2020年6月30日(火)
イタリアで、マスク着用でオペラが披露されたそうです。
「徹底した感染症対策」がとられても、未知のウィルスで解明されていないから、感染防止は完全ではないと思います。
それに感染者が出たら、オペラ界をはじめ他の舞台芸術への影響もあります。
オペラは総合芸術だし、歌手の表情から感じることがたくさんあります。
マスク着用で演じるのを観賞しても、表情がほとんど分からないから、オペラのよさは伝わるのか疑問を感じました。
マスク着用でオペラ披露 イタリア 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染が広がったイタリアで、作曲家プッチーニにちなんだ毎年恒例のオペラの音楽祭が始まり、ことしは歌手がマスクをつけて出演するなど徹底した感染症対策がとられています。
イタリア中部トスカーナ州のトッレ・デル・ラーゴで、27日から、作曲家プッチーニにちなんだ毎年恒例の音楽祭が始まりました。
音楽祭の初日には、新型コロナウイルスの感染拡大の問題を取り入れて現代風にアレンジされたオペラ「ジャンニ・スキッキ」が、屋外に設けられた舞台で上演されました。
出演した歌手は、マスクをつけて演じ、多くの人たちに親しまれているアリア「私のお父さん」が披露されると、観客から大きな拍手がおくられました。地元メディアによりますと、観客は、通常の半分のおよそ700人に制限され、間隔をあけて着席することが求められたということです。
音楽祭は8月まで開かれ、「蝶々夫人」や「トスカ」などプッチーニのオペラ作品が上演される予定です。
イタリア政府は、6月3日からEU=ヨーロッパ連合の域内からの観光客の受け入れを始めており、こうしたイベントを通じて観光業の立て直しをはかりたい考えです。