今年の投稿は、今日で最後にいたします。
リアクションやコメントをしてくださった皆さま、ありがとうございます_(._.)_
どうぞ良いお年をお迎えくださいますように。
いつも お世話になっている お不動様に今年最後のお参りをして、
元旦護摩焚きの予約をしてきました。
富士山🗻の今年の見納めも……
今年の投稿は、今日で最後にいたします。
リアクションやコメントをしてくださった皆さま、ありがとうございます_(._.)_
どうぞ良いお年をお迎えくださいますように。
いつも お世話になっている お不動様に今年最後のお参りをして、
元旦護摩焚きの予約をしてきました。
富士山🗻の今年の見納めも……
会場 明海大学(千葉県新浦安……隣りは舞浜・ディズニーランド最寄り駅)
準決勝の後、作家の浅田次郎さんと今村翔吾さんのトークセッション
そして5名による決勝(休憩はありましたが、終了まで5時間は長かった~)
グランドチャンプ本:米澤穂信著『ボトルネック』
準グランドチャンプ本:マイケル・ルイス著『マネー・ボール』
帰路、三日月と夕焼けが綺麗でした……
著者 青山 美智子
長年勤めた病院を辞めた元看護師、
売れないながらも夢を諦めきれない芸人、
娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、
親から離れて早く自立したいと願う女子高生、
仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家……
つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのは
タケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』でした。
月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの想いも満ち欠けを繰り返し、
新しくて かけがえのない毎日を紡いでいきます。
>月って、願いよりも祈りが ふさわしいと思うんです。
願いは自分で なんとかしようって強く思って行動できるようなことで、
だけど祈りは、なすすべのないことに ただ静かに想いを込めることなんじゃないかな。
>月から見える地球は、さぞかし美しいだろう。
タケトリ・オキナの言うように、月に生物がいたら、
あの青い星は どんなに素晴らしい世界なんだろうと憧れるに違いない。
でも実際には、この地球は どこもかしこも汚れて破壊されている。
意味のない戦いは止まず、わけのわからない病が はびこって、
いつも誰かが傷ついて泣いている。
遠いから、知らないから、きれいなことしか想像しないですむのだ。
>あたりまえのように与えられ続けている優しさや愛情は、
よっぽど気をつけていないと無味無臭だと思うようになってしまうものなのよ。
透明になってしまうものなのよ。それは本当の孤独よりも ずっと寂しいことかもしれない。
タケトリ・オキナは どんな人⁇
「竹林から お送りしております、タケトリ・オキナです。かぐや姫は元気かな」
最後の章で意外な人物だったと分かります……
元気かな、と尋ねている「かぐや姫」が誰かも。
主演 三浦 透子(『ドライブ・マイ・カー』での三浦さんも良かった~)
30歳の蘇畑佳純は物心ついた頃から恋愛がよくわからず、
いつまで経っても恋愛感情が湧かない自分に不安を覚えながらも
マイペースに生きてきた。 大学では音楽(チェロ)を志すも挫折し、
現在は地元のコールセンターで苦情対応に追われる日々を送っている。
妹が結婚・妊娠したこともあって母からは頻繁にプレッシャーをかけられており、
ついには無断でお見合いまでセッティングされてしまう。
そこで彼女が出会ったのは、結婚よりも友だち付き合いを望む男性だった。
他人に恋愛感情を抱かない女性が周囲と向き合いながら
自分自身を見つめる姿を描いた映画です。
コールセンターから保育園に転職して、そこでデジタル紙芝居を作ることに ……
王子様と結婚できても幸せとは限らないという「シンデレラ」の紙芝居を作り、
観ていた来賓に謝罪したりします。
主人公の名前は「そばた かすみ」……
それで映画のタイトルが「そば かす」なのね
とても良い映画でした
久しぶりに新宿駅東口へ ……
著者 彩瀬 まる
産まれて間もない子供を亡くしてしまい、
自分の感覚がまるで今までとは違う星に
来てしまったように感じる青子(表題作『新しい星』)
各々が深刻な事情を抱えている、大学の合気道部の仲間
(男女4人)が久々に再会。
引きこもりという自分の現状を知られたくない玄也は
仲間との再会の一歩が社会復帰のきっかけとなります。
家族には見せられない弱い部分を見せられる友人関係。
8話の短編集。
>視野が狭くなっていたなと思う。余命は誰にもわからない。
目の前を通り過ぎた見知らぬ人々が どんな人生を
抱えているかなんて知らない……
どんな命も、先はわからないということだけが平等だ。
(乳がんになった茅乃の心の言葉)
著者 シヴォーン・ダウド
訳者 越前 敏弥
12歳のテッドは、いとこのサリムの希望で、巨大な観覧車ロンドン・アイに乗りにでかけた。
テッドと姉のカット、サリムの三人でチケット売り場の長い行列に並んでいたところ、
見知らぬ男が話しかけてきて、自分のチケットを一枚ゆずってくれると言う。
テッドとカットは下で待っていることにして、サリムだけが、
たくさんの乗客といっしょに大きな観覧車のカプセルに乗りこんでいった。
だが、一周しておりてきたカプセルに、サリムの姿はなかった。
サリムは、閉ざされた場所からどうやって、なぜ消えてしまったのか?
