図書館へ行こう!

 本は私の人生の友・・・

幇間・玉八師匠

2009年02月25日 | Weblog
神楽坂の「志満金」で鰻御膳の昼食の後、幇間の玉八師匠の芸を楽しむイベントに参加してきました。
幇間(ほうかん)は、落語の中で「たいこもち」と言われるようになったとか。
現在は日本に4人しかいないそうですよ。

幇間 悠玄亭玉八師匠 (俳優の村野武範に似てました)


ホントに引っ張られてるよう・・・








深川踊りなどの他、三味線で都々逸や小唄なども。
物真似もお上手で、天皇陛下が見事に似てました。

素人でも出来る簡単かくし芸をいくつか教えてもらいましたが、通称「スゴロク」を一番前で見ていた私が舞台ですることに・・・
恥ずかしがっていたらシラケルので、イキオイでしましたよ。
「雨がフリダシたわ」と傘をさすしぐさをして少し歩き、
傘を傾けて「雨がアガッタわ」と、それだけ。
「風と共に去りぬ」は、扇子でパタパタしながら、舞台袖に消えるだけ。

おもしろかったですよ~。
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お先に春?

2009年02月22日 | Weblog
河津桜が満開となってます。

夕刻、用事があって府中まで出かけましたが、信号待ちをしてるとき、目の前を競走馬運搬車が通り過ぎました。
近くにある東京競馬場へ向かっていたのかな?

明日は雨のようです・・・。
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映画 『 禅 ZEN 』

2009年02月19日 | 映画
鎌倉時代。仏道の正師を求め、24歳で宋へ渡った道元。
修行を積んで悟りを得た道元は、帰国して如浄禅師の教えを打ち立てることを決意する。
周囲には次第に道元の教えに賛同するものが増えてくるが、それを妬んだ比叡山の僧兵の圧迫により、道元たちは越前へ移る。
永平寺を建立して門徒たちの指導に励む道元のもとへ、ある日 六波羅探題の義重が訪れた。
時の執権・北条時頼を怨霊から救って欲しいというのだ。
道元は求めに応じて、鎌倉へと向かう。
              (goo映画より)

中村勘太郎が道元を見事に演じてました。
怨霊に苦しめられる北条時頼を演じた藤原竜也は、やっぱりウマイですね。

   春は花   夏ほととぎす   秋は月
   冬 雪さえて 涼しかりけり

ただ坐り、あるがままの真実の姿を見ることを悟りというそうです。
でも、悟ったと思ったら、それは悟ってないことに・・・。
禅は、奥深いものです。

ずうっと以前、下記の言葉に出合いました・・・

  苦しみとは 思うがままにならないことである。
  愛する者との別れも 思うがままにならないこと、
  うらみに思う人と出会うことも 思うがままにならないことである。
  では、苦しみから のがれるには どうしたらよいか。
  思うがままにならないことは、思うがままにしないことである。

祝婚歌

2009年02月17日 | Weblog
今日は寒いけれど、でも春はもうすぐですね。
先日、実家で母の誕生祝いの後、お茶を飲みながら見ていたNHKTVのトーク番組で、ゲストの久米明さんが詩の朗読をしてました。
久米さんが結婚式に招待されたとき、この詩を朗読しているそうです。
詩人の吉野弘作『祝婚歌』は、夫婦だけでなく、友人関係や生き方などにも通じるものを感じました・・・


二人が睦まじくいるためには 愚かでいるほうがいい 立派過ぎないほうがいい

立派過ぎることは 長持ちしないことだと 気づいているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい 完璧なんて不自然なことだと うそぶいているほうがいい

二人のうち どちらか ふざけているほうがいい ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても 非難できる資格が自分にあったかどうか あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと 気づいているほうがいい

立派でありたいとか 正しくありたいとかいう 無理な緊張には色目を使わず

ゆったり ゆたかに 光を浴びているほうがいい

健康で風に吹かれながら 生きていることのなつかしさに ふと胸が熱くなる そんな日があってもいい

そして なぜ胸が熱くなるのか 黙っていてもふたりには わかるのであってほしい
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『 Box!(ボックス!)』

2009年02月15日 | 
著者 百田尚樹

大阪の下町の高校ボクシング部を舞台に、天才的ボクシングセンスの鏑矢、進学コースの秀才・木樽という2人の少年を軸に交錯する友情、闘い、挫折、そして栄光を描いてます。

