はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「フォルトゥナの瞳」

2015-04-20 16:43:29 | 本・映画・ドラマ
百田尚樹さんの本『フォルトゥナの瞳』を読みました。感想など綴っています。

今日は、終日雨だなぁ~ということで、何気なく読み始めたのだけれど、
プロローグの1ページ目、主人公の木山慎一郎は、電車の中で、手が透き通っている男性を
見かける。
これは、どういうことだろう?と。

さすが百田さん。
1ページ目で、ぐぐっと心をつかまれてしまい、一気に読んでしまいました。

透き通った人は、死期が迫っているよというサイン。
でも、それは、誰にでも見えるわけではなく、どうやら、自分にしか見えないらしい。
近しい人の死期を知ると、どうするのか?定められた運命は、変えることができるのか?
それとも、なすすべなく、見ていることしかできないのか?

前半7割くらいは、夢中で読みました。
後半3割は、ちょっと辛かった。。いや、気持ちが入って辛かったのではない。
なんとなく、感情移入できなくて、主人公くんの行動に、違和感を感じたり、
しながら読んだから。

でも、エピローグを読んで、、「あぁ、やっぱりね、そういうことだったのね」と、
涙が出ました。

でも、もし、そうなんだったら、もっと、話し合うとか、心の中の葛藤について、
聞いてもらうとか、、人生を共に歩みたいと思った人になら、話せたんじゃないの?

という思いはぬぐえなくて、ちょっと違和感が残ってしまいました。

コメント
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