学習指導要領における「外国語」の目標
中学校と高等学校の学習指導要領によると、「外国語」の目標は以下のようになっています。
<中学校>
「外国語を通じて,言語や文化に対する理解を深め,積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り,聞くこと,話すこと,読むこと,書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う。」
<高等学校>
「外国語を通じて,言語や文化に対する理解を深め,積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り,情報や考えなどを的確に理解したり適切に伝えたりするコミュニケーション能力を養う。」
前半は、中高共に全く同じで、異なっているのは後半です。要するに、「コミュニケーション能力を養う」ことです。
「聞く」「話す」「読む」「書く」力
英語でのコミュニケーション能力を高めるためには、当然のことですが、英語の4技能=「聞く」「話す」「読む」「書く」力を伸ばすことが大切です。そのためには、いつもお伝えしているように、英語が「分かる」だけでは終わらずに、「使う」ことが出来るように、多くの練習をしなければなりません。
具体的に言うと、英語で話したり書いたり出来るようにするためには、多くの英語を聞いたり読んだり(音読)して、英語を頭に入れてしまうことが必要です。つまり、アウトプットをしたければ、多くのインプットが不可欠です。
大学入試が変わる
国の政策によれば、2020年に大学入試が変わろうとしています。従来は、英文の理解や語法・文法の知識を測る読解問題が中心でしたが、英語の4技能の総合的なコミュニケーション能力を評価する試験への変革が求められています。そのため、英検などの外部試験の活用が検討されています。
英語は「目的」ではなく「手段」です。
「英語を使って何をするかが大切」です。英語だけ出来ても、何の役にも立ちません。
生徒の皆さん
入試のためだけではなく、入試のためだけではなく、将来、世界中の人たちと「英語でコミュニケーション」をとって、活躍することが出来るように、楽しみながら英語の学習を続けて行きましょう
関連事項は、以下のブログをご一読下さい。
「英語で発信するために」
http://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/e/e06fd9e30e085dceedf1cc2ae70618f1
「英語の他に大切なこと」
http://blog.goo.ne.jp/mizuno-katsuya/e/51b88b50fbcd1652c7cf436020edefe6
(水野克哉)