@禁止暗示:有効なタイミングとは
普段自由になる行動や観念が自由にならなくなった時
人間はストレスを感じトランス状態に入ってしまいます
これは人間だけでなく動物でも同じです
背中を上にして生きている動物(鳩・鶏等)を
仰向けにしてしばらくそのままにしておくと
動かなくなります・・
催眠誘導の時もこの理論を利用して意図的に行為を禁止し、被暗示性を高めます
例えば催眠中に「顔についた手は絶対離れません!」と強く言うと手の筋肉が硬直して
離れなくなります このような硬直性のトランスを催眠では「カタレプシー」と呼びますが
禁止暗示はトランスを誘発させる場合もあればトランスを深める場合にも効果があります
実践
ここでは少し「禁止暗示」をかけるときのコツをお教えしましょう
手に禁止暗示をかけるときは「手が動く」という暗示の直後がもっとも成功率が高いときです
瞼に禁止暗示をかけるときは閉眼暗示(目が閉じる)暗示の直後が良いです
たとえば「瞼から力が抜けてだんだん下がってゆきます・・どんどん下がってくる・・
そして瞼は閉じてしまう瞼が閉じてしまったら開けることはできません
もう瞼は硬くくっついてしまいました。開けてみてください・・・絶対に開きません」という
具合です。
もちろん瞼が閉じた瞬間に他の部分たとえば「おしりが椅子にくっつきましたもう立てません」
でもよいのですが瞼に禁止暗示をかけるときは瞼を閉じた瞬間が一番成功率が高いのです
なぜなら今暗示にもっとも反応しているのが瞼だからです
総括
禁止暗示の与え方としては指示を暗示で挟むことです
たとえば「あなたは歩くことが出来ません」と暗示をかけたら
「歩いてみてください」と指示して被験者が歩こうとする瞬間に
「絶対に歩けません!」とまた強く言うと暗示が強化されます
普段自由になる行動や観念が自由にならなくなった時
人間はストレスを感じトランス状態に入ってしまいます
これは人間だけでなく動物でも同じです
背中を上にして生きている動物(鳩・鶏等)を
仰向けにしてしばらくそのままにしておくと
動かなくなります・・
催眠誘導の時もこの理論を利用して意図的に行為を禁止し、被暗示性を高めます
例えば催眠中に「顔についた手は絶対離れません!」と強く言うと手の筋肉が硬直して
離れなくなります このような硬直性のトランスを催眠では「カタレプシー」と呼びますが
禁止暗示はトランスを誘発させる場合もあればトランスを深める場合にも効果があります
実践
ここでは少し「禁止暗示」をかけるときのコツをお教えしましょう
手に禁止暗示をかけるときは「手が動く」という暗示の直後がもっとも成功率が高いときです
瞼に禁止暗示をかけるときは閉眼暗示(目が閉じる)暗示の直後が良いです
たとえば「瞼から力が抜けてだんだん下がってゆきます・・どんどん下がってくる・・
そして瞼は閉じてしまう瞼が閉じてしまったら開けることはできません
もう瞼は硬くくっついてしまいました。開けてみてください・・・絶対に開きません」という
具合です。
もちろん瞼が閉じた瞬間に他の部分たとえば「おしりが椅子にくっつきましたもう立てません」
でもよいのですが瞼に禁止暗示をかけるときは瞼を閉じた瞬間が一番成功率が高いのです
なぜなら今暗示にもっとも反応しているのが瞼だからです
総括
禁止暗示の与え方としては指示を暗示で挟むことです
たとえば「あなたは歩くことが出来ません」と暗示をかけたら
「歩いてみてください」と指示して被験者が歩こうとする瞬間に
「絶対に歩けません!」とまた強く言うと暗示が強化されます
@つなぎの言葉:暗示と暗示を繋げるトラジションの効果
誘導暗示の基本としてもう一つ大切なのが「つなぎの言葉」です
「・・・すると」「・・・したら」「・・・そして」というような
つなぎの言葉(暗示)が誘導をスムーズにします。
たとえば「貴方は白いソファーに座っています 呼吸がゆっくりになってゆきます」と
いうよりは「その白いソファーに座っていると 呼吸がゆっくりになってゆきます」と
いうようにほのめかしたほうが暗示的にも力があるし誘導もスムーズになります
白いソファーに座る事と呼吸がゆっくりになることには何の関係もありません
