Class 140~144は、BR (旧英国国鉄)が非電化支線のために開発した2軸ディーゼル動車で、Pacerと呼ばれている。車体はバスボディメーカが架装しており、構造や車内設備はバスそのもの。製造ロットとボディメーカの違いにより形式を分けている。
一時凌ぎのために造られた様な車両にも拘わらず、国鉄民営化を経て既に30年以上運用されているが、代替車両が無いこともあり、エンジン交換等の改造を受けて、まだまだ現役。Darlington周辺の支線はもとより、東海岸本線のローカル運用にも投入されており、何度も乗車したことがある。本線を120km/hで飛ばしても、乗り心地は左程悪くはない。勿論快適ではないが。
模型は古いHornby製品があったが、数年前に新進Realtrackからも発売された。馴染みのあるNorthern塗装は既に売り切れで、在庫があったArriva Train Wales塗装を購入。片方がモータ車で、灯火類標準装備。連結器は電気コネクタ組込みで、連結しないとモータが回らない。
床下。モータと駆動装置は床中に搭載。下手に分解すると壊しそうなので、手を付けていない。軸受はダミーで、車輪が単独で首を振る。実物も曲線通過に難があった様だが、模型は更に条件が厳しいため、固定2軸では無理があったのだろう。
実車の写真。雨の日の夕方に撮った、こんな写真しか無かった。