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4.虫明の迫門の曙の見るをりぞ 2015.02.19 「212」

2025-02-26 20:28:28 | 文学

  4.虫明の迫門(瀬戸)の曙の見るをりぞ 2015.02.19 

    平忠盛  永長元~仁平三(1096-1153)(平清盛の父)

 虫明の迫門の曙の見るをりぞ

        都のことも忘られにける(玉葉1217)

  【通釈】虫明の瀬戸の曙を見る時には、都が恋しいということも自然と忘れてしまうのだなあ。

 【語釈】◇むしあけ 虫明。備前国の歌枕。いまの岡山県邑久郡邑久町虫明。

むしあけの迫門(瀬戸)は、瀬戸内海を航行する船舶の停泊地であった。 

平 忠盛(たいら の ただもり)は、平安時代末期の武将。平清盛の父。烏帽子親は義兄の源義忠[1]。

大治2年(1127年)、従四位下に叙され、備前守となる。

伊勢平氏で初めて昇殿を許された。

北面武士・追討使として白河院政・鳥羽院政の武力的支柱の役割を果たすとともに、

諸国の受領を歴任し、日宋貿易にも従事して莫大な富を蓄えた。

その武力と財力は次代に引き継がれ、後の平氏政権の礎となった。

歌人としても知られ、家集『平忠盛集』がある。

虫明の迫門(瀬戸)の曙  

Playing love ("La leggenda del pianista sull'oceano") di Ennio Morricone

 

万葉の岬 2015.01.10 

 文学 索引 2

 

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