遠田潤子さんの「月桃夜」を読みました(^^)
なんて読むのかな?って思ったのだけれど、“げっとうや”と表紙にふりがながつけてあった。
おもしろかった~![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
第21回日本ファンタジーノベル大賞受賞作ということで、期待いっぱいで読んだ
のだけれど、期待を裏切られず、とてもおもしろく読みました。
ちょっぴり物悲しい空気は流れていたけれど。
でも、結末は決して暗くはないので。
ファンタジーではあるのだけれど、
奄美大島の、薩摩時代の歴史を想像させる物語は、とても深みがあっておもしろかったのかも。
もっと、歴史についてきちんと知りたくなった。
フィエクサとサネンは、もっと幸せになれる選択があったのではないか?とも
思えたのだけれど、人の我慢の上に、自分の幸せはあり得ないのだという強い信念が、
“幸せとは何だろう”と考えさせてくれたのかもしれない。
人から見て、幸せに見えなくても、その人自身が幸せならば、それでいいのだとも。
読んでいて、文中、ちょっと、どきっとする行があった。
『はるか高みを飛び続ける者を、自分の這う地まで引きずりおろして、わかったような
気になる。なんと恥知らずな行為だろう。』
という一文だ。
人のことを、知りたいと思い、話を重ねるにつれ、だんだんわかったような気になることは
ありがちなことのように思われる。
でも、自分の物差しで、その人のことをわかったような気になってしまうというのは、
傲慢なことなのだと、指摘されたような気がして、どっきりしてしまったのだと思う。
純粋に、ファンタジーとして、私には、とてもおもしろかった![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_en.gif)
なんて読むのかな?って思ったのだけれど、“げっとうや”と表紙にふりがながつけてあった。
おもしろかった~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
第21回日本ファンタジーノベル大賞受賞作ということで、期待いっぱいで読んだ
のだけれど、期待を裏切られず、とてもおもしろく読みました。
ちょっぴり物悲しい空気は流れていたけれど。
でも、結末は決して暗くはないので。
ファンタジーではあるのだけれど、
奄美大島の、薩摩時代の歴史を想像させる物語は、とても深みがあっておもしろかったのかも。
もっと、歴史についてきちんと知りたくなった。
フィエクサとサネンは、もっと幸せになれる選択があったのではないか?とも
思えたのだけれど、人の我慢の上に、自分の幸せはあり得ないのだという強い信念が、
“幸せとは何だろう”と考えさせてくれたのかもしれない。
人から見て、幸せに見えなくても、その人自身が幸せならば、それでいいのだとも。
読んでいて、文中、ちょっと、どきっとする行があった。
『はるか高みを飛び続ける者を、自分の這う地まで引きずりおろして、わかったような
気になる。なんと恥知らずな行為だろう。』
という一文だ。
人のことを、知りたいと思い、話を重ねるにつれ、だんだんわかったような気になることは
ありがちなことのように思われる。
でも、自分の物差しで、その人のことをわかったような気になってしまうというのは、
傲慢なことなのだと、指摘されたような気がして、どっきりしてしまったのだと思う。
純粋に、ファンタジーとして、私には、とてもおもしろかった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_en.gif)