意味がわかると怖い話９８４ 「KYな山田」

俺の友人の山田は本当に空気が読めない男だった。
まわりから。KY、KYってよく言われていた。
でも、人当たりはよくとてもやさしいやつだったんよ。
おれが病気のときも付きっ切りで看病してくれたりしてくれた。
でもそいつは、去年の暮れ死んでしまったんだよ。
それも他殺で犯人もまだ見つかっていないらしいんだ。

《解説編》意味がわかると怖い話９８３ 「わたしは何者かに殺害たようだった」

片目の眼球だけ飛び出て
（若しくはえぐり取られ）
自分の身体を見ている。

それより不可解なのは
『殺害た』

本文だけではなく、タイルトでも同じ表記と言う事は誤記ではなさそう。
何かのサインか？？

今宮戎神社『福娘』画像 平成２５年十日戎えべっさん（２０１３年） その８ 残戎

実はきっどさん、更に１月１１日「残戎」にも今宮戎をちょろっと覗いている。



よく誤解されてる事が多いんだけど
１月１１日は今宮戎では「残戎」と呼んでいて「残り福」ではない。
（ウィキでも「残り福」と表記されてるけど）



えべっさんの総本社・西宮えびすでは
『残り福』
京都ゑびす神社・堀川えびす等々でもそうなんだけどね～
我が地元の八尾戎はー、１月７日８日の二日間なので元々残りはございません。





ま、そんな細かい事はどーでも宜しい






在庫一掃にまるで叩き売り状態の境内は
より一層活気付いておりました。
西宮えびすのような荘厳さの欠片も無く
エンターテイメント神社ですな。





やっぱり素敵な福娘・えびす娘の皆さんの笑顔をお楽しみ下さいませませ。

夫婦善哉

年末にＮＨＫ-ＢＳで
映画「夫婦善哉」をやってたのを久々に観て
ぶらっと訪れたくなった。

口は達者だけど生活無能力者のダメ男
勘当になった船場のアホぼん・柳吉と
しっかり者の芸妓・蝶子がラストシーンで訪れる
法善寺横丁・水掛不動さんの横の
「夫婦善哉」

「ここのぜんざいはなんで二杯づつ持ってくるか知ってるか？」
『つまり夫婦（めおと）で来る店や、と言う事や』
「そんなもん、独りもんかて来るわいや」
『一人より夫婦（めおと）の方がええと言うのと違うの？』
「これはなあ、一杯山盛りにするよりもな、ちょっとづつ二杯に分けた方が
　仰山入ってるように見えるやろ？」
『ほうか、うまいこと考えたもんやな』
「ふふ、ほんまや」

何をやってもうまくいかなくて、貧乏ばっかりしてる二人だけど
なんか幸せそうで、なんか羨ましい。

「頼りにしてまっせ、おばはん」

森繁の台詞がどこかから聞こえて来そうで。

意味がわかると怖い話９８３ 「わたしは何者かに殺害たようだった」

わたしは何者かに殺害たようだった。
ふわりと体が浮き、たたきつけられる。
痛みや衝撃はそんなにひどくなく、逆に私が重体であることを悟った。

しばらくして見知らぬ男が私を見て口元を押さえるのを片目で見た。
おかしな形に折れ曲がった指を片目で見た。
男は私から遠ざかったが、どこかへ電話を掛けた。ああ、救急車を呼んでくれるのだろう。

男は救急隊の着く前にわたしを掬いあげた。
指の隙間からわたしは、
赤い床に横たわる、眼窩のぽっかりと空いた私の顔を見た。

《解説編》意味がわかると怖い話９８２ 「顔認識」

それよりもFacebookにＵｐした写真にタグ付け求められた方が怖いよな。

もっと怖いのは、写真の何も無い空間に知らない間にタグ付けされてて
そのタグ付けされた名前が昨年亡くなった友人で、
で、その名前のFacebookのページに行ったら、
最近のアクティビティとして「１２月３日胃がんの為に死去」
でプロフィールには「享年４４才」とかあったら嫌やなあ。