スパゲッティ・アッラ・プヴェリエッロ(Spaghetti alla puveriello)は、第二次世界大戦後の貧しい時期に、その頃に割と手に入りやすかった食材を使って、手早く出来て、お腹も満たされる料理としてナポリ地方で食べられていたパスタだそうです。
日本語にすると、貧乏人のスパゲッティ。
何人かのナポリ地方出身の友人に、このパスタの事を聞いてみたのですが、(比較的若い人が多かったのですが)知っていたのは一人だけでした。
それでもネットで検索してみると、結構な数の検索結果が見つかりました。
作り方も色々、料理名にはふさわしくない?と、私が勝手に思うレシピもありました。
沸騰させた塩水でスパゲッティを茹でます。パスタを茹でている間にフライパンで半熟目玉焼きを作ります。パスタが茹であがったら、ざる等でお湯を切り、パスタをお皿に盛り付けます(フライパン等で和えたりしません)。
フライパンに残ったオイル(私はオリーブオイルで焼きましたが、ラードを使っているレシピも結構ありました。少し古い料理書には、オリーブオイルの代りにラードを使う料理が見られます)、目玉焼きをのせ、すりおろしたペコリーノチーズ、黒コショウをかけて出来上がりです。
スパゲッティ・アッラ・プヴェリエッロ。