この二種類の画像の比較をご覧ください。
上がハミングバードの推奨している
両手離し(スプリットハンド)ドリルで、
下が ごく一般的なスプリットハンドドリルです。
動画では判り難い かも知れませんが、
右グリップの移動する量 と 左グリップの移動する量 が
かなり異なります。
スプリット…両手を離して持っているので
強調されていますが、基本は同じです。
ハミングバード式(仮称)では
右グリップと左グリップの移動量も、移動方向もほぼ同じ です。
それによって 腕の長さの調整などが要らず、
左半身 と 右半身が同じ量だけ動き易いので
意識は一切していませんでしたが、 (結果論ですが)
よく言う 軸運動 というコトになります。
それに比べ 一般的に行われる ハンドターン式(仮称)では
倍とまでは言えないですが、明らかに
右グリップの移動量の方が左グリップより多いです。
また、ターンが必要な為
移動していく方向も 右と左では異なっています。
この 両グリップの移動法 では
右/左のそれぞれ半身 は同じように動くことが出来ません。
また 両グリップの移動方向が異なるため、
㊧グリップ~左半身は横方向の移動が強く なりますが、
㊨グリップ~右半身は縦方向の移動が強く なりがちです。
右グリップの移動量を増やしたいので よりそうなる傾向は強いでしょう。
これでは 軸が左右の真ん中にある運動は難しくなります。
!肩を縦にまわす なんて理論は
ここから派生しているのかも…知れません。
逆に言えば 左右のからだ、左右のグリップが
同じ量、同じ方向に動いてしまっては
手を返すこと(フェースローテーション)が出来ない訳ですから
からだ の役割は それを耐えるため 止まる
動くのを我慢する というコトになるのですが、
それを「からだを使って」と言うのは、ちょっと的外れに思えます。
からだの厚みのコトは抜き にしても
㊧半身/㊨半身、その移動が同じように
同じ方向に 同じ量 動くからこそ
からだの真ん中に 「軸」 が形成されるのでしょう。
だとするならば、からだの両脇にある腕
そして 両グリップは
同じ量、同じ方向に動かさないと
それを作り出すのは難しくなる…と思いませんか❓
両腕が、そしてその付け根が、
そして 両グリップが
似たような量、似たような方向に動くことが
『からだの回転で打つ』 なのではないでしょうか❓
Q:いろいろ選びようがあると思うのですが、どのようにしたら良いでしょうか?
A:まずはヘッドのメッキ仕上げを選んでください。
ベーシックなモノは クロームサテン(銀)です。
◉Wニッケル(シャンパンゴールド)
◉テフロンブラック(墨黒)
◉カッパー(ピンク、経年でくすむと思います)
◉ダークカッパー(チョコレート) はオプションになります。
どの仕様であっても、
市販パターのインチキフェースインサートのような
打感の差なんてものは一切存在しません。
慣れて頂ければ、このパターでなければ味わえない打感と音を
楽しんで頂けます。
嫌味ですが、市販のパターのフェースインサートを
例えゴムに替えても、この打感は生み出せないでしょう。
長さは32.5~35インチの間、
ただ 32.5インチではややヘッド重量は軽めな感じ
となるので、シャフトの柔らかさを優先したい場合は
33.5インチ以上が良いかと思います。
✋一番問題なのは『シャフトの硬さ』です。
細かく分けることも出来ますが
大まかに考えて 4種類の硬さの違いです。
市販のヘッド重量ですが 市販のパターの硬さは
振動数で言うと 320cpm以上
①オリジナルのアルミシャフト 270cpm位
市販の軽量スチールシャフト…よりは柔らかい感じ
②オリジナルグラファイト95g 200cpm位
弊社のシャフトではブラックスピーダー、MD-7.8.あたりが相当
③オリジナルグラファイト90g 170cpm位
弊社のシャフトではMD-9.10.11.12.あたりが相当
④オリジナルグラファイト75g 140cpm位
弊社のシャフトではMD-14.15.16.あたりが相当
これをどう選ぶか というと
まず基本的に考えなくてはいけないのは
自分の他のクラブたちとの相性です。
自分の他のクラブたちとは出来るだけ近いものに…
ということですが、①の硬さだとこのパターの良さの
半分も発揮できない、ただ単に重いパターです。
②以降の硬さになるとやはり自分のクラブとの相性、
そして パッティングストロークをどうするか
という事になると思います。
ちゃんと押してあげる、弾かない打ち方をしたい
となると ③→④となって行きます。
一般的な振り子、ショルダーストロークをしていると
④のパターは打ってみないとどうなるか
わからない代物になる可能性は否めません。
初物にトライされるのであれば
②もしくは③位が無難と言えるかも知れません。
ただ 迷わせることを言いますが
作った自分が言うのもなんですけれど
④のパターは腰が抜けて、ひっくり返る位のパターで
ゴルフを始めた時からこのパターを使っていれば
世界中のゴルファーからパターの悩みを取り去れるほどの
素晴らしい逸品であるのも確かです。
グリップはパター全体がレトロなオーソドックスな
仕上がりですので、今よく見かける派手なもの、
変な形もモノは似合わないと思います。
と、同時に変な形のものは
パッティングに苦労している証でもあるので
その手のモノはこのパターには要りません‼
Q:グラファイト(カーボン)シャフトを採用していますが なぜ ですか?
