トルタ・バロッツィ は、サクランボでも有名なエミリア・ロマーニャ州モデナ県にあるヴィニョーラ( Vignola)という 町で誕生しました。
1887年にお菓子屋さんを開店したエウジェニオ・ゴリーニさんは、毎日のようにお菓子の試作をして、遂に完成させたのがトルタ・バロッツィだそうです。
最初はトルタ・ネーラ(Torta nera 黒いケーキ)という名前だったそうですが、ヴィニョーラ出身の有名な建築家ヤコポ・バロッツィ の400年の誕生祭を機に、彼の苗字を冠しパスタ・バロッツィ、そして現在のトルタ・バロッツィになりました。
現在は、エウジェニオさんのお孫さんが経営を引き継いでいます。
原材料は砂糖、卵、ダークチョコレート、ローストしたピーナッツとアーモンド、カフェインレスコーヒー等で作られています。原材料は公開されていますが、配合や作り方は、門外不出だそうです。
トルタ・バロッツィは、商標登録してあるので、ここで作られるもの以外はトルタ・バロッツィを名乗る事は出来ません。が、インターネットで、トルタ・バロッツィを検索すると沢山のトルタ・バロッツィ風のレシピが出ています。でも本物とは違う物の様です。
トルタ・バロッツィの外箱。700gで約4400円。
エウジェニオさんの名前が記さています。
ヤコポ・バロッツィさん。
トルタ・バロッツィ。
裏側は、アルミ箔でおおわれています。しっとりとしていますが、ほろほろと崩れやすいので、頂く時には裏返しにしてアルミ箔のまま切り分けます。
アルミ箔を外していただきます。濃厚な炒ったナッツ、ほろ苦いチョコレートとコーヒーの香りが絶妙のバランスです。