やっと手元にきて、読めました~。
ボクシングで両者が闘うとき、「ファイト!」ではなく、「ボックス!」とレフェリーが言うんですね。
ボクシングのことがよくわからなくても、試合場面などハラハラドキドキしながら面白く読めました。
女性マネージャーの丸野さんが亡くなる前に、死んだらカブちゃん(鏑矢)の守護天使になると言っていたというところで、思わず涙が・・・。


昨日は、季節はずれの暖かさとなりましたねぇ。
2月の観測史上最高気温を更新したとか。
近くの用水路にシラサギがいましたよ。

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メジロと河津桜

2009年02月13日 | Weblog
今日も曇り空でしたが、お使いに行く途中、静かに河津桜の木に近付いて、メジロを撮ることができました・・・



昨日は、母の93歳(!)の誕生日。
お祝いに行って来ましたが、帰りに近くに住む姉の家へ。
お花が咲いていて、春の気配がいっぱいでした・・・

クリスマスローズ


アネモネ


福寿草


姉の家の15歳のおばあさん犬 ムクちゃん
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河津桜

2009年02月09日 | Weblog
先日、散歩していて、鳥のさえずりに上を見ると、ナント桜の花!
メジロが花の蜜を吸いに来てました。
今日は曇り空で寒い日となりましたが、写真を撮りに・・・
ちょうど庭にいらしたご夫婦に了解を得て、シャッターを。
今年はいつもより10日ほど早く咲いたとか。
「河津桜」と名前を教えてくださいました・・・



枝垂れ梅も


紅梅、白梅も咲き誇ってました




小さな公園には、まんさく(満作)の花


小鳥が畑の作物をついばんでましたよ
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講演会

2009年02月05日 | 講演会
テーマ 「エンターテインメント小説の水平線」

講 師  海堂尊(作家・医師)  ゲスト:筒井康隆(作家・俳優)

会 場  全電通ホール

人気作家さんだけあって会場は満員でした。
先日、講演会に行ったばかりなので、今回はパスしようかと・・・
でも、先日はヤン・イーさんを囲んでのコーナーには参加せず、夫より早く帰宅して夕食も作ったので、今回は夕刻からでしたが、夕食にカレーを作っておいて出かけることにしました。
行って、よかった~。

結論は、「水平線はない」とのこと。
海堂さんは3年前突然小説を書き始めたそうですが、書くことが楽しく、多くの人に読んでもらえるので、楽しんでもらえるものを書きたいし、純粋に書けてるそうです。
本は生きていくことを豊かにしてくれるので、ジャンルを問わず色々な本を沢山読んでほしい。
先日、実家に置いてある筒井さんの文庫本を積み上げてみたら、自分の肩までの高さになったが、それ位ファンなので、自分が楽しむために筒井さんをゲストに招いたようなものとか。
筒井さんから文体の影響を受け、雰囲気は庄司薫だと思っている。
ランキングをあてにしない読書がいい。

海堂さんが20分ほどお話になった後、対談となり、後半はお二人の推薦本の紹介となりました・・・

海堂さん推薦・・・
◎新装版 三国志(全5巻) 吉川英治 (小6で読んだ)
◎麻雀放浪記(全4巻) 阿佐田哲也 (大学時代に読んで麻雀にはまり 1年留年)
◎プリズンホテル(2)秋 浅田次郎
◎ダンシング・ヴァニティ 筒井康隆
◎ジョーカー・ゲーム 柳広司 (筒井さんは、1、2話はバツグンにおもしろかったが、3~5話はテンションが下がりつまらなかったので、2話を最後にした方がよかったと思われたそう。
角川書店、宝島社、東京創元社が協賛の講演会でしたが、筒井さんは販売本に押す落款を角川書店の社員に押させていたと海堂さんが暴露し、そういうことをしてもらっていて角川書店の本を批判していいんですかぁ、などと言われてました。
でも、筒井さん、紳士的な常識人でした)

