2,000円、ひつまぶし(120g)3,500円がある。

お吸物は+50円で肝吸いに変更可。

その他に肝焼き400円、うなぎレバー串400円、焼き鳥250円、しそ入りつくね200円、

一品料理として、う巻き1,700円、うざく1,500円、どじょう唐揚げ700円、厚焼き玉子600円。

鰻重の梅コースのビフォーアフター。

120gでも充分の大きさがある。

毎日産地から仕入れた厳選した鰻を和蒸篭でじっくり蒸しあげ、

備長炭で丁寧に焼き上げたふわふわな鰻だ。

鰻の蒲焼はアップでも艶やかな照りが美しい姿を見せる。

前の店で大将に聞いたのは5P(1kg5匹の太さの鰻)を使っていると言っていた。

これは普通のお吸物。

この器はひょっとして新しくしたかも?

型がとても斬新な形だ。

お昼に半分接待ということで鰻重以外に、しそ入りつくね、肝焼き、う巻きを注文。

ノンアルコールビールで乾杯です。

それぞれのお皿が渋いですネー。

卓上の山椒と鰻の蒲焼の命「たれ」の器もいい味を出していますネ。

 

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編324~

2020-12-10 06:18:52 | 食~番外編(京都)

ザ・リビング パビリオン byアマン

京都市北区大北山鷲峰町1番

TEL 075-496-1333

アマン(京都)の中にあるザ・リビング パビリオン byアマン。

京都ならではの食材を使った料理、デザートを提供している。

ここでは朝食、ランチ、アフタヌーンティー、ディナーがあり、

宿泊者以外のお客も利用できるが、人気がある為なかなか予約が取りにくいらしい。

特にランチセットが人気があるとホテルの人は言っていた。

尚、当店のコンセプトは「Land to table」との事。

床から天井まで届くガラスの窓がテラスに面し、その向こうに美しい森の庭が広がる。

これがランチメニュー。

ここのシェフは海外の様々な国で16年経験を積んだ鳥居健太郎総料理長。

京都ならではの食材として大原山田農園の平飼い卵、コバタケファームの京都米、

創業文化2年(1805年)松野醤油の醤油や味噌などを使用しているとか。

お水はお酒の仕込水の「伏水」。

深さ約40mから汲み上げた京都伏見の名水でまろやかな天然水だ。

製造所はなんと昔カッパのコマーシャルで有名な日本酒メーカーの「黄桜(株)」。

京都はナチュラルミネラルウォーターがいたる所で湧いている街だ。

アミューズの帆立貝、春菊、堀川牛蒡。

堀川ごぼうは京野菜の1つで「京の伝統野菜」「ブランド京野菜」に指定されている。

聚楽ごぼうとも呼ばれている。

この料理は味もさることながら見て楽しめる美しい彩りだ。

このパン本当に美味しかったなー。

バターとなんと塩が。

パンに塩をつけて食べることはあまりないですよネ。

東京モッツアレラ、サンダニエーレ産生ハム、金時人参。

金時人参も京にんじんとも呼ばれブランド京野菜に指定されている。

赤ら顔の坂田金時が名称の由来となっている。

全粒粉のクレープ、京豚のコンフィ、キノコ、上賀茂バジル。

上賀茂の名からこれも京都産に間違いないが、このバジルはかなりアマン京都限定の野菜のようだ。

これはかなり斬新な料理だった。

尚、ここから2つのメニューのうち1つをセレクトできる。

もう1つはタリオリーニ、車海老、九条葱、カラスミ。

ここでも1つ京野菜の九条葱を使っている。

京野菜に関してかなりのこだわりのようだ。

アマン京都 フィッシュアンドチップス、蕪のピクルス。

これが今回の料理の中ではNo1だった。

とにかくお洒落~。

もう一方のセレクトメインメニュー。

黒毛和牛三角バラのグリル、花とハーブ、大根のピクルス。

アマン京都 モンブラン、丹波栗、山政小山園の抹茶、丹波の黒豆。

なんて美しいのでしょう。

その前に2種のデザートが出たが写真を撮るのを忘れる程、うっとりするデザートでした。

トリュフハンディング 2020秋 メープル、柿、キャラメル。

or

リンゴとさつま芋のミルフィユ、青リンゴのアイスクリーム。

 

