メリークリスマス!
って事で今夜は良い子の処へサンタさんがプレゼントを持ってやってくるんでございますが、
年末にプレゼントを配ると言えば、我が国では「笠地蔵伝説」
両方の話のバックグラウンドには多くの相違点があるとは言え
最大の違いは、サンタさんが煙突から家の中まで入って来て、
子供の枕元、若しくは靴下の中までプレゼントを届けるのに比べて、
笠地蔵さまの場合、おじいさんおばあさんの家の前にお餅や財宝を置いただけ。
本来なら反対でも良いんだけどな。
サンタさんが基本的には人間の延長線上なのに比べて
笠地蔵さまは地蔵菩薩だから天界でもかなり偉いのである。
おじいさんとおばあさんの家の中まで入って来る事なんて簡単の筈だし。
わざわざ雪の中えっちらおっちら運ばなくても枕元に一瞬で立てた筈。
それにサンタさんは不特定多数の子供へ一方的な施しなのに比べて
笠地蔵さまは、おじいさんに対するお礼&褒美なのであるから、
黙って置いていくより、一言お言葉を賜っても良かった。
両方のプレゼントの届け方の違いの前提として
欧米と、当時の日本の治安の良さがあるのではないだろうか?
サンタさんもホントはわざわざ煙突から潜入するようなリスクを冒さなくても、
笠地蔵さまのように玄関先に置いておきたかったのかも知れないけど、
そうしたら一瞬にしてパクられて朝まで残っていないってな事件が続出した?
「ウチまだ届いてないんですけど」とのクレームに対応すべく
翌年からはちゃんと枕元まで届ける形式に変更したと。
でも昔の海外ドラマなんかみてると、
牛乳を玄関よりずーっと手前の庭の前に配達してたような。
アレはパクられへんかったんかな~??