2月の誕生花 スイートピー
学名:Lathyrus odoratus
和名:ジャコウエンドウ
科・属名:マメ科レンリソウ属
原産地:イタリア・シシリー島(シチリア島)
開花時期:4月下旬~6月中旬(品種による)
「甘い豆」という名前の通り、甘い香りと可愛らしい見た目が特徴のスイートピー。花が咲いた後さやをつけ、豆がなることからもこの名前は由来します。1695年に修道僧クパーニがイタリア・シチリア島で発見し、その後イギリスで園芸植物として愛されるようになりました。
イギリスのエドワード7世の妃アレクサンドラも装飾として愛用していたことで、エドワード朝を象徴する役割も果たしました。
花言葉は「門出」「別離」「ささやかな喜び」「優しい思い出」など。これは花弁の形状が飛び立っていく蝶を彷彿とさせるからと言われています。冬から春にかけて新たなスタートを切るところが、初春の誕生花としてふさわしいですね。
色ごとでは、ピンクのスイートピーは「繊細」「優美」、白のスイートピーは「ささやかな喜び」「微妙」、紫のスイートピーは「永遠の喜び」、黄色のスイートピーは「囁き」「分別」です。
開花時期は春ですが、切花のスイートピーが多く出回るようになるのは11月頃からで、冬が旬となります。また、品種によっては夏咲きや冬咲きのものが存在します。
2月の誕生花である「スイートピー」の花言葉は、「ささやかな喜び」、「永遠の喜び」なので、モーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」から「Un moto di gioia(喜びの衝動を)」を御紹介します。
Un moto di gioia
Mi sento nel petto,
Che annunzia diletto
In mezzo il timor!
Speriam che in contento
Finisca l'affanno
Non sempre è tiranno
Il fato ed amor.
ソプラノ歌手のバーバラ・ボニー
ソプラノ歌手のキャスリーン・バトル
メゾソプラノ歌手のチェチーリア・バルトリ