 

 

 


アマン(AMAN)京都

2020-12-09 05:03:39 | ホテル・旅館

アマン京都は本阿弥光悦ゆかりの美術文化の地、北山鷲峰地区に2019年11月1日に

日本で3番目の施設としてグランドオープンした話題のラグジュアリーホテル&リゾートだ。

因みに日本初上陸は伊勢志摩リゾート「アマネム」次に都市型ホテルの「アマン東京」と続く。

かつてここは所有者が織物美術館を創ることを夢見て年月をかけて庭を

はぐくんできた密やかな安息の場所だ。

市の中心部の喧騒から離れた静寂の森(2万4000㎡の敷地)は別世界を創り出している。

そしてこの隣には東急ハーベスト京都鷲峰などがある「しょうざんリゾート京都」がある。

ご覧のように今回の京都の旅でここアマン京都の森の紅葉が一番素晴らしかった。

金閣寺も徒歩圏にある当地、鷲峰地区は無数の山紅葉が彩る閑静なエリアで

江戸初期の琳派の創始者本阿弥光悦が居を構え、芸術村として栄えたことでも知られている。

明日のアップ予定のランチをいただいたリビングパビリオンの前には

一段深く掘り下げたロマンティックなテラスがあり、このパラソルやテーブルで

室外での食事を楽しむことができる。

この空間は一幅の絵を見ているようでうっとりする光景だ。

アマン京都の設計デザインはケリーヒルアーキテクツで自然の庭の繊細な美しさを

損なわないように配慮したデザインに仕上げている。

広い敷地内にアライバル棟、リビング棟、レストラン棟、スパ棟

客室全24室がある4つの宿泊棟、2ベットルームを備えるヴィラ棟2棟が

点々と配置されている。まさにアマン京都は悠々とした自然あふれる森の庭、

京都のユネスコ世界遺産17か所に近接し、旅館にインスパイアされた

広々として光が降り注ぎ、露天と内湯の天然温泉に浸かり、地元産素材を

使った伝統的な京都のおばんざいやイノベーティブ料理を

味わうことができる夢のような地だ。

客室パビリオンはいずれも日本旅館に受け継がれた伝統を踏襲しながら

モダンに昇華させ、自然の景観を最大限に尊重している。

木のぬくもりを感じるミニマルなインテリアは自然光も溢れ、

静かで落ち着いた空間になっている。その中でも特に目に付いたのが

かなり大きめの檜のお風呂。間仕切りを開けると露天風呂風に

なるのもすごい。ここでは洛北の森の豊かな自然を思う存分楽しむことができる。

林や谷間が続く中を緩やかに迂曲する苔生した石畳、

その頂上に生茂る北山杉と山紅葉の木々のさざめき、山から湧き出る小川のせせらぎや

地蔵が静かに佇む小径。そして突如現れる高台へ誘う石段など

京都の効用、自然に浸るには理想的で最高のロケーションの場所だ。

山紅葉、北山杉などの圧倒的光景におのずと視線は天に向いていくが

足元に目を配れば青々とした苔、その上に奥ゆかしく散った紅葉したモミジの葉。

ここもポエムの場である。

こちらは紅葉した木々のさらに上にスクッと伸びた北山杉の並木道。

規則正しく並んでいる姿はとても凛々しい。

壮厳な石門の外側にある日本料理の「鷹庵」

2020年4月1日にグランドオープンしたばかりの懐石料理店で

日本文化の本質に触れていただく時間を提供している。

 

 

 

 

 