それが「・・・・していると」というようなつなぎの言葉を使うことによって
白いソファーに座っているのだから、
呼吸がゆっくりになるのが当たり前の様に聞こえるのです・・
例文
それでは参考に一点を見つめさせる「凝視法」を例に挙げて説明してみます
「私の目を見てください もう絶対目をそらさないで・・そのままみているとだんだん
瞼が重くなってゆきます どんどん重くなってくる・・そして瞼がだんだんと下がって
きますどんどん下がってくる・・そして瞼は閉じてしまう
瞼を閉じてしまったらもう開くことはできません瞼が開かなくなったら
今度は頭が前に落ちてゆきます
頭が前に倒れてゆくどんどん倒れてゆく・・・頭が前に倒れてしまうと
身体から力が抜けてゆきます力がどんどん抜けてゆく・・
体中の筋肉がどんどんほぐれてゆく
体中の力がどんどん抜けてゆく・・もう自分ではどうすることも出来ません」
誘導暗示の基本としてもう一つ大切なのが「つなぎの言葉」です
「・・・すると」「・・・したら」「・・・そして」というような
つなぎの言葉(暗示)が誘導をスムーズにします。
たとえば「貴方は白いソファーに座っています 呼吸がゆっくりになってゆきます」と
いうよりは「その白いソファーに座っていると 呼吸がゆっくりになってゆきます」と
いうようにほのめかしたほうが暗示的にも力があるし誘導もスムーズになります
白いソファーに座る事と呼吸がゆっくりになることには何の関係もありません
それが「・・・・していると」というようなつなぎの言葉を使うことによって
白いソファーに座っているのだから、
呼吸がゆっくりになるのが当たり前の様に聞こえるのです・・
例文
それでは参考に一点を見つめさせる「凝視法」を例に挙げて説明してみます
「私の目を見てください もう絶対目をそらさないで・・そのままみているとだんだん
瞼が重くなってゆきます どんどん重くなってくる・・そして瞼がだんだんと下がって
きますどんどん下がってくる・・そして瞼は閉じてしまう
瞼を閉じてしまったらもう開くことはできません瞼が開かなくなったら
今度は頭が前に落ちてゆきます
頭が前に倒れてゆくどんどん倒れてゆく・・・頭が前に倒れてしまうと
身体から力が抜けてゆきます力がどんどん抜けてゆく・・
体中の筋肉がどんどんほぐれてゆく
体中の力がどんどん抜けてゆく・・もう自分ではどうすることも出来ません」
ここで書こうとしているものは
僕自身が閲覧者に催眠をかける目的で
のせているのではありません
閲覧者自ら実践で
催眠術の理論・手法を学べればと書き留めるものであります
下記に林貞夫氏の前書きを載せておきます
催眠術を習得するということは車を運転することに似ています
そのために勉強と実践が必要なのです
この書物では、テレビなどではあまり放映ことのない
隠された部分・つまり催眠術のかけ方を具体的に解説し
読者に催眠術のかけ方をマスターしてもらうモノです
僕自身が閲覧者に催眠をかける目的で
のせているのではありません
閲覧者自ら実践で
催眠術の理論・手法を学べればと書き留めるものであります
下記に林貞夫氏の前書きを載せておきます
催眠術を習得するということは車を運転することに似ています
そのために勉強と実践が必要なのです
この書物では、テレビなどではあまり放映ことのない
隠された部分・つまり催眠術のかけ方を具体的に解説し
読者に催眠術のかけ方をマスターしてもらうモノです
前回 記事の内容の掲示を終えるように
伝えましたが
僕自体だけが本自体を読了するだけでは
もったいないので
林貞夫さんの本の解説を続けます・・・
**********************************************************************
@誘導暗示:予告し試みて追い打ちをかける技法
催眠誘導に慣れてくれば、暗示の与え方にも応用が利くようになりますが
まずは基本を守ってください
誘導催眠のもっとも基本的なモノに前暗示>>刺激>>追い込み暗示という
組み合わせがワンセットになったテクニックがあります
