16時40分頃、グランドキャニオンの砂漠のビュー(デザートビュー)に到着しました。
ここはグランドキャニオン南岸の一番東にある眺望ポイントです。
この場所にはウオッチタワーと呼ばれる石の塔が建てられています。
ウオッチタワーは1933年に、建築家コルターによって建築されました。
塔のデザインは南西部インデアンの塔からアイデアを得たのだそうです。
塔はサンタフェ鉄道の橋脚担当部署による鉄骨構造を基礎とし、内部の壁画はグランドキャニオンに深く関わるホピ族の蛇伝説の絵が、ホピ族アーティストのフレッド・カポチエによって描かれています。
砂漠のビューからは、西の方角にグランドキャニオン渓谷が、
東の方角には、台地の上に広がるペインテッド砂漠の光景が望めました。
砂漠の中にポコンととび出している山はシダーマウンテン、日本語に訳すと杉山という意味になります。
北の方から、この辺りで直角に向きを変えるコロラド川が、上流から足元に川筋を伸ばしていました。
眼下にはカーデナース・ビュートと呼ばれる岩山が見えています。
ビュートとは周囲を侵食によって削り取られた独立峰を意味するようです。
「砂漠のビュー」の右手足元にはタンナー渓谷が切れ込んでいます。
右手の壁の、一番高い所がコマンチポイントと呼ばれている眺望ポイントです。
下の写真のように、要所要所に地名やその解説が掲示されていますので、ガイドが居なくても不自由なくグランドキャニオンを楽しむことができました。
そして、解説内容を記録する為にカメラを構えた、手の影が写ってしまう程、陽が大きく傾き始めていました。
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