ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

もう、マイクはいりません!

2020-06-18 | 自閉症児 M君の不思議

先日の マサ君(特別支援中3)のレッスンの時、

mf の読み方を質問したら、

「メゾフォルテです!」と、きちんと答えました

 

私は、何時もの通り、鉛筆をマイクに見立て

「正解です マサ君、すばらしいですね。」

と言って、次に マサ君の方にマイク?を向けました。

マサ君は、こんなインタビュー形式の会話が大好きなのです。

 

するとマサ君は、私が差し出した鉛筆を私の方に向けて

「もう、いりません。」

と言ったのです。

「マイクは要らない、ということですか?」

と尋ねたら

「はい、いりません。」と、キッパリ言いました。

 

えっ? 何で? と思いましたが、

私は、すぐにピンときました。

 

 

。。。小学校の時、
マサ君は、リズム打ちが大好きでした。

マサ君は、ピアノに飽きると
「先生、タンタンしましょう。」と言っていた程です。

なので、

「マサ君、あと1回弾いたらタンタンだよ~」

等と、リズム打ちをご褒美のように扱っていた程です。

それが、中学生になった途端

「タンタンは、もうしません。
中学生は、タンタンはしません。」

と宣言しました。

そして、それ以来、
リズム打ちに興味を示さなくなった事があったのです。

 

なので私は

「マイクでお話ししないのは、
マサ君が中3になったからですか?」

と聞いてみました。

「はい、そうです。マイクはいりません。」

とマサ君は答えました。

 

中3になり、マサ君自身に、

「しっかりしなければ!」という自覚が芽生え、

それが、マイクごっこ卒業

~ということになったのかな?と思いました。

子供は、日々成長しているな~と思った出来事でした。

 

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