ホテル ザ ミツイ 京都

2020-12-08 06:30:09 | ホテル・旅館

https://www.hotelthemitsui.com/ja/kyoto/

二条城至近の地に250年以上にわたって存在した三井総領家ゆかりの地に2020年11月3日、

国内最高級のラグジュアリーホテルが誕生した。

ホテルの象徴でもあるエントランスには300年を超える歴史を持ち、

三井家も所有した梶井宮門を修復し当時の姿を再現している。

当時から受け継がれてきた門や灯籠など多くの遺構とともにこの地に脈々と刻まれた

「時の記憶」を踏襲しながら新たに現代に蘇らせること、

そして三井不動産グループの新たなフラッグシップホテルとしてグループの総力を結集して

日本最高峰のホテルブランドを目指すことだという。

HOTEL MITSUI KYOTOというホテルの名称にはそのような想いが込められている。

後ほどホテルの素晴らしい内部を紹介しますが、

何よりも素敵で感動したのがホテルの建物に優しく包まれたお庭と池の造りだ。

庭園の樹々はまだできたばかりで風格がでるには若干の時間を要するだろうが、

庭の中に造られた能舞台、そして一部の池が流れている幻想な風景。

しばらくじっと見ていても飽きず、うっとりと見とれてしまう程、魅惑的な池だ。

ホテルの方の話だと池の深さは赤ちゃんでも溺れない深さ3cmという気配りで造られたそうだ。

ここにはこの地が継承する気品、心地よいラグジュアリー、モダンな和の空間美で、

すべてのお客様にかけがえのない時間を提供している。

この不思議な造りの通路は、わざわざ香港のデザイナーに

伏見稲荷の鳥居をモチーフにクリエイトさせたデザインだそうだ。

この様な発想が素晴らしいと思う。

表の玄関に入ると目の前に広がる心地よい空間。

そして巨大なガラス面の先に広がる池の庭園風景。

当ホテルのグランドコンセプトは「日本の美しさとENBRACING JAPAN'S BEAUTY」。

このコンセプトのもと伝統文化や建築、工芸、食などに見られる

日本独自の美しさ、くつろぎが提供されている。

とてもシックで大人の雰囲気のラウンジの周辺にはいかのも京都らしいお茶のコーナー、

そしてちょっと押さえめで渋く落ち着いたチェックインカウンター。

たぶん国際観光都市であろう京都らしいコンシェルジュカウンターが3つもある。

そしてその真ん中には弁柄色のオブジェが。そして各テーブルの上には

丸い苔の器が。

最近ホテルで目に付いて気になるコーナーエリアがライブラリーだ。

このホテルのライブラリーは小ぶりなスペースだが、

とてもシックな造りで思わずゆったりと座りたくなってしまう。

ホテル客室エリアの廊下と粋な絨毯。

いかにも京都らしい枯れ山水の石庭風のデザイン。

最初に見たときは「なんじゃこの柄は?」と思う程、アピール度がある。

案外使い込んでいくと汚れが目立たない柄かもしれない。

ルームNoの表示デザインは意外と地味でシンプル。

フォーシーズンズ京都の方が考え抜いたデザインでアピール度が高かった。

こちらはスイートルームのリビングルーム。

HOTEL MITSUI KYOTOには邸宅にふさわしい悠然としたたたずまいがすべての客室に息づいている。

大切な人を招き、もてなす日本の茶室を現代的に解釈し、

選び抜かれた天然の素材と卓越した工芸技術で全161室の客室をつくりあげている。

こちらはベッドルーム。

