中之島図書館に続き、天王寺の大阪市立美術館も閉館！中之島に新美術館建設へ

東急ハンズの隣のビルのワンフロアにあった
「大阪市立近代美術館（仮称）心斎橋展示室」
が昨年１１月でこっそり閉館していたので
「こりゃあなんかまた橋下将軍さま、悪巧みしとんな」
と思ったらこう言う事ですか？

本日１月２９日付の日経新聞に
『大阪市は、市立美術館（天王寺区）を閉館し、構想中だった近代美術館と統合して新たな美術館「大阪美術館」（仮称）を建設する方針を固めた』
との記事が！

橋下将軍さまは、よっぽどレトロ建築がお嫌いと見える。
府知事時代には中央区の大阪府庁をそっくり旧ＷＴＣ（現咲洲庁舎）への移転を強行しようとしたり、
最近では、ＯＳＡＫＡ光のルネサンスの「シャイニング・アートウォール」でもお馴染みの、
大阪府立中之島図書館を閉館して、民間に貸し出そうと松井一郎同志と企んだり、
そして次のターゲットは天王寺公園内の大阪市立美術館ですか。

なんや先日も
「天王寺動物園の入場料、大阪市以外の子供からはゼニとったらんかい！
ここはワシらのしのぎでやっとんねん！税金も払わん奴がタダで入れると思うなよ」
とたった２００円の事でセコイ話していたのも
（付き添いの大人は５００円払ってるんだし、大阪市外の人でも消費税等って形で市民税負担してるんだけどね）
この前フリ。
つまり橋下将軍さまによる
『天王寺・西成地区浄化計画』
あ～んど
『大阪府市有レトロ建設一掃計画』
の同時進行って訳ですな！

大阪市立近代美術館計画ってのは
元々、市立科学館の隣に建設計画があって
佐伯祐三コレクションやら、閉館したサントリーミュージアムから寄贈されたポスターやら、中身は十二分に揃っているんだけど
橋下徹将軍さまが建設にストップをかけて、
でも今年の３月までに（当初は昨年の３月と言ってなかったっけ？）建設に着手しないと国に４８億円もの違約金を支払わなければいけない、
なんて事情もあって、どないすんねん？と思われていたけど、
まさか、「このドサクサ紛れに天王寺の美術館まで閉めてまえ」と言い出すとは思わなんだ。
前々から言われてる事なんだけど、昨年
「KINGTUT ツタンカーメン展 ～黄金の秘宝と少年王の真実 」
であれだけ集客に成功した天保山の
旧サントリーミュージアムに単独で「大阪市立近代美術館」でええやん！
サントリーさんも困って土地・建物や展示物などは大阪市に無償で寄贈してくれはったんやし、
本来のサントリーさんの意図もそちらやと思うし。

それとも、天王寺の市立美術館と中之島図書館を民間に貸し出す事で、
中之島に新美術館を建設する事で、
よっぽど維新の会に美味しい利権が降りてくんのかなあ～？
まあ、我らが橋下徹将軍さまが潤うんなら、
我々大阪愚民は歴史的建造物を失うくらいの犠牲はしゃーないか！

あいやおえ～