筒井さん推薦・・・
◎モンテ・クリスト伯(全7巻) アレクサンドル・デュマ (小5、6年で読んだ。児童用に簡略されたものを読まなくてよかった。まさに「神は細部に宿る」を実感)
◎東京島 桐野夏生 (井上ひさしは反対したが、自分が谷崎賞に強力に推した)
◎金魚生活 楊 逸 (1作目は日本語の言い回しが問題とかで芥川賞を受賞できなかったが、3作ともどこも変わらない。中国の言い回しやことわざが出てきたからではないか。これ以上日本語がうまくならないでほしい。
海堂さんは、読みづらかったし、文学に対する考えが違うと思い、個人的に合わなかったとか)
◎チーム・バチスタの栄光 海堂尊 (医学以外も書けると思った。強烈なキャラクターを真ん中に持ってきたのが良かった。これから沢山書いても、これだけは残ると思う)
◎テンペスト(上・下) 池上永一 (一人二役の主人公が魅力的。長いので読むのに数日かかったが、いつの間にか主人公と一緒に自分が歩いていた。
海堂さんは、長さを減量してほしかったそうですが、それでもワクワク感、ビックリ感があったとか)

本日もダラダラ書きまして、失礼しました~。   
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『森に眠る魚』

2009年02月04日 | 
著者 角田光代

(下記の文章は新聞記事からの引用です)

「誰にも起こる特殊な物語」  評・井上荒野

それぞれの子供を介して、5人の女が知り合う。
友情を育み、出会えた幸運を喜び合うが、小学校の「お受験」をきっかけにして、その関係に亀裂が入っていく。

こう書くと、数年前に世間を騒がせた事件を思い出す人もいるだろうし、「ああ、よくある話ね」と思う人もいるだろう。
しかし、本書がまず私たちに告げるのは、「よくある話」などこの世界にひとつもない、という真実である。

この著者の特質でもある活き活きとした筆によって、5人の日常とその心の中が詳細に微細に語られる。
ひとりの人間というものは、なんて様々なものからできあがっているのだろうと、途方もないような気持ちになる。
ローンで買ったマンション、ブランドものの子供服、フィットネスクラブ、パート、ボランティア活動、愛人、文通相手、友人たち。
両親、義父母、自分の子供や他人の子供。
そして過去や現在や記憶や希望や現実や妄想や嘘や真実。

彼女たちを構成するそれらの要素は、その上、つねに一定ではない。
外界との関係性において、またはそれぞれの要素が影響し合って、化学変化のように変容する。
誰かの変容とべつの誰かの変容がパズルのピースのようにカチリと合わさったとき、二人は愛し合うようになり、あるいは憎み合うようになるのかもしれない。
だからこそどんな物語も特殊であり、特定の所有者がいるのだ。

5人の女は、深い森の中へさまよい込んでいく。
それまでいた場所の明るさがあって、森の暗さや不気味さがなお際だつ。
あんなに楽しかったのに、どうしてこうなったのか。
何がいけなかったんだろう。
彼女たち同様、私たちも考えずにはいられなくなる。
あの一言を口にしなければよかったのか。
では、あの言葉を彼女に言わせたものは何だったのか。
気がつくと私たちも森を歩いている。
特殊な物語は、誰の身の上にも起こりうることに気づかされている。
                             (引用終わりです)

さすが作家さんだけあって名文です。
なので、紹介させていただきました。

数年前、新堂冬樹の『砂漠の薔薇』を読んで、暗い気持ちになったことがあります。
音羽お受験殺人事件に酷似した内容でした。
この本もそれをモチーフにはしていますが、母親の心理が詳細に書かれています。
みんな幸せに生きたいと一生懸命なんですよね。
でも、それが空回りしてしまうことって、よくあることでしょう。
今現在は、それしか出来ない、そういう考え、そういう思いしか持てないのですから・・・。

「他人と比べることで人は不要な不幸を背負いこむ」

「しあわせな人は自分がしあわせだと、ことさらに言わないもの」

「世界が終わるようなショックを味わったとしても、世界は終わらないということだ。残酷なほど正確に日々はまわる」

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火山灰

2009年02月02日 | Weblog


スケールが小さくてスミマセン。
掃除嫌いな私が不精したわけではありませんよ。
浅間山の火山灰が、都下に住む我が家まで飛んできました。
群馬・長野県境にある浅間山は、子供の頃は私にとって富士山のようなものでした。
先日帰省した折も、白化粧した雄大な姿を見せてくれました。
こちらで、こんなに火山灰を目にしたのは初めてです。
今朝、ゴミを捨てようとポリバケツのふたを開けたら、灰が飛び散りました。
軒下の自転車のサドルにも・・・。

近所では蝋梅などが咲いてます・・・





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