風船花(ホウセンカ)です! 元気です!

教育系ポップスバンド 風船花(ホウセンカ)の活動日記
日常の中であれこれ思ったことなど

2013-06-29 08:58:18

2013年06月29日 08時58分18秒 | インポート

長男からもらったグアムのお土産。

私達のまわりには色々なわざわいがあります。そのわざわいからあなたをお守りします。

ぜひお願いいたします。


「ここから」

2013年06月27日 20時53分18秒 | 日記・エッセイ・コラム

当たり前だけど、学校にはピアノがあるから、校内を回った時に、時々、弾いてみる。

突然ですが、「舞鳥太鼓編」のアップを終了します。「舞鳥太鼓編」については、60話までを整えて、DVDの映像というか、大漁祭の様子というか、ラストの場面を書いて、何か適切なコンテストに応募します。もちろん、時系列の整理や登場人物の再構成などもやります。このままだと、舞鳥小学校は、4年生以上が20人で、複式の学校になってしまいます。
物語のタイトルは、「ここから~舞鳥太鼓編」とします。

そして、今日からは…「ここから~卒業編」をスタートさせることにしました。では、早速、第1話です。

「よーし、食べろよ、たくさん食べろよ。ここのミートソースは格別なんだ!」
ミートソースのたっぷりかかったスパゲティーが運ばれてくると、シノハラ先生はこう言った。いつかどこかで聞いた懐かしい言葉だ。
「長井君、大学生活はどうだ?楽しいか?」少し気取った口調で聞く。
「先生、『長井君』なんてやめてくださいよ。『スグル』でいいですよ。」
「立派な大学生なったんだ、『スグル』なんて呼ぶのは申し訳ないからさ」
「いいんですよ、先生はいつまでも僕の先生ですから…」

緑川市のレストラン。僕は中学を卒業する時に会って以来、3年ぶりにシノハラ先生と一緒にいる。丸いテーブルを挟んで向かい合い、懐かしい笑顔に再会して僕はたまらなくうれしい気持ちだった。
薄い黄色の壁にひまわりの大きなポスターが貼られている。
「くるみちゃんは、元気ですか?」
「もちろんさ、時々、メールで写真も送ってたけど、元気さ。2歳になった。さおりに似て美人になるぞ。まあ、まあ、話は夜にでもできるから、冷めないうちに食べるといい。」

今、先生は緑川の小学校に勤めている、僕は朝日川から舞鳥に帰省する途中、緑川の駅に降りた。高校生になってから、メールでやり取りをしていたものの、会うのは三年ぶりだった。
先生の声、話し方、そして、表情にあの頃の気持ちを思い出した。

僕は、スパゲティーを思い切り頬張った。美味しかった。美味しくて涙が出た。