【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ボールの回転■スピン

2019年02月26日 23時16分27秒 | ゴルフ


ヘッド重量を主力エンジンとした
打撃の破壊力は ボールのスピード(推進力)
ボールの回転 打ち出しの角度などに
エネルギーの形態を替え 距離や弾道になる。

その「スピン」についてだけれど
理想的な ドライバーショットの スピン量は
打ち出しの角度等にもよるけれど
 2000~3000回転 と言われる

この 数千回転 ⇒ この数量の単位は
一分間の回転数である
 rpm cpm の m はミニッツ(分)

ドライバーショットが マンガのように
グルグルグル~っと回転して 飛んでいるのではない

一分間に換算した時の回転数であって
実際に ドライバーの空中を飛んでいる時の時間は
6~8秒程度であるから 2000回転/分 で
2000 ÷ 60 × 8 = 266…回転

例えば 200mのキャリーボールとして
1m進むのに 1.3回転程度 しかしていない

ボールの一回転は 14センチ程度であるから
空中を飛んでいるボールは
殆ど 横滑り~スキッドしているのである。

ボールスピードの速い ドライバーショットなどは
ボール回転が多ければ多い程
ボールの表面積が増えるのと同じだから
パラシュートを開いたように抵抗が掛かってしまい
飛距離をロスすることになる。


それとは ちょっと ニュアンスは違うけれど
ウエッヂショットで よく使わる スピンの効いた弾道

スピンが多い と言っているのではない
スピンが効いている と言っているのだ。

始めにも書いたけれど
ボールを打撃する量は決まっていて
それが スピンや高さに分配されれば
ボールスピードは当然下がってしまう

回転や高さは ボールスピードよりも
エネルギー消費が多いので
回転を増やした弾道は スピードだけでなく
それぞれの維持する力も 失ってしまう。

無闇にスピンを増やした弾道は
早い段階で スピンが無くなってしまい
着弾する際には 惰性になってしまうコトが
非常に多い

また スピンの多い弾道は ボールの一番高くなる
頂点の部分が そう飛距離の中でも 早めに来てしまい
着弾する際の 地面へのアプローチ角度も緩くなりがち

総じて スピンを増やした弾道が
予想を反して 止まり難いのは そんなところにもある

しっかり捕まえて スピンの総量は少なくても
スピンが維持される弾道を打つことが
スピンを効かせることだと理解して貰いたい。。。
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L型ブリストルパターに関する問い合わせ

2019年02月26日 20時36分13秒 | ゴルフ

 が ありましたので、私(店主)の書きました
返答を記載致します。

オリジナル版L型ブリストルパター⇒




御手紙有難うございます
お返事遅くなり、申し訳ありません。

弊社のL型ブリストルパター ですね。
自身で書いてしまいますと、手前味噌のオンパレードに
なってしまいますが。。。

軟鉄で仕上げました こちらのパター
ヘッド重量は 470gあります。
従来のピンタイプの重いモノが330g位
シンプルな構造のものですと 300g程度です。
それを 違和感のない形で 増量するための比重の重い異物などを
一切使わず 仕上げるには 相当な工夫が必要です。


最終的に 軟鉄を使いまして
(実は開発当初は 925銀 スターリングシルバーで
 造る予定だったのですが 予算が合いませんで)
粗い鍛造一回の後、二種類の旋盤(俗にいうNC加工)で
一体成型 削り出しで造りました。



この形状、大きさですから 何かモデルになるような
サンプルは一切なく、形の参考として
ジョージローのスポーツマン、ブリストル などを
使いましたが、ほとんど一からデザインをしたのと同じでしょうか。。。


シンプルな形状ですので、一切ごまかしが効かず
大きさを感じさせない と言うコトと共に
テークバックの引きやすい、動かす方向のガイドが
イメージできるようなデザインに仕上げました。


また 従来のパターよりもロフトを多め
バンス角度も強めに設定して、
自然にロフトの立った状態(微妙なハンドファースト?)に
なるようにも仕上げました。


テークバックの取りやすい と言うデザイン
フェース面がストレート というのは かなり難しく
遊びの無い形状の中で、かなり自分の過去の知恵や経験を
盛り込んだと思っています。


L型のパターは右に押し出しやすいイメージ
を醸し出しやすいので
実際はオフセットは無いのですが

重心を高くするという構造を含め、
ネックを違和感のないところまで
長く、太くして グースネックに錯覚する 形状にも
苦労したところです。


このパター専用のグラファイトを
お使いになることをお薦め致しますが
このシャフトですと 従来のパターシャフトに比べ
手元を緩めて、逆に先端を締めてありますので
手元の暴れにパターヘッドが反応しにくく
より安定した、落ち着いたストロークが出るかと思います。


よく雑誌等で書いてあります パターストロークで
オーバースピンを生む と言うコトには自分は賛成できません。
本来、きれいなストロークは ボーリングのボールと同じく
打ち始め~転がり始め はある程度スキッドする区間があり、
推進力が薄れてくると、今度は回転で前に進む
と言うコトを実践するためのパターです。

ボールが低速で、等速で、ゆっくり遠くに転がる と言うコトを
実践するためのパターにしてありますので
このパター以外で打つボールとは 明らかに転がり様が異なります。


是非 ご検討ください    野澤

〒238-0024 横須賀市大矢部3-14-10
  ハミングバードスポルテ  046-804-1480
  hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp
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