例えば直立で立っている被験者に対して「私がハイっと言ったらあなたの身体が
後ろに倒れてゆきます」と前暗示をかけ、「ハイっ!」といって刺激を与え
「すっーと倒れてゆく・・どんどん倒れてゆく・・」と追い込み暗示をかけるのが
誘導暗示の基本でもあり秘訣でもあるものです
解説
前暗示は文字どうり、これから起きることを予言するわけですが
重要なのは刺激を与えるタイミングです
催眠は間が命といわれるほどタイミングが重要視されています
なぜなら前暗示を与えた直後に刺激を与えるわけですが刺激のタイミングが
遅すぎると一度、被験者の脳に入った前暗示に対して「そんなはずはない!」と
いう批判が起こるのです
刺激は批判が入る前に起こさないといけない・・
しかしこのタイミングが早すぎると前暗示が被験者の脳に入りきる前に
刺激を与えてしまうことになるため暗示が不十分になってしまうのです
このタイミングに慣れてきたら相手のリズムに合わせて出来るようになってきます。
だいたい話すスピードが速い相手には少し早めのタイミングで刺激を与え
ゆっくり話す相手にはゆっくりと暗示を与え
刺激のタイミングでも少し間を開けるようにします。
そして次に重要なのが追い込み暗示です
人によって個人差があり、潜在意識が近くにある人は追い込み暗示がなくとも
反応してくれますが潜在意識が遠くにある人の場合
大きな声で暗示を与えても高い声で暗示を与えても無駄です
ですから、潜在意識が遠くにある人は同じ意味の暗示を何度も繰り返さないといけない
「2回・3回言っても反応しないからあきらめる」では
極めて成功率の低い催眠術師にしかなれません・・
まとめ
前暗示は、分かりやすくハッキリと
刺激はタイミングよく大きな声で
追い込み暗示は粘り強く繰り返す
これも誘導暗示の重要な基本なのです
伝えましたが
僕自体だけが本自体を読了するだけでは
もったいないので
林貞夫さんの本の解説を続けます・・・
**********************************************************************
@誘導暗示:予告し試みて追い打ちをかける技法
催眠誘導に慣れてくれば、暗示の与え方にも応用が利くようになりますが
まずは基本を守ってください
誘導催眠のもっとも基本的なモノに前暗示>>刺激>>追い込み暗示という
組み合わせがワンセットになったテクニックがあります
例えば直立で立っている被験者に対して「私がハイっと言ったらあなたの身体が
後ろに倒れてゆきます」と前暗示をかけ、「ハイっ!」といって刺激を与え
「すっーと倒れてゆく・・どんどん倒れてゆく・・」と追い込み暗示をかけるのが
誘導暗示の基本でもあり秘訣でもあるものです
解説
前暗示は文字どうり、これから起きることを予言するわけですが
重要なのは刺激を与えるタイミングです
催眠は間が命といわれるほどタイミングが重要視されています
なぜなら前暗示を与えた直後に刺激を与えるわけですが刺激のタイミングが
遅すぎると一度、被験者の脳に入った前暗示に対して「そんなはずはない!」と
いう批判が起こるのです
刺激は批判が入る前に起こさないといけない・・
しかしこのタイミングが早すぎると前暗示が被験者の脳に入りきる前に
刺激を与えてしまうことになるため暗示が不十分になってしまうのです
このタイミングに慣れてきたら相手のリズムに合わせて出来るようになってきます。
だいたい話すスピードが速い相手には少し早めのタイミングで刺激を与え
ゆっくり話す相手にはゆっくりと暗示を与え
刺激のタイミングでも少し間を開けるようにします。
そして次に重要なのが追い込み暗示です
人によって個人差があり、潜在意識が近くにある人は追い込み暗示がなくとも
反応してくれますが潜在意識が遠くにある人の場合
大きな声で暗示を与えても高い声で暗示を与えても無駄です
ですから、潜在意識が遠くにある人は同じ意味の暗示を何度も繰り返さないといけない
「2回・3回言っても反応しないからあきらめる」では
極めて成功率の低い催眠術師にしかなれません・・
まとめ
前暗示は、分かりやすくハッキリと
刺激はタイミングよく大きな声で
