『ゆれる』の西川美和監督が、笑福亭鶴瓶を主演に迎え、僻地医療を題材に描いたヒューマンドラマ。
都会の医大を出た若い研修医・相馬が赴任してきた山間の僻村には、中年医師の伊野がいるのみ。
高血圧、心臓蘇生、痴呆老人の話し相手まで一手に引きうける伊野は村人から大きな信頼を寄せられていたが、ある日、かづ子という独り暮らしの未亡人から頼まれた嘘を突き通すことにしたことから、伊野自身が抱えていたある秘密が明らかになっていく・・・。
『きのうの神さま』の中の『1983年のほたる』という短編は映画の内容と関係ないと思っていましたが、舞台や登場人物が映画と重なるものがありました。
余貴美子さん演じる子持ちの看護師さんは、離婚した夫が医師だったそうで、『きのうの神さま』に収録されていた『ノミの愛情』という短編の中の主婦を思い浮かべてました。
映画の中では、伊野と父親との関係がくわしくは描かれていませんが、本を読んでいなくても充分察することができるように描かれています。
『きのうの神さま』を読んでいなくても、読んでいても、どちらでもとても面白く観られる映画であると思いますよ。
笑福亭鶴瓶、瑛太、八千草薫、余貴美子など、皆さんそれぞれ、いい持ち味を出してました。
笑いをさそう最後の場面は、観客を暗い気持ちになることから救ってくれたのではないでしょうか・・・。
都会の医大を出た若い研修医・相馬が赴任してきた山間の僻村には、中年医師の伊野がいるのみ。
高血圧、心臓蘇生、痴呆老人の話し相手まで一手に引きうける伊野は村人から大きな信頼を寄せられていたが、ある日、かづ子という独り暮らしの未亡人から頼まれた嘘を突き通すことにしたことから、伊野自身が抱えていたある秘密が明らかになっていく・・・。
『きのうの神さま』の中の『1983年のほたる』という短編は映画の内容と関係ないと思っていましたが、舞台や登場人物が映画と重なるものがありました。
余貴美子さん演じる子持ちの看護師さんは、離婚した夫が医師だったそうで、『きのうの神さま』に収録されていた『ノミの愛情』という短編の中の主婦を思い浮かべてました。
映画の中では、伊野と父親との関係がくわしくは描かれていませんが、本を読んでいなくても充分察することができるように描かれています。
『きのうの神さま』を読んでいなくても、読んでいても、どちらでもとても面白く観られる映画であると思いますよ。
笑福亭鶴瓶、瑛太、八千草薫、余貴美子など、皆さんそれぞれ、いい持ち味を出してました。
笑いをさそう最後の場面は、観客を暗い気持ちになることから救ってくれたのではないでしょうか・・・。