心臓病を患い、移植手術を受けなければ助かる見込みのない元ダンサーのピエール。彼は残された日々を静かに生きることにする。
弟を案じて、同居を始める姉のエリーズ。彼女は4人の子供のシングルマザーとしてせわしない日々を過ごす。
彼らの住むアパートの眼下にはパリの街並みが広がり、いつもと変わらない人々の日常が垣間見える。
向かいのアパートに住むソルボンヌの美人学生、その彼女に恋心を抱く大学教授、市場で働く人々、近所のパン屋の女主人・・・。
誰もが悩みや問題を抱え、不満だらけの世の中と感じている。
しかし、残された日々を過ごすピエールにとって、彼らの何気ない日々の営みは輝きを放ち、かけがえのないものに映り始める・・・。
気取らないありのままのパリ。今を大切にすることを教えてくれる映画。
渋谷Bunkamura ル・シネマにて上映中。
毎週火曜日がサービスデーで、千円で観られますよ。
23歳の頃(はるか昔!)、パリに1年間程いたことがあります。
その頃からモンパルナスには大きなビルが建っていましたが、他の街並みは歴史を感じさせるものばかりでした。
8年後に旅行で再訪しましたが、パリの街周辺に近代的なマンションなどが多く建てられていて、変貌に驚きました。
パリの語学学校で友達になったイラン人の女の子に、「赤とんぼ」や「君が代」などを歌ってあげたら、日本の歌は美しいと言われた思い出がありますが、彼女は今頃どうしていることでしょう・・・。
去年の11月から、JR渋谷駅と井の頭線改札を結ぶ「渋谷マークシティ」2階連絡通路で、岡本太郎が描いた巨大壁画「明日の神話」が一般公開されるようになりましたので、見てきました・・・