2000年にヒトゲノムの配列が明らかになると
科学者たちは等々生命の化学構造を解明する道具を手に入れた
彼等の最初のタスクは病を追放するために
その構造を理解し操作することだ。だが、その知識を用いて
ヒトをより速く、より強く、より賢くするのはどうだろうか?
遺伝子工学が病を阻止するために使えるなら
いっそ遺伝子をより選りぬいて、ヒトの肉体的
精神能力を向上させればよいのでは
お金と野心がある人間なら
自分の子供をプログラムし超できる子(スーパーアーチィバ)に
することも可能なのだ
折角使えるテクノロジーがあるのなら
自然淘汰という時間のかかるいきあたりばったりなやり方の代わりに
ゲノムをこちらで設計することで、進化のスピードを速め
その恩恵を拡大すればよい・・・
世代を重ねてゆくうちに強化人間は長所と短所が"ないまぜ"になった
今日のありきたりなヒトとは別の種へと枝分かれしはじめるかもしれない
こうした強化人間にはなんら欠点はなく
最終的には強化されていない親戚たちを
絶滅に追い込んでしまうかもしれない
遺伝子工学のおかげで我々はヒトの新たな種を生み出し
ひょっとするとホモサピエンスに終止符を打ってしまうかもしれないのだ
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