朝5時30分、275に上り順調々と繰り返したくなる。8時30分に294℃の時点で
木酢液の採取を止め、9時に精錬作業を徐々に始めていく。煙突の枝を除去
して10%閉くらい、10時、通風孔は両側の口を開け全開にする。
以後の温度変化も順調で12時に345℃、煙突内の色も若干白くなりかけてい
る。13時30分、360℃で煙突内が白くなったのを確認してガス抜きのため通風
孔を閉鎖し目塗の灰土づくりをする。
この時、外部の煙突を見ていると中から出てるガスが冷やされてできる水蒸気
とも煙とも判別できないものが出てくる。その後、煙突を倒し閉鎖、焚口の目塗
りをして消火作業を終える。
今回の窯の特徴は窯の温め(材料の乾燥)を従来より1日長く行ったことで炭焼
きに要した時間は118時間と今季の最長を記録。
因果関係は不明だが精錬作業までの煙突調節は僅か3回、通風孔も大半の期
間で1/4開の状態を保持した。つまり、窯の言うがままの炭焼きをしたことになる。
泰然自若とした炭焼きだから殆ど動く必要がなかった。最初に私たちが仕掛け
て窯がそうなったのなら実に喜ばしいことだが、窯が私たちにそうさせたのが事
実だろう。炭焼きの過程は非常にいい姿だったが最低でも質の低下が無いこ
と、できれば前よりもいい炭であってほしい。あり得ないことだが見ただけで
『素晴らしい』と思える結果があれば窯様に
『恐悦至極に存じます』とお礼を言わねばなるまい。
9時頃
11時頃、後方の煙は枝の焼却
消火作業にかかる
通風孔を閉鎖後、時折でるガスの燃えカス?
煙突も閉鎖して、ご苦労様
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