「英検のために何をやっておけばよいのですか?」というご質問を受けることがありますので、改めて以下にお伝えします。
普段のテキスト&CD…これが基本です。
英検の問題だけを取り組むのが大切なのではありません。
1)CD学習
・・・普段のテキストのCD学習&音読を暗記してしまうくらいに行うと良いです。音読の時間が無くても、聞くだけならば、簡単に音を出すことが出来るように、CDプレイヤーや車の中にCD(出来ればCD-Rにコピーをして)を入れっぱなしにするなど工夫をすれば、必ず毎日続けることが出来ます。出来れば、聞くだけではなく、リピートやシャドーイング(文字を見なくても良いので、CDの後に少し遅れて言う)をしてみると良いです。
2)音読
・・・P1&PS以上の場合、週に何回かは、CDを聞きながらテキストを開いて、どこを言っているのか指さしして、声を出してみると良いです。その後、1人で読んでみるとさらに良いです。
沢山音読をしていると、書くことにも良い効果があります。
3)単語の学習
・・・P2&PS以上の「英単語マスター1800」は、書く練習ばかりしても効果は薄いです。きちんと読むことが出来るように練習をしてから、書く練習をすると効果があります。
なお、中学生&高校生についても言えることですが、単語や熟語ばかり練習をして、文や文章の音読練習をあまりしない生徒が見受けられます。こうした学習は、効果が薄いです。「木を見て森を見ず」になります。文を読み取る力を養うことは出来ません。国語の勉強で、漢字や熟語ばかり学習しても、読解力を身に付けることが出来ないのと同じです。国語も音読が沢山必要なはずです。
英検過去問&リスニング問題の音声CD
過去問の筆記試験を繰り返し行う事は必要です。しかし、筆記試験の問題を取り組むのはもちろんですが、リスニング問題のCDを入手して、それを聞くと良いです。
そして、上記1)CD学習 2)音読で述べたような方法で学習することをお勧めします。リスニング問題をしっかりと学習しておけば、筆記試験に大切な単語や熟語が沢山入っているので、リスニング対策だけではなく、筆記試験対策にも非常に有効です。
筆記よりもリスニングの方が良いというのは、問題ありません。
NHKのラジオやテレビの各種番組+各種英語教材CD&DVD+学校の教科書(中高生の場合)
英語の映画や音楽などを楽しむ
但し、全てを分かろうとするのは無理です。一部でも分かれば良いです。そして、「ここがイイな!(カッコいいな!)と思ったところだけでも良いので、楽しみながら、真似をしてみてはどうでしょうか?
留意点
上記を全て一度に行おうというのは難しいです。を基本にして、時期によって重点項目を変えると良いです。時間の許す範囲で、良いと思うものを試してみて下さい。大切なのは、とにかくやり続けることです。
(水野克哉)
<追伸>
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「弱点補強」vs.「良い点を伸ばす」その2
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