シャトル計画の終焉

Keith Flint

"心不全によりお亡くなりになりました"
TVニュースでよく使われる文言である・・心不全・・心臓が止まることを指す
しかし考えてみれば誰でも死ぬときは心臓が停止する肺炎だろうが、肝硬変だろうが
とどのつまりは「心不全」で死に至るのだ
では　何故直接の死因を述べずに心不全とするのか？
個々には遺族側の世間体が隠されていることが少なくない
　まず前提として遺族はマスコミに死因を明かす義務はない
例えば家族がガンで死亡してもそれを知られたくなければ遺族は役所に公表を控えるように
要請、取材を受けたらメディアにその旨を告げる場合が多い

症例

全身を強くうって

少なくとも一部分に修復不可能なほどの怪我を負っている状態を指す
ストレートに言うと「ぐちゃぐちゃな状態」

頭を強くうって

頭部陥没、欠損で治療不可能状態

重体

生命維持に必要な器官に障害がある

重傷

生命維持に必要な器官に損傷がほぼなく意識がある状態

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このようにマスコミが告げる文言には裏に
知られざる事実が隠されている場合があるみたいだ

月夜の病院

入院した　
何故か皮膚と皮膚のあいだがむず痒くてじっとしてられない
ベットに縛られた
気を失っていたようだ
1000円でカードを買ったら少しだけ見れるテレビが置いてある
キンモクセイのCDを聞いていると夜が更けた

部屋には僕以外に4人ほど寝ていた・・
兎に角大きくて長い白いカーテンが病院を通過する車のライトで大きく揺れる
ライトは集まり段々と音をたててくるようになった
その音は般若心経をハードコアテクノにしたようなもので
何故か僕の名前を呼んでいた
その意味は過去の僕がした他人に対しての暴力をトレースしたものだった
初めはそれはすごいことだそれは新しいことをしたと流していた
しかし音が激しくなるにつれそれは僕が生まれついての気が狂ったやつだと
いう内容になり、それは僕を眠ることが出来なくさせ
そのカーテンの向こうのヘッドライトが移るたび戦慄は加速していった・・

気が付いたら夕方になっていた・・
何故かまた外から爆音とともに昔の彼女のことを叫んでいる声が聞こえた
そして最近の疎遠の妹の最近の悲しい末路も
うなるバイクや車の音とともに聴こえてくる

僕は病室をかけずりまわった
ナースステーションのベッドの下に隠れて
震えていた