コロラドの大地を東へ走ります。
目の前に広がる平原が牧草地か畑かは分かりませんが、原野ではなく、明らかに人の手が加わっていますので、私に疑問が湧いてきました。
この大地は元から草原だったのだろうかと。
ハイウエーの両側の大地は、西洋人が来る前はもしかして森林だったのではないかという疑問です。
とりあえず、「北アメリカ 開拓 森林」でネット検索を試みました。
その中のひとつに「北アメリカでは、ヨーロッパ人による開拓で、森林が破壊され、入植から300年間で8割の森林が北アメリカ大陸から消滅したと指摘され」と言う文言を見つけました。仮定した通りの内容でした。
多分間違いはないと思います。
更には、この広い大地を見ていると、アメリカの豊かさを直感しますが、その源は何で、何時から、どのような経緯で豊かさを得たのだろうか?という疑問が浮かんできました。
知ってるようでいて実は、私はアメリカの歴史と真実を正確に理解していないのです。
想像以上の規模で、自然状態とは言えない大地が、これ程までの広さで、人の気配が見えないままに連なっていることが不思議です。
頭の中が???で一杯になりながら、車を走らせ続けました。
そして約2時間。
コロラド州の東端、バーリントン(Burlington)に到着しましたが、ここに来るまでに人家を数件見かけた程度でした。
この時がほぼ15時20分。
程なくコロラド州を出てカンザス州へ入り、今度は次のタイムゾーン「CENTRAL」に入ります。
カンザス州の州境の町グッドランド(Goodland)の標識を確認しました。
カンザスへ入ると、以前にも増して緑が視界に増えてきました。
サイロも見えましたので「普通はそうだよな」と、納得というか安心します。
理解を越えた光景がもたらす獏とした不安から抜け出し、心の平安が戻りました。
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