店長「ハミングバードでは
シャフトが入荷すると それぞれ重さ/硬さ は
必ず計測します。
【硬さ~柔らかさ】ウッドシャフトの場合ですと
まったく裁断していない ウッドシャフトの長さ は
1150~1200mm位が標準的ですが、
そのシャフトに 弊社の計測用ヘッド~200gのモノを
規定量の差し込み(挿入量 30㎜)で 硬さは計測します。
例えばですけれど 180cpmを平均値にすると
178.181.180.178.182.......と
10本測ると 5.6種類の製品誤差が出ますね。
製品として仕上げた時に
45inで 250cpmを超えるようなモノを造るのでしたら
振動数 1cpmの差は 誤差…微妙かも知れませんが
仕上げで 170とか 150cpmを作る場合は
1cpmの重みが異なります。
硬いシャフトを使う人に比べ パワーでなんとか出来る
と言うのも少ないですからね😊
そのロットの中のバラつきと共に
シャフトはロットによっても
柔らかめ寄りだったり、硬め寄りだったり、
結構、開きがあったりします。
【重量】も 50g基準のシャフトであっても
50.3~49.7~50.1~50.1~49.8……ℊと
単位からすると シャフトの硬さよりも
少し大きめのバラツキが出ます。
繊維を糊付けするレジンの量の差だと思います。
🙄バラつきの中で重い方が硬いか❓と言われると
絶対✋とは言えませんが、そう言う傾向は強いかも⁈
・・・・と言う感じです。
さて ウッドを組む場合ですが、
ドライバーとフェアウェイウッド…
例えば #1.3.7.を組む場合 を考えると
ドライバーの仕上がりの硬さ を 45-150cpm をした時、
43inで造る 3番ウッドは ネックの様式やヘッドの大きさ差
などを考慮して 43-151 もしくは 43-152cpm
を設定すると思います。
一般的には #1.3.7.を組む場合、
長いモノから順に 入荷した時の計測しました、
先ほどの数値~基礎数値の柔らかいモノを使いますが、
ネックの長さ差~実使用のシャフトの長さ差 によっては
#3ウッドの方に #1ドライバーよりも柔らかいシャフトを
使用するケースもあります。
#7ウッドになると さらに短くなりますので
場合によっては 基礎数値の若干高い…
高いとは言っても 179👉180cpm 程度 です。
設定の数値が出るのであれば
#1.3.7.の順に 軽いモノ、
微々たる量ではありますが、短いモノに重いシャフトを
配るようにします。
また、フェアウェイウッドの方が
流れから離れない範囲で 若干、軽めのヘッド重量
ドライバーの流れよりも 2~4g程度軽いヘッド重量設定に
するコトが多いですね。
ココで よくある ドライバーと同系列のシャフトの
重いバージョンを フェアウェイウッド用にする…
方が良さそう… の話しになりますが、
ドライバーも含めた ウッド系が似た感じ、似たタイミング、
似たフィーリングにするには シャフトの硬さ~柔らかさが鍵です。
同じ重さの 基礎数値が同じモノで
#1と#3は同じ、場合によっては #3の方が数値1個下、
#7で数値1個上 程度ですので
いきなり 同系列の10g重たいシャフト… は
基礎数値がかなり高い、多くの場合はそうですので
フェアウェイウッドが 全然、タイミングの合わない
硬いシャフトになってしまいますので 注意が必要です。
10g重いのに 硬さの流れが出来る…には
根本的な設計を変えないとイケナイ と思いますが…
現実的に考えると
ドライバーシャフトは高くて 買って貰えない、
リシャフトして貰えない… から 価格を落として
フェアウェイ用 にしてるのですから
ソレはまず無いでしょう。」