あまりゴテゴテした飾り付けもなくスッキリした仕上げの作りになっている。

浴室には石造りのバスタブをしつらえ、足を伸ばしてゆっくりと寛げる。

ドレスルームコーナーもシンプルですっきりしていて好きなタイプの作りだ。

ミニバーコーナーには当ホテルのシンボルになっているのか、苔のディスプレー置物がある。

この苔のモチーフはいたる所で見かけた。

エレベーターの押しボタンが意表をついたデザインで思わすパチリ。

押しボタンと気付くまで若干の時間がかかった程だ。

消火器を隠す意匠もさりげなくスッキリ。

これを見て谷川温泉の仙寿庵を想い出した。

ホテル内をくまなく見学していくといたる所に目が留まるデザインの飾り物があった。

どれも共通しているのは重厚で落ち着いたシックなデザイン。

本当に素晴らしい。

光と陰を演出したもの、本物の素材でうったえてくるもの、

廊下の随所に掛けられたブルーの友禅風のタペストリーも品の良さが出ている優れものだ。

こちらは地下にある広さ101~111㎡もあるOnsenスイート。

この部屋は当ホテル指折りのラグジュアリーなスイートです。

室内は独立したリビングルームとベッドルームから成り、

インテリアの多くを桜の木でしつらえた和の美しさを感じる空間が広がっている。

敷地の地下深くから湧き上がる天然温泉の露天風呂をしつらえたOnsenスイート。

露天風呂からは植栽や灯籠をしつらえた庭が見ることができ、

坪庭を囲む二条城を意識したと思われる風格の石垣とともに贅沢な入浴を満喫することができる。

一般のホテルにあるのはボールペンとメモ用紙なのに、

当ホテルは京都らしく筆が用意されていたのには驚いた。

客室の窓からはちょっとわかりづらいが二条城がちらっと見える。

これで当ホテルとの距離、位置関係がわかると思います。

当ホテルのレストラン&バーは京都産をはじめ、

日本国内外の選りすぐりの食材と料理人の卓越した腕による最上の食のおもてなしがまっている。

ここイタリア料理の「FORNI」では薪窯で焼き上げるピッツァから本格的なグリル料理まで、

モダンに昇華した和の空間で、二十四節季の旬が味わえる一皿が届けられる。

ここにも苔のデスプレー置物が。京都は苔が良く似合う。

トイレの中もやや照明を落とした大人の雰囲気でお洒落。

入口の扉がとてもトイレの物とは思えないデザインで思わずトイレなのにシャッターを押してしまった。

レストランの入口の大きな窓に小皿でディスプレーされたオブジェ。

これだけは自分的にはNOという感じのものだ。

こちらは当ホテルの裏側の門。

ご覧のようにどこまでも続く日本瓦の塀。

裏といっても全く手は抜いておらず、逆に侘び寂び的な空気が流れ、

こちらも表門とちがった味のある空間になっていた。

この油小路二条下る西側(現HOTEL THE MITSUI KYOTO)の一帯は江戸時代後期、福井藩の藩邸があった。

藩邸は藩の京都連絡事務所で、留守居役が詰め、町人の御用掛を指定して各種の連絡事項に当たった所だ。

そもそも福井藩は慶長5年(1600年)徳川家康の次男・結城秀康が封ぜられたのに始まる親藩の雄藩で、

石高は最大68万石、江戸中期以降は32万石、幕末に松平慶永(よしなが)が藩主になってから

人材を登用して藩政を改革し、更に公武合体運動を進めて幕末政局に一方の旗頭となって活躍した。

この藩邸は幕末の福井藩の活躍に大きな役割を果たした。

 

 

 