追い込み暗示は粘り強く繰り返す
これも誘導暗示の重要な基本なのです
@刺激の般化
先に述べた条件反射には"刺激の般化"という法則があります
例えば胸の前で合掌している被験者に対して
「私がハイといったら、こんな風に手が開いてゆきますよ」と言いながら
被験者の手をもって肩幅ぐらいまでゆっくり開いてゆきます
これが第一回目の条件付けです
そしてまた合掌のポーズまで戻したら、「もう少し肩の力を抜いて」と言って
肩の力が抜けてゆくのを確かめるようにもう一度被験者の手を肩幅ぐらいまで開いて
ゆきます
これが二回目の条件付けです
そしてまた合掌のポーズに戻して「指先の力も抜いてよいですよ」といって
また被験者の手を肩幅ぐらいまで開いてゆきます
これで三回目の条件付けが終わりました
そこで、「私がハイって言ったら手が開いてゆきます」と断言したら
被験者の手から手をサッと放して
「ハイっ!手が開いてゆきます どんどん開いてゆく!少しでも開くとますます開きます
もっと開く、もっともっと開いてゆく!」と続けるのです
被験者に条件反射が形成されていればカナらづ手は開いてゆきます・・・
被験者の手が肩幅あたりまで開いていたら「そこで止まります」といえば
手は止まるでしょう。
暗示のトウリに手が止まったら今度は被験者の手のひらを被験者の顔のほうにむけて
「この手は顔のほうに近づいてゆきます」といって軽く手を押して惰性をつけてやれば
手は顔に近づいてゆきます
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
被験者の手に条件付けたのは、平行に動くというモノでした
しかし被験者の両手が顔に向かって動いたということは
条件付けが少しだけ"般化"してななめに動いたのです・
このように条件反射を形成したら、少しづつ般化させてゆく・・
そしてこれが簡単な暗示から、深い催眠まで誘導してゆく基本的なセオリーです
ですから、手の開く暗示に反応したからといって、
いきなり「あなたの目の前に好きな人が見えてきます」というような難しい暗示を
与えるのは無理があります。
しかし少しづつなら違った刺激でも反応するものです
パブロフの犬もかけ離れたベルの音には反応はしなくとも
似たようなベルの音には反応しました
この刺激の般化は日常生活でもよく見かけます
例えば貧乏ゆすりをする子供がいたとします・・・
母親はその子供に向かって「貧乏ゆすりはみっともないからやめなさい!」と言います
子供は止めますが、しばらくしてまた気が緩むと貧乏ゆすりを始めます
今度は母親は「足!」といって子供を睨みますすると子供は貧乏ゆすりを止めます
それでも子供は気が緩んで貧乏ゆすりをしますが
母親が足を睨むだけで貧乏ゆすりを止めます
このように母親は睨むという仕草だけで子供が反応する様に
条件付けと刺激の般化を教育したわけです・・
先に述べた条件反射には"刺激の般化"という法則があります
例えば胸の前で合掌している被験者に対して
「私がハイといったら、こんな風に手が開いてゆきますよ」と言いながら
被験者の手をもって肩幅ぐらいまでゆっくり開いてゆきます
これが第一回目の条件付けです
そしてまた合掌のポーズまで戻したら、「もう少し肩の力を抜いて」と言って
肩の力が抜けてゆくのを確かめるようにもう一度被験者の手を肩幅ぐらいまで開いて
ゆきます
これが二回目の条件付けです
そしてまた合掌のポーズに戻して「指先の力も抜いてよいですよ」といって
また被験者の手を肩幅ぐらいまで開いてゆきます
これで三回目の条件付けが終わりました
そこで、「私がハイって言ったら手が開いてゆきます」と断言したら
被験者の手から手をサッと放して
「ハイっ!手が開いてゆきます どんどん開いてゆく!少しでも開くとますます開きます
もっと開く、もっともっと開いてゆく!」と続けるのです
被験者に条件反射が形成されていればカナらづ手は開いてゆきます・・・
被験者の手が肩幅あたりまで開いていたら「そこで止まります」といえば
手は止まるでしょう。
暗示のトウリに手が止まったら今度は被験者の手のひらを被験者の顔のほうにむけて
