休止のお知らせ

おかげさまで体調は良くなり、家庭内も平穏ですが、

思うところがあって、しばらくブログを休止させていただきます。

コメントをくださった皆様、有難うございました。

映画 『倫敦から来た男』

漆黒に沈む港に停泊する船と、その横に張りつくような鉄道の駅。
それらを見下ろすガラス張りの制御室で夜勤の鉄道員が独り働いてます。
その鉄道員は制御室で「ロンドンから来た男」が起こした殺人事件を偶然目撃し、大金が入ったカバンを拾ったことから運命の歯車が狂い始めます。
長回しを用いた独自のカメラワーク、陰影に富んだモノクロームの映像美が異彩を放つ映画です。
渋谷のシアター・イメージフォーラムにて上映中。

映画館への往復のとき、渋谷駅前で目にして？？　

ルパンが「近日中に盗み出す」と予告していたＪＲ渋谷駅前にあるモヤイ像が12月7日“消失”、 「モヤイは、いただいた。」と書かれた“犯行声明”が残されていました。　
ルパンに盗んでほしい物を募集したイベントとか。
モヤイ像を渋谷区に寄贈した新島観光協会などの協力で実現し、モヤイ像は無事どこかに保管されていて、また元の場所に戻るようですよ。

『くまちゃん』

著者　角田光代

同じ主題が繰り返され、物語の登場人物たちは、誰かを好きになっては順繰りにふられていく。
前の物語で勝者に見えた人物は、次には敗者になっている。
報われない恋愛の連鎖で成り立っている連作短篇集。

前の章で主人公が好きだった人は、次の章で主人公となり、詳しい心模様が見えてきて面白かったですよ。
角田さんは、ウマイですね。


『生きてみよ、ツマラナイと思うけど』



「ふたりの桂三木助」の娘として、姉として

著者　小林茂子

昭和の名落語家・三代目桂三木助の娘として、8年前に自死した四代目三木助の姉として・・・。
ふたりの三木助とともに歩んできた女性の自叙伝。
書名は、立川談志が著者に贈った言葉、前書きも立川談志が執筆。

第１章　鯔背な父が親バカに
第２章　銀行にやって来た小さんおじちゃん
第３章　女、３階から飛び降りる
第４章　姉も離婚、弟も離婚
第５章　迷宮入りした「光る物体事件」
第６章　災難は次から次へとやって来る
第７章　三木助の異変
第８章　告別
第９章　今度は息子が噺家に
最終章　桂三木男独演会

雑 感

昨日、夫がお休みでしたので、一緒に日帰り温泉に行きました。
私は入浴の前と後に血圧を測っておりますが、入浴後の方がいつも血圧が下がっております。
それでも最近の私の血圧はとても高いものでした。
本来、低血圧気味だったのに、具合を悪くして夜間救急外来に行ったときの血圧は187で、その前も170以上ありました。
そして、昨日は入浴前は143、入浴後はナント107・・・
本来の自分の血圧らしくなり、一ヶ月あまり続いていた体の不調も、随分良くなったように感じられます。
具合が悪くなる前から血圧が高かったのは、今回の予兆だったのではないか、と夫に言われました。

一ヶ月あまり、何を食べても美味しく感じられない日々でした。
まだあまり食欲がなく、体力をつけるために食べているような状態ですが、こういう経験をして思うことは、なんて私は普段、意識せずパクパク食べていたことか、ということです。
食べたい物をパクパク食べていた私・・・そんな過去の私に、驚きと感動！

各店舗前に飾られている幼稚園児の絵もクリスマス・・・

『氷 姫』

著者　カミラ・レックバリ　　　　訳　原 邦史朗　

海辺の古い邸で凍った美しい女性の全裸死体が見つかり、小さな町を震撼させた。
被害者が少女時代の親友でもあった作家エリカは、幼馴染の刑事パトリックと共に捜査に関わることに。
20年以上疎遠だった親友の半生を辿ると、恐るべき素顔が覗く。
画家、漁師、富豪・・・町の複雑な人間模様と風土に封印された衝撃の過去が次々明らかになってくる。

理想的な先進福祉社会のモデルとされるスウェーデンが舞台ですが、人口わずか一千人の海辺のリゾート地フィエルバッカの住民は、古くさい感情と近代的な生活の二つを持ち、世界の何処にでも見られる生き方をしています。
スウェーデンの人口は約九百万人と東京都よりもはるかに少ないですが、ヨーロッパでは五本の指に入るミステリ大国だそうです。
久しぶりに外国のミステリ、それもスウェーデン女性作家のミステリを読みましたが、面白かったですよ。
外国だって何処だって、人間の世界は何処も同じようなもの、ということを再認識。


今日は風もなく穏やかな日となり、富士山が見えました・・・


近くの神社の境内には、黄金のじゅうたんが・・・

雨の日

今日は雨が降っていて寒そうでしたので、
マフラー、手袋、帽子、マスクの重装備で
お使いに行って来ましたよ。
散歩を兼ねてチョット遠回りしてみましたが、
雨の中でも、鳥たちの元気なさえずりが聞こえてました・・・









我が家のドウダンツツジも真っ赤に・・・