京都 下鴨神社Ⅱ

2020-12-07 06:25:12 | 旅 ~京都

2年振りに訪ねた賀茂御祖神社(下鴨神社)。

急遽予定を変更して散策がてら当神社をお参りすることになった。

ブログ内容は前回(2018-11-27付)とほとんど同じだが、せっかく撮ってきたのでアップしました。

美しく紅葉した「糺(ただす)の森」。

この森は約12万4,000平方メートル(東京ドームの約3倍)に及ぶ。境内の自然林は「糺の森」と呼ばれ

市民に親しまれ平安京以前の原生林を残す貴重な森林として国の史跡に指定されている。

世界遺産・賀茂御祖神社、糺の森境内の全景図。

これもよく見るとライオンズクラブの寄贈したものだ。

賀茂御祖神社(下鴨神社)は平安時代以前から存在する京都で最も古い神社の一つで、

平成6年(1994年)に世界文化遺産に登録された。

旧社格は官幣大社、現在は神社本庁の別表神社になっている。

外国人親子が参拝に来ていた河合神社。

祭神は神武天皇の母、玉依媛命。

又、方丈記の鴨長明のゆかりの神社だ。

鴨長明はこの神社の祢宜(神職のこと)になれなかったとの説話がある。

御垣内に「方丈の庵」と鴨長明資料館を公開している。

河合神社は女性守護、日本第一美麗の神として知られている。

下鴨神社の鳥居と楼門。

下鴨神社は上賀茂神社の祭神である賀茂別雷人の母の玉依媛命と玉依媛命の父・賀茂建角身命を祀ることから

正しくは賀茂御祖神社といい、上賀茂神社とともに賀茂と称されている。

鳥居の左端には太い幹が折れた樹がある。これは2年前に来た台風20号の傷跡だ。

2本の木が途中から1本に繋がった「連理の榊」と呼ばれる神木がある。

縁結びの木として有名な「相生社」。

楼門をくぐると広い境内の中、左に舞殿、右に神服殿に出る。

その奥が社殿で東本殿、西本殿が国宝だ。

それ以外に31棟という多くが国の重要文化財となっている。

ここは宝の山の神社といってよい。

末社一言社は本殿前の7つの社の総称。

大国主命の7つの別名ごとの社で17世紀に造営。

十二支の守り神とされる。

又、今年の干支(子)の翌年(丑)を拝むとご利益が倍になるとガイドさんが言っていた。

ここ御手洗川は秡の神事が執り行われるところだ。

また常に水が流れていないが、土用が近づくとこんこんと湧き出るところから、

京の七不思議の1つとされ、その様をかたちどったといわれるみたらし団子の発祥地のところでもある。

又、尾形光琳(1658~1716)が、このあたりの輪橋を描いたのが「紅白梅図屏風(国宝)」である。

以来この梅を「光淋の梅」と呼ばれるようになった。


旧三井家下鴨別邸

2020-12-05 06:43:48 | 建物

https://ja.kyoto.travel

近代京都の名建築、豪商・旧三井家の下鴨別邸は下鴨神社の南に位置し、

三井家11家共有の別邸として三井北家(総領家)第10代の三井八郎右衛門高棟(たかみね)によって建築された。

この地には明治42年(1909年)に三井家の祖霊社である顕名霊社(あきなれいしゃ)が遷座され、

その参拝の際の休憩所とするため、大正14年(1925年)に建築されたのが現在の旧邸です。

別邸の塀の内側に立派なモミジの木が1本ちょうど紅葉の見頃を迎えていた。

風情があったなー。

建築に際しては明治13年(1880年)建築の木屋町三条上るにあった

三井家の木屋町別邸が主屋として移築された。

近代京都で初期に建設された主屋を中心として

大正期までに整えられた大規模別邸の屋敷構えが良好に保存されており、

高い歴史的価値を有していることから平成23年に重要文化財に指定された。

尚、主屋2階・3階望楼は通常非公開になっている。

本別邸は昭和24年(1949年)に国へ譲渡され、昭和26年(1951年)以降、

京都家庭裁判所の所長宿舎として平成19年まで使用されていた。

これは意外な隠れた事実でちょっとした驚きだ。

玄関棟に上がると当別邸の資料コーナーがあり、DVDでの解説も流されていた。

今や人が集まる所は椅子などしっかりソーシャルディスタンスを取っている。

三井家(のちの三井財閥)の基礎を築き、

三井中興の祖といわれた三井高利(元和8年-1622年~元禄7年-1694年)の肖像画の掛軸。

三井11家の基となった人物だ。

三井家の家紋「四つ目結」。

三井家は江戸時代の半ば以来、武家の名門・佐々木源氏の流れを称した。

この紋も佐々木氏のそれを踏まえている。

一方、三井のマークといえば「丸に井桁三」がよく知られている。

これはある晩、三井高利の夢枕に立った亡き母・殊法(祖父・高安とする史料もある)のお告げによるもので

「(江戸の)丸の内に三井」の意であると。

これは店のための紋章(店頭の暖簾に掲げたので暖簾印という)であった。

江戸時代の三井の事業は呉服業と金融業の2つで、

多くの店が三都といわれる京都・江戸・大阪と出身地の松坂に置かれていた。

呉服部門は「越後屋」の屋号と、巨大な店で有名で織物や衣類を主に店頭で販売した。

今のデパート「三越」の原点であります。

一方の金融部門は「三井両替店」といわれ、もっぱら大都市の商人たち相手の融資を行った。

幕府の公金を預かり、その担保として不動産も多数持っていた。

これがのちの三井銀行になった。

この写真は明治後期のもの。

中央上部には木屋町別邸の望楼が見える。

ここに映っている4人の和服の女性達はきちんとした髪を結って凛とした姿が素敵だ。

お伺いした日は丁度、和菓子展2020が行われていた。

本展示会はサンプルではなく生菓子を展示している。

今年のテーマは「禅 ZEN」だそうだ。

建物の前面には苔地の庭が広がり、その南に泉水から水を取り入れた滝流れを持つ、

ひょうたん型の池が作られている。