「この手は顔のほうに近づいてゆきます」といって軽く手を押して惰性をつけてやれば
手は顔に近づいてゆきます
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
被験者の手に条件付けたのは、平行に動くというモノでした
しかし被験者の両手が顔に向かって動いたということは
条件付けが少しだけ"般化"してななめに動いたのです・
このように条件反射を形成したら、少しづつ般化させてゆく・・
そしてこれが簡単な暗示から、深い催眠まで誘導してゆく基本的なセオリーです
ですから、手の開く暗示に反応したからといって、
いきなり「あなたの目の前に好きな人が見えてきます」というような難しい暗示を
与えるのは無理があります。
しかし少しづつなら違った刺激でも反応するものです
パブロフの犬もかけ離れたベルの音には反応はしなくとも
似たようなベルの音には反応しました
この刺激の般化は日常生活でもよく見かけます
例えば貧乏ゆすりをする子供がいたとします・・・
母親はその子供に向かって「貧乏ゆすりはみっともないからやめなさい!」と言います
子供は止めますが、しばらくしてまた気が緩むと貧乏ゆすりを始めます
今度は母親は「足!」といって子供を睨みますすると子供は貧乏ゆすりを止めます
それでも子供は気が緩んで貧乏ゆすりをしますが
母親が足を睨むだけで貧乏ゆすりを止めます
このように母親は睨むという仕草だけで子供が反応する様に
条件付けと刺激の般化を教育したわけです・・
@条件反射
催眠は暗示で始まり暗示で終わります
そして暗示は"条件反射"から始まるのです・・
私が催眠術を教えるときに「催眠術が上手になりたければ、高い催眠の本を読み漁るより
パブロフの犬について勉強しなさい」とカナらづ言います
少なくも私の催眠術ではこの条件反射を重要視します
その昔 パブロフという学者は犬に餌を与える前に必ずベルの音を聞かせました
ベルを鳴らしては餌を与え、またベルの音を与えては餌を与えました
すると犬はベルの音を聞くだけでよだれを垂らしだしたのです・・
じつはこのパブロフの条件反射はそっくりその儘人間に置き換えが出来るのです
催眠の実践例
まず椅子に腰かけた被験者の頭をもって「ハイっ」とゆっくりいって被験者の頭を後ろに
倒す 最後まで倒れたら被験者の頭をもとの位置に戻してまた「ハイっ」といって
後ろに倒す・・この一連の動作を繰り返してゆくたびに頭が抵抗なく倒れるようになって
ゆきます頭が抵抗なく倒れるようになってきたら
頭から手を放して「ハイっ」とだけ言ってみてください・・
被験者の頭は自然に後ろに倒れてゆくはずです
被験者の頭をもって「ハイっ」というのが条件付けで
「ハイっ」というだけで頭が下がるのが条件反射です
愚者の一文
@条件付け
今日は休日だからお酒を飲もう
いまは会議の途中だからタバコを吸おう
別にそれとは根本的になにもつながっていないのに
何事にも人は理由を欲しがる
それはまさにパブロフの犬の原理に等しいといえます
催眠導入では、いかに意識に気づかれないように理由付けするかで
催眠術師のスキルが問われるのです・・
催眠は暗示で始まり暗示で終わります
そして暗示は"条件反射"から始まるのです・・
私が催眠術を教えるときに「催眠術が上手になりたければ、高い催眠の本を読み漁るより
パブロフの犬について勉強しなさい」とカナらづ言います
少なくも私の催眠術ではこの条件反射を重要視します
その昔 パブロフという学者は犬に餌を与える前に必ずベルの音を聞かせました
ベルを鳴らしては餌を与え、またベルの音を与えては餌を与えました
すると犬はベルの音を聞くだけでよだれを垂らしだしたのです・・
じつはこのパブロフの条件反射はそっくりその儘人間に置き換えが出来るのです
催眠の実践例
まず椅子に腰かけた被験者の頭をもって「ハイっ」とゆっくりいって被験者の頭を後ろに
倒す 最後まで倒れたら被験者の頭をもとの位置に戻してまた「ハイっ」といって
後ろに倒す・・この一連の動作を繰り返してゆくたびに頭が抵抗なく倒れるようになって
ゆきます頭が抵抗なく倒れるようになってきたら
