“コンテスト”なので、順位を付けなければなりませんが、それが第一の目的ではありません。具体的には、以下の5つの目的があります。
英語を「使える」ようにするため
英語が「わかる」ということと「使える」ということは、全く別の問題です。「使える」ようにするための多くの練習が必要です。そのためには、モデルの英語を聞いて、何度も声を出して言ってみる(音読をする)ことはとても大切なのです。そして、頭で考えなくても英語が口から出てくるくらいに「体で覚えてしまう」ことが大切です。
「リスニング力」向上のため
CDなどを聞きながら、正しい発音とリズムを心がけて音読の練習をしていると、リスニング力も向上します。カタカナ発音の平坦(へいたん)なリズムで練習しているよりも、リスニング力向上には効果的です。
このような練習をしていれば、話す力も伸ばすことが出来ます。読解力も身に付きます。当然、発音も良くなります。結果的に、書く力にも良い影響を及ぼします。
「人として成長する」ため
練習の際に、「ストーリーの言いたいことは何か?主人公の思いは?気持ちは?」ということを自らの頭と心で想像しなければなりません。つまり、スピーチが、物を見る目、感じる心を育むきっかけになります。
さらに、一生懸命に練習をして、その結果、「嬉しさ」だけでななく、「悔しさ」など様々な想いを経験します。
つまり、スピーチコンテストは、人としての成長に繋がります。
「発信」することが出来るようにするため
スピーチコンテストは、英語で自分の意見を「発信」することが出来るようにするための有効な手段です。
課題文が言いたいことと、自分の意見が同じであれば、気持ちを込めて自分の意見を「発信」することが出来ます。
さらに、中日本ブロック以上に出場する中学生は、オリジナルの英語スピーチを発表しますので、自分の考えをさらに深めて、英語で「発信」することが出来るとても良い機会になります。
また、大勢の人の前でスピーチをする経験は、英語であろうとなかろうと、様々な部分で生きてきます。例えば、学校代表のスピーチコンテストに出場することになった時、生徒会に立候補した時など、大きな自信になるはずです。
スピーチを「楽しむ」ため
「英語が上手になっていくのを感じることが出来て楽しい」さらに「人前で目立ちたい」・・・など、スピーチを「楽しむ」ことが出来るといいですね。
生徒の皆さん
人として魅力的になり、英語をカッコ良く使って国際社会で立派に活躍できるようになるようになると良いですね 先生達は、皆さんを応援しています
(水野克哉)