今遊んでも面白いゲーム
超名作
プレイしないと損
ストーリー
触れただけで互いに心を通わせる能力を持った人々が暮らす、音楽あふれる平和な星「エプシロン星」。この星では文字や言葉は発達せず、離れた場所にいる人への意思の伝達に音楽が使われていた。しかし主人公ミロンにはそれらの能力がなく人の気持ちがわからない上、楽器を上手く使うことができなかった。ある時ミロンは自分のような人間を捜す旅に出ることにした。
ちょうどその頃ミロンの住むイシュタル村にある危険が迫っていた。村の長老はその危険を周りの7つの谷に伝えるために伝令を送ったが、誰一人として答える者がなかった。ミロンは旅の始めにこの謎を解くために7つの谷を治める王女エルシラに会うために、王女が住むロクタスの街に行くことにした。最初に伝令が届いているはずのロクタスの街でミロンが見たものは、魔人に楽器を奪われて困っている人々の姿であった。それは北の果てに住む魔人マハリトがエルシラの住むガーランド城を占領し、エルシラを城の奥深くに閉じ込め、村中の楽器を隠してしまったためであった。魔人退治を買って出たミロンは奪われた楽器を取り戻し、王女エルシラを助け出すためガーランド城に乗り込んでいく。
開発
ハドソンのプログラマ笹川敏幸が自らゲームコンセプト・ゲームシナリオ・キャラクターデザイン・効果音製作・プログラミングを手がけ、わずか6人の少数精鋭(作曲スタッフの国本剛章・井上大介ら)で作られた。製作期間は約1年半。なお、製作時のお遊びで主人公のミロンは迷宮組曲の発売前に『スターソルジャー』(1986年)の隠し標的の絵としても使われた。
また、高橋名人の16連射が話題となった時期だったことから、タイトル画面に連射速度測定機能がついている。但しこの結果表示は実際の入力より一割ほど増したものになる。これは当時連射機能付きのジョイカードmkIIに用いられた部品の精度が悪く、設計上は16連射にしたものの、全製品に保証できる最大連射数として15連射とせざるを得なかったのが、当作のプログラマに伝わらなかったために、16連射が出ないことを憂慮したプログラマが自身の判断で一割ほど増して表示されるようにしたもの。
笹川はその後ハドソンの音楽制作部門を率いる立場になり、自ら続編を立ち上げることが困難になったものの、1996年に笹川の後輩が迷宮組曲の世界観を背景にした『ドレミファンタジー ミロンのドキドキ大冒険』を製作(笹川も音楽プロデューサーとして参加)。笹川自身も1999年に、本質的には迷宮組曲2のテイストを含んているというPlayStation用ソフト『プラネット・ドブ』を総合プロデュースして製作している。笹川の退社後、2006年には『ミロンのほしぞらしゃぼん パズル組曲』が製作された。
wipipediaより抜粋
soop「ほぼ一人で制作された本作 笹川氏の思慮が伺い知れる」