A:ハミングバードでは 特に スチール/グラファイト に対する
こだわりはありません。
パターだから だけでなく、アイアンやウッドに関しても
オジサンゴルファーによって 楽! 簡単! スイング覚えやすい!
モノであれが どの素材でも良いと思います。
日本のゴルファーの特徴なのか、どうかは調査のしようもありませんが、
素材に対するこだわりがとても強い気がします。
スチールだから どう・・・ とか、 カーボンだから どう・・・だとか
この二つにシャフトとしての性能差はありません。
素材としての特徴 ですが、
スチール素材の最大の利点は 工業生産性が高いコト!
つまり 同じモノが大量に安価で作り易いコト です。
そして 最大の弱点は 単一素材であるが故にレパートリーが多くないコト です。
✋意外に思うかも知れませんが、
スチールとカーボンでは 圧倒的にカーボンの方が「強く作れます」
ですので 軽く造る限界も 柔らかく造る限界も スチールの方がすぐそこに…。
造れない というコトです。
一方、カーボン素材のシャフトは 形状の制約、外径内径の制約 以外
かなりの自由度があります。 カーボン自体 元々アクリルを焼いたモノなので
軽いですから 逆に重くする時 内径が取れない という制約の為
重くする限界が有ったりします。
ブリストルパターでは パッティングもショットと考えの元、
出来るだけ小さく、出来るだけ少なく、出来るだけゆっくり であっても
必要な距離を打てるようにする方が 簡単、 楽 と考え
より転がりの良い、より遠くに飛ぶパッティング になるような
シャフトの柔らかさを求めた結果、グラファイトに行き着いたに過ぎません。
(カラーは傷の目立ちにくい ガンメタリック 黒に近い灰色のメタリックです)
Q:ヘッド重量480gと聞いていますが、L字型特有の厚みのない形状 なのでしょうか
全体のサイズ感を教えてください。
A:ヘッド素材は S15C 軟鉄の中でも柔らかい素材ですが、
比重はごくごく普通の鉄 と変わりません。
その素材で 通常のパターヘッドの 1.6倍 の重さを造るには
厚く、高く、大きなものにするしかありませんが、
ネックの高さにはルール的な制約があります。
パターの形状は 心理にとても大きく影響しやすいので
落ち着いた 安定した形状が必要ですが、
だから と言って 大き過ぎるのは 格好悪いでしょう。
(1986年マスターズ優勝時の ジャックのパターには吹きました)
全体のバランスを考え 形状を造りました。
まあ パターの形状を比較すると
このパターの特徴が良くわかるかも知れません。
ボールが良く飛ぶ、良く転がるのは
確かに 300g強の一般パターヘッドと 480gの重量差
そして シャフトの柔らかさ もあると思いますが、
一般のパターは パターヘッド下部に重量を集め過ぎています。
俗に言う 低重心化 ですが、
ボールを上げる必要のない パッティングに 低重心化 深重心化 する
意味合いが私には見えません。
より良い転がり、より良いライナーを求めるのなら
許せる限り 高重心化 するべきではないか と思い
この形状にしました。
好みの問題もある とは思いますが、
最近のマレットの 低重心化、深重心化したパターは
その重心の意図は 設計者になにがしかの考えが有ってのこととは思いますが
構えた時に どこにヘッドの引かせるのかイメージしにくい
パターストロークの動きが把握し辛いデザインに感じます。
引く、動かす、移動させるイメージをさせやすい
パッティング、ストロークに迷いが出てしまいにくい形状にこだわりました。
空中ではなく 地面の上を
という意味で 飛ばすにこだわった重心配分、重量、シャフト
構えやすい、安心できる形状
既にロングセラーになっているだけのコトはありますよ。