頭から手を放して「ハイっ」とだけ言ってみてください・・
被験者の頭は自然に後ろに倒れてゆくはずです
被験者の頭をもって「ハイっ」というのが条件付けで
「ハイっ」というだけで頭が下がるのが条件反射です
愚者の一文
@条件付け
今日は休日だからお酒を飲もう
いまは会議の途中だからタバコを吸おう
別にそれとは根本的になにもつながっていないのに
何事にも人は理由を欲しがる
それはまさにパブロフの犬の原理に等しいといえます
催眠導入では、いかに意識に気づかれないように理由付けするかで
催眠術師のスキルが問われるのです・・
@ イエス・バッド
一緒に歩いて歩行を止める意識力低下法
相手の考え方が間違っていると思っていても、
「それは間違っている!」と主張するのではなく
「そのトウリです(イエス)でもね(バッド)」というように
一度相手に同調してから、自分の意図するものを主張する・・・
この手法は自殺志願の相談を受けた時には不可欠な話法です
最近 リストカットなどという言葉とともに自殺志願の人が増えていますが
この人たちも無意識の中では生きたいという心理が強く働いています
もし意識も無意識も死にたいと思っていたら
他人に相談する前に死んでいるでしょう
このように意識と無意識が正反対なことを主張するのは珍しいことではありません
ですから この人たちに「死んでどうするの! 馬鹿な考えは止めなさい」といっても
意識のチカラが反発してよけいに「死にたい」と言い出すでしょう
こういった場合死にたいという意識の力を弱めないといけない
意識の力を弱めるには意識に同調することです・・
例文
「そんなに辛いことがあったのなら、死にたいと思うのも無理がないですね・・・
同じ死ぬにしても楽なほうがいいし死んだあとは誰に顔を見られるかわからないから
キレイなまま死ぬ方法を考えないとね・・・」
兎に角
相手の意見に合わせないと話は始まらない
意識は同調されると力が弱くなっていくのです
一緒に歩いて歩行を止める意識力低下法
相手の考え方が間違っていると思っていても、
「それは間違っている!」と主張するのではなく
「そのトウリです(イエス)でもね(バッド)」というように
一度相手に同調してから、自分の意図するものを主張する・・・
この手法は自殺志願の相談を受けた時には不可欠な話法です
最近 リストカットなどという言葉とともに自殺志願の人が増えていますが
この人たちも無意識の中では生きたいという心理が強く働いています
もし意識も無意識も死にたいと思っていたら
他人に相談する前に死んでいるでしょう
このように意識と無意識が正反対なことを主張するのは珍しいことではありません
ですから この人たちに「死んでどうするの! 馬鹿な考えは止めなさい」といっても
意識のチカラが反発してよけいに「死にたい」と言い出すでしょう
こういった場合死にたいという意識の力を弱めないといけない
意識の力を弱めるには意識に同調することです・・
例文
「そんなに辛いことがあったのなら、死にたいと思うのも無理がないですね・・・
同じ死ぬにしても楽なほうがいいし死んだあとは誰に顔を見られるかわからないから
キレイなまま死ぬ方法を考えないとね・・・」
兎に角
相手の意見に合わせないと話は始まらない
意識は同調されると力が弱くなっていくのです
@アナロジー
潜在意識はものごとに対し自分を同化してイメージすることをいいました
これは友人が昨日「箪笥の角に小指をぶつけてね」という話を訊くと自分も顔をしかめる
ことから理解していただけると思います。
今回はまた別の
"類推法"を用いた催眠導入について書いています
彼「催眠にかかるとどんな気持ちになるんですか?」
私「ヒトそれぞれ違いますが、この前の人は体の力がどうにもならないくらい抜けて
気持ちよかったことを言ってましたよ。」
私「人間はいつも何かを考えてるんですね?普段は気づかないけど催眠にかかると何も考えたくなくなるから、そのことがよくわかるというのです・・」
ここでは、あえて他人の経験を話すことに意味があります
なぜなら、初めて催眠に入るときは多少もがな不安があり、暗示に対しての防衛本能が
