質問「ハミングバードさんは 柔らかいシャフトを得意、
専門とされていますが、その経緯はナンだったんですか❓」
店主「ハイ。簡単に言えば 飛ぶ、飛んだ からです。
かなり昔になりますが、かなりの延べ人数で
長期間に渡って テストした結果、柔らかいシャフトの方が
腕力や筋力などの チカラに頼らず 距離が出る、
腰痛、ひじ痛など ゴルフによる故障知らずでいられる、
と言う結果が出たから です。」
質問「なるほど。
柔らかい…とは どの位なんでしょうか❓」
店主「弊社のクラブのヘッドはとても重いモノが多いので
数値でそのまま 一般的なクラブと比較し難い、ですが、
市販のクラブ、ドライバーで言えば
45インチの長さ相当で 硬さ/柔らかさの一つ の目安
振動数で言うと SR、RとSの間の硬さで 240cpm位でしょうか、
弊社 には Sとか、Rとか ありませんが、
一番多く利用されている 硬さ(柔らかさ₎帯 は 150cpm位ですね。」
質問「うぉぉぉ 振動数が 90cpmも違うのですね。」
店主「そうですね。一般的なシャフトの硬さ では
各フレックス、LとA、A…シニアと考えて良いと思います、
AとR、RとS、SとX の硬さ差は 10cpmですので
8~9フレックス分 差がある、というコトになります。」
質問「世に出回る 一番硬いシャフトの数値はどの位ですか❓」
店主「硬い方のシャフトは 安いコストで作るコトが可能なので
造ろうと思えば 幾らでもイケる と思いますが、
ゴルフに使用となると 270~280cpm 辺りが限界点だと思います。」
質問「トーナメントに出ているプロも その辺り ですか❓」
店主「海外も含め、男子プロ だと そうですね、
しかし、最近では ヘッドスピードにあまり関係なく
250cpm辺りの硬さを使うプロも 結構見受けますよ。
30年前は プロでも300cpmオーバーのモノを使っている人も
結構いましたから、かなり柔らかくなった と言えると思います。」
質問「シャフトの硬さ、と ヘッドスピードはあまり関係ない❓ と。」
店主「関係がない、とは言い切れませんが、
シャフトの硬さはヘッドスピードとの相関関係よりも
どうクラブを振るのか、振り方、扱い方 と言うか
スイングタイプによって 好みや選択が異なる
スイングとシャフトの硬さの関係は 想像以上に深い と考えた方が
正解だと思います。」
質問「あああ、そうかも知れませんが、
スイングタイプ と シャフトの関係 だと
選択が難しくなりますよね⁈」
店主「確かに、その通りですが、
実際の「シャフトの硬さ」にはほぼ選択がありません。」
質問「え? どういうコトですか❓」
店主「普通のゴルファーが選ぶ シャフトの硬さ の 幅 は
振動数 230~260cpm 位です。
振動数 ①140cpm ②170 ➂200 ➃230 ➄260
を打った結果、 240cpmを選ぶのと
230~260cpmの幅の中で選ぶのとでは意味が違います。
平均的なおじさんゴルファー にとっては
240.250.260cpm は シャフトの硬さの上限に近い、
かなり硬い、かなりハードな硬さ帯 です。
スイングタイプが異なるかも知れませんが、
弊社には 実ヘッドスピード 50ms前後の方でも
ドライバーの振動数 150cpm、または それより柔らかい
シャフトを使われている方は かなりいらっしゃいます。
平均的なおじさんゴルファー 背伸びしない数値で言えば
ヘッドスピードで言うと 40msに届く人は非常に少数です。」
質問「そうなんですか⁈」
店主「ですね。現場、コースで ヘッドスピード 40msを超える人は
希少 と考えて良い程だと思います。
結果的には 同じ硬さを選ぶ にしても
振動数 ①140cpm ②170 ➂200 ➃230 ➄260
と打ち比べた上で 自分に適した、打ち易い、振り易い
モノを選ぶ のと
シャフトの硬さのほぼ上限に近い 240.250.260cpm だけを打ち
その中から選ぶ のは 全く異なります。
先ほど スイングのタイプ と シャフトの硬さ には
かなり関係がある、関係が深い と言いましたが、
シャフトの硬さのほぼ上限に近い 硬さのシャフト、
20代、30代の男子プロとそう違いの無い硬さのシャフトを
私のような(50代)年代、それ以上の方が使うのです。
硬い、しならないシャフトを無理やり使っています。
その用具のせいで スイング、振り方は決められてしまう、
と考えても良いと思います。
私の肌感 では 日本のアマチュアゴルファーの
使うべきシャフトの硬さの平均値は180~200cpm だと思いますが
実際の平均値は 240cpmに近いと思います。
その差 が スイングの悩みやからだの故障
を生み出している、のは間違いない、と思います。」