裏の小さな入り口から児童館にはいった
児童館の入り口で呼ぶと
小柄で長髪の女性職員がでてきた
女の子「宿題おわったよ」
キュウイのぬいぐるみを抱えたまま
その子は先生が話し終えるのを待っていた
先生は今回の事件に対して
広い公園で休日だからきっと児童館にきている
子供たちも見ている可能性があり、
子供たちにそれを訊いて
もしわかることがあるのなら連絡すると言った
20人ぐらい中学年から高学年の男子達に
五歳の男の子が砂と水の入ったペットボトルを
自慢してみせてまわった・・・
そのあとその子は公園の引き戸の身障者用トイレに
用を足しに入った
するとそれを見ていたその男子小学生たちが
トイレに走ってゆき
その子が入ったトイレのドアのカギをかけようとした
(外からはカギがかけられないのでドアを押さえていたらしい)
その一部始終をその子の母親が見ており
その子達に詰め寄り
「あなた達もし自分がそのたちばならどう思うの?」
母親は恐怖に似た怒りをその子たちに投げかけた
その後 母親はそのことをその子の通う幼稚園の園長に相談した
「お子さんにそのことの自覚がなくてよかったですね
もしそれで怖い思いをするようなことがあれば
それは大変なことです」
僕が思うに
もうお兄さんと呼ばれるような子供たちが
幼い子供一人にそのような残酷なことをむけるのは
そこに一過性ではあるが恐怖を感じる