呪怨

理解できないエネルギーと意思によって
それに抗う事が出来ない存在が歩む
悲惨な末路もあるだろう・・

真っ赤に燃える五重塔を包むように七条の夕焼けが塔を包み
年期の入った三輪の原付バイクが
虐げられた貧しい市場づとめのオッサンの人生を物語っている

俺が逃げられなかったようにお前は逃げられない

父が自衛隊時代に質屋から購入シタ
ヒグマの木彫りには以前の持ち主と作者の銘が彫られており

僕はトタン屋根の２階建ての家に住んでいた
或る日
幼児の僕はオカシナ夢をみる
その木彫りのヒグマから声がするのだ

ヒグマ「お前は自分の悲惨な運命から逃れられない
それは私の私が抗ったが叶わなかった人生と同期だお前には
これから沢山苦しんでもらう事になるだろう..」

私は幼すぎてヒグマの言葉をあまり理解できなかったが
自分を凄くうらんでいる事は理解できた

私はモウ18年以上たつのにイマダにその体験を憶えている

ファーファ「それでsoopはその記憶に恨みをもっているの？」
soop「うん自分が生まれる前の僕ノ一族に対する恨みを僕に果たそうというものだろ」
ファーファ「なぜそんな幻想にこだわるの・・」
soop「両親があまりに過去の事に触れるのを恐れるからだよ・・」
ファーファ「それで過去の真実を知りたいと思わないの？」
soop「僕は年をとり過ぎたし今からソレを取り戻す事は不可能だから」

懐メロ それをおもうなうら世界が一番不幸せな日

KUSU KUSU／世界が一番幸せな日

soop「ぼくの高校の文化祭で放送部がかけていましたｗ」
ファーファ「さぁーみんな！オレンジバナナだよー！」