人の気持ちを理解するのは苦手だが、事実や物事の仕組みについて考えるのは得意で、
気象学の知識は専門家並み、「ほかの人とはちがう」優秀な頭脳を持つ少年テッドが謎に挑みます。
「ロンドン・アイ」はイギリスのロンドン、テムズ川沿いにあるヨーロッパ最大の巨大観覧車です。
>“どう見るかによって ちがう”
ひとつのことが、同時に正反対のことにもなる。
上下さかさまに、または反対の向きから物事を見ているのかもしれない。
観覧車は、自分がいる所から見ると、時計の反対回りに動いているが、
テムズ川の方から見れば、時計回りに動いている。
テッドは、多方面から推理して、見事 解決します ‼
とっても面白かったですよ ‼
ハナミズキの実
仕事も家庭も順風満帆だった小山内堅は、不慮の事故で妻の梢と娘の瑠璃を亡くしてしまう。
悲しみに暮れる小山内の元に、三角哲彦と名乗る男が訪ねてくる。
三角は面識がないはずの娘・瑠璃と、彼が過去に思いを寄せた同じ名前を持つ女性について語り始める。
不慮の事故で妻子を亡くした男性と、かつて とある女性に許されない恋をした男性が、
ひとりの女性の存在によって交錯していく、生まれ変わりをモチーフにした恋愛小説。
大泉洋さんが熱演してました。
原作の著者・佐藤正午さんは、この作品で直木賞を受賞しました。
私は、佐藤さんの小説では『身の上話』が一番 好きですよ。
著者 柚月 裕子
吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、
刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。
響子は十年前、我が子も含む女児二人を殺めたとされた。
香純は、響子の遺骨を三原家の墓におさめてもらうため、
菩提寺がある青森県相野町を単身訪れる。
香純は、響子が最期に遺した言葉「約束は守ったよ、褒めて」の真意を探るため、
事件を知る関係者と面会を重ねてゆく。
著者の言葉……
自分の作品のなかで、犯罪というものを一番掘り下げた作品です。
執筆中、辛くてなんども書けなくなりました。
こんなに苦しかった作品は はじめてです。
響子が交わした約束とはなんだったのか、香純と一緒に追いかけてください。
>なにが悪いわけでもないのに、うまくいかない人っているのよ。
真面目で、逃げるのが下手で、不器用。
もっと狡(ずる)く生きればいいのにって思うけど、それができないんだよね。
あたしは そんな人間、嫌いじゃないけど、見てて辛いよね。
(響子が働いていたスナックのママの言葉)
>お釈迦様は慈悲深く、罪を背負った者も見捨てはしない。
一番の罪は、自分が悪い行いをしていると思わないこと。
己を善人だと信じ切り罪悪を犯し続ける限り、魂の苦行は続く。
しかし、自分の罪を認め、ひたすら正しい道を求めれば、やがて魂は救われる。
(教誨師として響子と接していた ご住職の言葉)
酷似している事件が思い浮かびましたが、読んでいて辛い内容でした。
〜 生涯愛した妻とネコ 〜
猫をモチーフにしたイラストで人気を集めたイギリスの画家ルイス・ウェインの生涯を、
ベネディクト・カンバーバッチ主演で描いた伝記映画。
イギリスの上流階級に生まれたルイスは早くに父を亡くし、
一家を支えるためイラストレーターとして働くように。
やがて妹の家庭教師エミリーと恋に落ちた彼は、
周囲から身分違いと猛反対されながらも彼女と結婚。
しかしエミリーは、末期ガンを宣告されてしまう。
そんな中、ルイスは庭に迷い込んできた子猫にピーターと名づけ、
エミリーのために子猫の絵を描き始める。
時代の激変期だった20世紀初頭、彼のイラストは
イギリス社会に大きな猫ブームを巻き起こしました。
「つらいことばかりでも、世界は美しさで満ちている」という言葉が印象的でした。