質問「シャフトはしならせて、しなり戻して使え、
と言う言葉を聞きますが、どうなんでしょうか❓」
店主「柔らかいシャフトで シャフトをしならせて
しなり戻して弾いて打つ そういうイメージが
有るかも知れませんけれど、
それって どちらか、というと
しならない~硬いシャフトを無理して使うための手段で
放っておいても しならすことの出来る硬くないシャフト
では ちょっと効率の悪い、無駄な打撃になりますね。」
質問「そうなんですか❓」
店主「そう思います。
ゴルフクラブは構造上、
シャフトのしなりには クラブのねじれが付いて来易いです。
開き=しならせ(写真上で言うと左回転/半時計廻り)
閉じ=しなり戻し(右回転/時計回り)
ドライバーのインパクト、であれば
時間にして 1/2500秒 しか
ヘッドとボールは接触しませんから
フェースの、ヘッドの回転では
同じようなインパクトを造るのは大変しんどいですね。」
質問「ですよね…ですよね。」
店主「にもかかわらず、それをしなければ。。。
というのは そのまま、硬くてしならないシャフトを使っている、
から 致し方なくする。。。というコトにつながります。」
質問「これからゴルフを覚えたい方や女性向き では
なさそうですね。」
店主「です。 また、体のどこかに故障や痛みがあり、
それを悪化させたくない、傷めたくない方は
ハードタイプ、硬いシャフトは避けるべきでしょう。」
質問「硬いシャフトを使うのと 柔らかいシャフトを使う
のでは 何が最大の違いになりますか❓」
店主「本来、どちらにも違いがないのですが、
まずは ヘッドの感じ易さがかなり違うと思います。
質問「どちらが感じ易いですか❓」
店主「これも実験したコトがあるのですが、
全く同じヘッド(重量)、同じ長さ で
シャフトの硬さ だけを 50cpm違う二つを使うと
例外なく 50cpm柔らかい方が ヘッドを感じ易い。」
質問「確かに そうですねー。」
店主「で、今度はシャフトの硬さ、長さは同じにして
ヘッド重量だけを30g重くすると
当然、30g重い方が「重く」感じるのですが、
30g重くしたモノよりも 50cpm柔らかくなったモノ
と方が ヘッドの増量感は強くなります。
質問「えーー そうなんですか!」
店主「ハイ。 ですので
柔らかいシャフトのクラブの方が スイング中、
ヘッドの位置やヘッドの姿勢などを 感じ取り易く
スイング造り には良いですし、
即効性 としては オーバースイング抑止には
とても良いですね。」
店主「スイングのタイプとシャフトの硬さ には
関係性がある、と言う話をしましたが、
シャフトが柔らかいモノで覚えられるもの、
シャフトが柔らかいと理解し易いコト、
というのが 結構、明白 にあります。」
質問「それは なんでしょうか❓」