図書館へ行こう!

 本は私の人生の友・・・

『二人の誘拐者』

2024年11月30日 | 

著者 翔田寛(しょうだ・かん)

 

静岡県北の廃村で、誘拐されたまま行方不明になっていた少女の白骨遺体が見つかった。

10年前、静岡県警は誘拐犯に身代金1千万円を奪われ、少女は戻らず、事件は迷宮入りとなっていた。

静岡県警静岡中央署の日下悟警部補が捜査に着手すると、当時は判明し得なかったいくつかの事実が明らかになる。

腎臓に持病を抱えていた被害者の事情、誘拐事件関係者のその後、遺体が見つかった廃村の「子供の泣き声がする」という噂話。

静岡県警は実直な捜査で核心に迫るが、新たな事件が起きて……。

 

読んでいて楽しい小説ではありませんでしたが、引き込まれるようにイッキ読みしました。

 


『こぼれ落ちる欠片(かけら)のために』

2024年11月28日 | 

著者 本多孝好

 

真実を見抜き、罪を償わせる。

たった、それだけ。それだけのことが、なぜこんなにも難しい……?

マンションの一室で発生したある殺人事件の現場に向かった、県警捜査一課の和泉。

そこで出会った女性警官・瀬良の第一印象は、簡単に言えば「最悪」だった。

しかし、上の命令で瀬良とタッグを組み殺人事件を捜査することになり、

和泉は彼女の類い稀な観察力を知ることになる。

二人の懸命な捜査により、事件のかたちは徐々に輪郭を現していくが、

待ち受けていたのは「正しい刑罰」の在り方を問う、予想外の真相だった……。

和泉と瀬良が立ち向かった最初の事件「イージー・ケース」ほか、

事件に関する証言を頑なに拒み続ける容疑者の謎を追う「ノー・リプライ」、

解決の糸口が見えない誘拐事件を描く書き下ろし中編「ホワイト・ポートレイト」を収録。

 

刑事らしくない主人公に好感が持てました。

 


『アングリースクワッド』

2024年11月26日 | 映画

「公務員と7人の詐欺師」

 

税務署に務める熊沢二郎は天才詐欺師・氷室マコトが企てた巧妙な詐欺に引っかかり、大金をだまし取られてしまう。

氷室を突きとめた熊沢だったが、観念した氷室から「おじさんが追ってる権力者を詐欺にかけ、脱税した10億円を徴収してあげる。だから見逃して」と持ちかけられる。

犯罪の片棒は担げないと葛藤するが、自らが抱える”ある復讐”のためにも氷室と手を組むことを決意。

タッグを組んだ2人はクセ者ぞろいのアウトロー達を集め、詐欺師集団《アングリースクワッド》を結成する。

 

上田慎一郎監督作品は、『カメラを止めるな!』が一番面白かったです。

 

すっかり冠雪した富士山🗻……


もみじ灯路

2024年11月24日 | Weblog

11月22日・23日、たかはた もみじ灯路が開催されました……

中学生の合唱も ありました……

夕食は「開運そば」で 鍋焼きうどんをいただき

高幡不動尊境内で お抹茶をいただきました😋


『ルート29』

2024年11月22日 | 映画

主演 綾瀬はるか

 

他者と必要以上に関りを持とうとしない孤独な女性のり子。

ひょんなことから彼女は、風変わりな女の子ハルを連れて

国道29号線を姫路から鳥取まで旅をしていきます。

 

ハルを演じた大沢一菜さんも良かったです。

 


『春、戻る』

2024年11月20日 | 

著者 瀬尾まいこ

 

結婚を控えたさくらの前に、兄を名乗る青年が突然現れた。

どう見ても一回りは年下の彼は、さくらのことをよく知っている。

どこか憎めない空気を持つその“おにいさん”は、結婚相手が実家で営む和菓子屋にも顔を出し、

知らず知らずのうち生活に溶け込んでいく。彼は何者で目的は何なのか。

何気ない日常の中からある記憶が呼び起こされて……。

 

優しさのある小説でした。

 

昨日の富士山🗻は雲が掛かってました……


『あんたを殺したかった』

2024年11月18日 | 

著者 ペトロニーユ・ロスタニャ

 

男を殺し、死体を焼いたと言って若い女が出頭してきた。

レイプされそうになり、反撃したという。

ヴェルサイユ警察のドゥギール警視は“被疑者”ローラの自白に従い

捜査を開始するが、死体はおろか犯罪の形跡すら見つからない。

正当防衛か、冷酷な計画殺人か?

手がかりは全て教えた……ローラはそう言って黙秘するが、

別の被害者を示唆する証拠が新たに発見され……。

 

パリが舞台で面白かったです。

 


『宮松と山下』

2024年11月16日 | 映画

主演 香川照之

 

エキストラ俳優の宮松は、時代劇で弓に射られたり、大勢のヤクザの1人として路上で撃たれたり、

ヒットマンの凶弾に倒れたりと、名もなき殺され役を演じてばかりいる。

慎ましく静かな日々を送る宮松だったが、実は彼は過去の記憶をすべて失っていた。

自分について何も思い出せないまま、毎日数ページだけ渡される「主人公ではない人生」を

演じ続ける彼のもとに、ある日男が訪ねてきて……。

Netflixで観ました。

 

姉の墨絵……


『ないしょ ないしょ』

2024年11月14日 | 

剣客商売 番外編

著者 池波正太郎

 

越後、新発田の剣客・神谷弥十郎の道場で下女として働いていたお福は、主人が暗殺されたため、下男の五平と一緒に江戸へ出る。

が、新しい主人の御家人・三浦平四郎も、そして五平も、神谷を殺した無頼浪人の凶刃に倒れる。

三浦に手裏剣の手ほどきを受けていたお福は、三浦の碁敵・秋山小兵衛の助太刀をえて、見事、仇を討ち果たす。

 

最近、時代小説も読んでいて、同じ著者の『辻斬り』(剣客商売ニ)も読みました。

 


『おとこ川をんな川』

2024年11月12日 | 

著者 唯川 恵

 

金沢の花街に生きる2人の芸妓。恋することすら許されぬ場所で、彼女たちが掴んだものは……。

 

夫と同じ金沢生まれの著者ですので、随所に出てくる金沢の方言は聞いたことがあり、

好きな作家さんでもあり面白く読みました。