木炭作業は夏枯れ、ぼちぼち稲刈り繁忙期始、絶妙のタイミングに計画された『中
山間地域研究センター視察・研修』桑炭会メンバー15人に将来もこの問題に関わ
るかもしれない島根大学の学生さん3人の総勢18人の参加で行われた。8時半に
八雲町を出発し飯南町上来島にある島根県 中山間地域研究センターを目指し国
道54号線を走る。広島に向かう交通と言えば国道54号線が唯一の手段だった頃を
懐かしみながらバスに揺られ10時にセンターに到着。
当初は立派な施設に圧倒され行政の一人相撲ではなのかと懐疑的に感じていた
が施設の説明、取り組み内容などの説明を受ける度に中山間地を問題視し重要と
考えて、ここぞとばかりに力を入れているのだと思うようになった。確かにこの種の
研究は直接的な利益につながらないので民間は寄り付かない、多くの地域が抱え
る問題だからこそ一つでも多くの問題解消に繋がる手かがりでも導き出して頂きた
い。2時間弱の駆け足研修になったが熱心に対応頂いた研究員の方々に厚くお
礼申し上げます。
センターに隣接する薬膳レストランで昼食を頂き大しめなわ創作館に移動し出雲
大社に奉納した大しめ縄を中心にしたしめ縄制作過程、秘話などのレクチャーを
受ける。しめ縄のづくりの作業場を見学させてもらい、しめ縄用に栽培されたわら
を見て感心することしきり。
日本人はしめ縄の存在すら忘れつつあり、外国人はしめ縄を神聖と感じるように
なる・・・・・
これもまた中山間地域が寂れゆく問題の根っ子の部分に通じているのだろうか。
島根県 中山間地域研究センター http://www.pref.shimane.lg.jp/chusankan/
大しめなわ創作館 http://ohshimenawa.com
島根県 中山間地域研究センター本館
神妙な顔をして研修中
玄関ホールで記念撮影、センターのHPにも載せられる予定
アーティスティックな薬膳レストラン、ミセス・ロビンフッド
重さ約2㌧のしめ縄が迎える
しめ縄づくりの頭から説明を受ける
インテリアの一部として創作されたもの