働いて仕舞います。それが他者と話すことで自分を防御する必要を無効化できるのです
たとえ、他人の経験談と言え、前記のように
潜在意識は勝手に自分と同化してイメージするのだから
こちらの意図するものは、潜在意識の中で構成されてゆくのです
潜在意識はものごとに対し自分を同化してイメージすることをいいました
これは友人が昨日「箪笥の角に小指をぶつけてね」という話を訊くと自分も顔をしかめる
ことから理解していただけると思います。
今回はまた別の
"類推法"を用いた催眠導入について書いています
彼「催眠にかかるとどんな気持ちになるんですか?」
私「ヒトそれぞれ違いますが、この前の人は体の力がどうにもならないくらい抜けて
気持ちよかったことを言ってましたよ。」
私「人間はいつも何かを考えてるんですね?普段は気づかないけど催眠にかかると何も考えたくなくなるから、そのことがよくわかるというのです・・」
ここでは、あえて他人の経験を話すことに意味があります
なぜなら、初めて催眠に入るときは多少もがな不安があり、暗示に対しての防衛本能が
働いて仕舞います。それが他者と話すことで自分を防御する必要を無効化できるのです
たとえ、他人の経験談と言え、前記のように
潜在意識は勝手に自分と同化してイメージするのだから
こちらの意図するものは、潜在意識の中で構成されてゆくのです
# メタファー #
ある主婦が壁の壁紙を張り替えるのに業者を呼びました
その業者が壁紙を張り替えるのみていたを性的興奮を覚えたそうです・・・
或るグループが料理学校に通っています
その料理学校の先生は、それほど若いわけでもなく二枚目とも思えない
それでも この主婦たちは料理学校の教師に夢中です
先生が目の前でステーキを焼いたり、
フライパンを巧みに操るすがたがたまらないそうです
この二つの例は潜在意識の性質であり、誰にでも起こりうることです
潜在意識は物事に対し、自分を同化して”イメージする習性”を持っているのです。
この性質を利用すれば相手の存在意識に催眠的暗示を入れる事も可能です
実践
例えば相手と何か会話をしながら、お酒を飲んでいたとします
そこで相手の口を見ながら自分の飲んでるカップの縁をなぞるようにゆっくり回す
相手が「それ何 やってるの?」と聞いてきたら
「気にシナイでください」といって、さらに潜在意識を引き付ける
そのままカップの縁をなぞりながら会話を続け
相手が「本当に何をやってるんですか?」ともう一度聞いてきたら
自分「これ貴方の口です」といって、もってるカップに左手で蓋をスル
そしてこの時 相手の動きが留まっていたり、
目が少しでも大きくなっているようなら、
すかさず「名前は?」と聞いてみてください
相手は答えられるでしょうか・・・・・
ある主婦が壁の壁紙を張り替えるのに業者を呼びました
その業者が壁紙を張り替えるのみていたを性的興奮を覚えたそうです・・・
或るグループが料理学校に通っています
その料理学校の先生は、それほど若いわけでもなく二枚目とも思えない
それでも この主婦たちは料理学校の教師に夢中です
先生が目の前でステーキを焼いたり、
フライパンを巧みに操るすがたがたまらないそうです
この二つの例は潜在意識の性質であり、誰にでも起こりうることです
潜在意識は物事に対し、自分を同化して”イメージする習性”を持っているのです。
この性質を利用すれば相手の存在意識に催眠的暗示を入れる事も可能です
実践
例えば相手と何か会話をしながら、お酒を飲んでいたとします
そこで相手の口を見ながら自分の飲んでるカップの縁をなぞるようにゆっくり回す
相手が「それ何 やってるの?」と聞いてきたら
「気にシナイでください」といって、さらに潜在意識を引き付ける
そのままカップの縁をなぞりながら会話を続け
相手が「本当に何をやってるんですか?」ともう一度聞いてきたら
自分「これ貴方の口です」といって、もってるカップに左手で蓋をスル
そしてこの時 相手の動きが留まっていたり、
目が少しでも大きくなっているようなら、
すかさず「名前は?」と聞いてみてください
相手は答えられるでしょうか・・・・・