毎日5~10分でもよいので、CD・DVD学習(DVDは低学年のみ)を続けていますか?
工夫をすれば、「時間がなくて聞くことが出来ない」というのはありません
4月に伝えたことの確認と追加です。
続けるためのコツ
CD・DVD学習を続けるには、「がんばる!」という“根性論”だけでは、長続きしません。
「歯磨き」と似たところがあります
楽(らく)をすること=面倒な作業は長続きしない
歯磨きをするのに、「がんばって」はいないですよね CDを聞くたびにCDプレイヤーをどこかから持ってくる、CDプレイヤーの使い方が子供には難しいなど、毎回いちいち面倒な作業をしなければならないような場合は、CD学習が長続きしません。(歯磨きをするのは、洗面所に行けばすぐに出来るようになっていますね?)
つまり、英語学習に直接関係のある部分以外は、楽をするように工夫をすると良いです。
そして、お子様でも簡単に使うことの出来るCDプレイヤーがあれば理想です。さらに、CDのコピーをとって、車の中やCDプレイヤーなどの中に入れっぱなしにしておくなど無理をせずに簡単に続けられるように工夫をすると良いです。
じぶんでCDプレイヤーをつかうことができるようにしましょう
習慣づけること=歯磨きの時間は決まっている
毎日同じ時間に聞くことが続けるコツです。必ずしも毎日テキストを見ながら、そして机の前に座って聞く必要はありません。体は動かしていても「頭はあまり使っていない時」「耳が空いている時」に聞けばよいのです。 例えば、お家の人に車に乗せてもらっている時、服を着替えている時など・・・。こんな時に聞けば、毎日、しかも日によっては30分でも1時間でも聞くことが出来るのではないでしょうか?
実際、机の前でないと英語を聞くことが出来ないようであれば、使える英語は身に付かないと思います。外国の人と英語を「使う」(話す・聞く)のは、食事をしている時、歩いている時、一緒に仕事をしている時、スポーツをしている時などのはずです。
ただし、他の科目の勉強中はダメですよまた、本やマンガを読みながらというのもいけません。
あくまでも、体は動かしていても、頭は使っていない時(言葉の脳みそを使っていない時)です
P1クラス(小3)以上は、週に何回かは落ち着いてテキストを開いて言っているところに指をさして、声を出しながら聞く(音読)と効果的です。(意識を英語だけに集中して練習することは、もちろん大切です。)
ごはんを食べながらの音読練習はダメですよ
音読&リスニングで大切なこと
カタカナ読みでダラダラと音読していてはいけません。
CDなどの正しい発音(個々音・強弱・リズム)の真似をするように練習して下さい。スピードも遅くならないように、出来るだけモデル音声を真似することが大切です。
文の意味を考えて(イメージして)音読して下さい。
意味も分からずに音読しても効果は薄いです。但し、日本語に訳しながら読んではいけません。日本語なしで英語が英語として、頭に文の内容がイメージとして入ってくるように訓練をして下さい。
音読&リスニングの方法
リピーティング
・・・CDなどのモデル音声を真似しながら繰り返す(リピート:Repeat)練習方法
オーバーラッピング
・・・文字を見ながら、CDなどのモデル音声に合わせて(かぶせて:overwap)声を出す練習方法
シャドーイング
・・・文字を見ないで流れてくるモデル音声を聞きながら、少し遅れて(0.5秒程度)影(shadow)のように後に付いて、その音声を真似しながら声に出していく練習方法
1人で音読
・・・上記の練習をしっかり行った上で、モデル音声無しに、1人でも読む練習もしましょう。そして、何分何秒で読むことが出来たか、時間を記録しておいても良いです。
Read&Look Up
・・・これも昔からある定番的な練習方法です。1文ずつ(or複数の文or1つのかたまりごとに)文字を見て読んで、その後、Look Up、つまり上を向いて(視線を文字から離して)その同じ文を言う(つまり暗唱する)ようにします。
生徒の皆さん
CDを聞いて、徹底的に音読することは、リスニング力を伸ばすには効果的です。そのように学習していると、話す力や読む力(読解力)も伸ばすことも出来ます。
将来、カッコ良く英語を使って「発信」している自分の姿を想像して、先生の指示を守って、楽しみながら毎日、CD・DVD学習を続けて下さいね
(水野克哉)