往路で閉園時間に間に合わなかった、下関園芸センターに向かいました。
今回ナビに誘導された場所は園芸センター裏手の駐車場でした。
駐車場に掲げられた案内図を確認し、園芸センターを左回りに巡ることにしました。
車から降りて鑑賞温室に近づくと、ビオラ品種展示会の準備が進められていました。
夫々の鉢に咲く花のどれもが可憐で、花弁の配色が魅力的です。
急いで車に戻り、三脚とフィルムカメラを持参し、ビオラの撮影を始めました。
以前のページでも紹介しましたが、私がブログ「花の旅」を始めた切っ掛けは、ホームページの「四季の花」に写真を掲載し始めたことに因ります。
「四季の花」をスタートさせて数年後に、掲載する写真は掲載日の前後4日以内に撮影したものと定めました。
スタートした頃は、機能性に優れた一眼レフのデジカメが超高価だったので、学生時代から使いなれたニコンのカメラで、コダック社のリバーサルフィルムを用い、全国の植物園などで撮影を続けていました。
リバーサルフィルムは現像をラボに依頼しますので、翌年以降に掲載する写真のストックがなければ、撮影日前後4日以内の掲載はできません。
当初は写真のクオリティを省みる余裕はありませんでした。
しかし今では、100歳を超えて対応できる掲載予定日もあります。
そして次の目標は、週2回更新できるストックとクオリティーの確保です。
実現するか否かは別にして、撮り溜めた花の情報を集め、コメントを考える作業は本当に楽しいものです。
園芸センターの温室で、当園オリジナルの「海峡の翡翠」と名付けられたスイレンが花を咲かせていました。
この花は咲きすすむにつれて、水色から翡翠色に花色が移ろい、キンモクセイやカトレアよりも甘く強い香りを放つそうです。
この花を撮影した写真もストックしましたが、現在使っているフジフィルムは赤が強調され過ぎるので、それを掲載すべきか否かが悩ましいところです。
観賞温室のエントランスで、あの「玉之浦椿」が花を咲かせていました。
高さが1メートルにも満たないので、大事に温室で育られているようです。
園芸センターは、この観賞用温室以外に、熱帯果樹温室、鉢物温室、洋ラン温室、サボテン温室、ベゴニアアナナス温室が整備されていました。
それ以外にも花ショウブ園やバラ園などを見かけましたが、花好きの人には嬉しい施設だと思います。
温室を一通り見終え、管理事務所の前を通り、小高い丘のツバキ園に向かいました。
ツバキ園には東洋系ツバキ80品種、西洋系ツバキ70品種が植栽されています。
下関園芸センターは近年、「壇之浦」「赤間手毬」「下関千年浪漫」という品種を作出し、日本ツバキ協会が新品種を認定しています。
こんもり茂るツバキの中を進み、梅園へ向いました。
梅園には10品種、鹿児島紅、緑萼、緑萼枝垂、鶯宿、吾節舞、呉羽枝垂、甲州最小、白加賀、乙女舞、豊後紅梅、が植栽されているとの掲示を目にしました。
園芸センターには14品種の梅が見られるそうですから、他の4品種は梅園以外で花を咲かせているのでしょうか。
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