みなさんは、トロイ戦争のことを知っていますか。
ホメロスの叙事詩、イリアスとオデュッセイアに書かれている物語です。
これは、単なる架空の物語だと思われていました。
しかし、これを歴史上本当にあったことではないかと思って探し求めた人がいます。それが、ドイツのシュリーマンです。
ーーーーーーー
シュリーマンは、40歳くらいからかな?それまで働いて稼いだ自分の全財産をかけて、その発掘に取り組みました。そしてついに発見したのです。
ーーーーーーー
トロイ戦争の原因
トロイ戦争の原因は、トロイの王子パリスがスパルタの王妃ヘレネを奪ったことがきっかけで始まります。ヘレネを返せということで、ギリシャがトロイを責めるのです。
ーーーーーーー
その前に、パリスは、三人の女神から誰が一番美しいかという審判をさせられます。これはパリスの審判と言われています。
パリスの審判とは??![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book_mov.gif)
その三人の女神とは、ビーナス、アテナ女神、ヘラの三人でした。
ビーナスもアテナ女神も、もう私のブログを見てくださっている人は、ご存知ですよね。愛と美の女神ビーナスはボッチチェリーが春とビーナスの誕生で描きましたね。ゼウスの頭から生まれたと言われる知恵の神様がアテナ女神でしたね。
もう一人のヘラは、ゼウスの妻です。
ーーーーーーーー
この三人が、誰が一番美しいかをパリスに問いかけたのです。
パリスは、誰を選んだと思いますか???
と行きたいところですが、なんと、これはすぐに答えが出ません。
他の要素がからんでくるのです。
それは、賄賂でした。
世の中、そういうものなのですね。必ず、単なる話で終わらない。
ビーナスは、もし、自分を選んでくれたら、世界で一番美しい女性と結婚させてあげると言いました。
アテナ女神は、もし、自分を選んでくれたら、世界一頭の良い人にしてあげると言いました。
最後にヘラは、もし、自分を選んでくれたら、世界の王にしてあげると言いました。
さて、パリスはどれを選んだでしょうか??
ーーーーーーーーーーーとこうなるのです。
まあ、単純に誰が一番美しいかというだけで終わらないところに面白味もありますけどね。なぜなら、これがトロイ戦争の遠い原因にもなるのですから。
ーーーーーーーーーーーー
さあ、パリスは誰を選んだでしょうか???![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_2.gif)
正解は、 ビーナスでした。
ということは、世界一の美女と結婚できるということなのです。
ーーーーーーーーーーーー
もう、お分かりですね。パリスは、ヘレネに出会ってしまいました。そこで、スパルタの王妃であるにも関わらず、世界一美しいヘレネはパリスと恋に落ちて奪われてしまうのです。
パリスがヘレネの美しさに、虜になっただけでなく、ヘレネもパリスに恋をして、二人は駆け落ちのように逃げてしまったのです。
ーーーーーーーーーーー
出会いのきっかけ
実は、パリスとヘレネが出会うには、経緯があります。
それは、トロイの娘がスパルタに囚われの身になっていて、それを救い出すためにパリスが選ばれて、トロイの使者として、スパルタへ行くのです。
だから、スパルタについたとき、王妃に会うこともできたのです。
生憎、王が不在で、帰りを待つ間に、パリスとヘレネが恋に落ちて駆け落ちということになったのです。
しかし、二人はトロイには真っすぐ向かわないで、楽しくいろいろな所に立ち寄りながら、トロイに向かったようです。なぜなら、ヘレネを奪われたと言って、怒ったギリシャがトロイを攻めたところ、まだ、二人はトロイには戻っていませんでした。トロイにしてみれば、何でギリシャが攻めて来たのかわからなかったでしょうね。
ーーーーーーーーーーー
しかし、とにかく、それが原因で戦争がはじまり、10年間戦いがありました。
もしかすると、クロノスチーム対ゼウスチームの10年戦争という話はこの辺りから出ているのかな??なんて思いませんか?
神話もなんらかの史実から出ていますからね。ギリシャの初めの頃の10年戦争なんて、ぴったりじゃないですか。
ーーーーーーーーーーー
戦争の内容については、私は詳しくありません。
ただ、アキレスがパリスの弓矢で、アキレス腱を射抜かれて死んだという話が有名なのは、知っています。
アキレスのお母さんが、赤ちゃんのアキレスを強い武将にするために、ある液体に体を浸けた。これを浸ければ、鋼の体になると言われて。しかし、お母さんはアキレスの足首を掴んで頭から浸けたから、そこだけ液がつかなかったのですね。
そのため、アキレスの足首だけが弱点だったのです。
ーーーーーーーーーーー
また、その前の話になりますが、イリアスには、トロイの王子がアキレスに殺されて、城の周りを三周も引きずり、死体をズタズタにされた話が書いてあります。
トロイの王が、なんとか死体を返してくれと、父親としての悲嘆にくれた思いで訴えることが描かれているそうです。
オデュッセイアは、トロイで勝利を収めた後、オデュッセウスがギリシャに帰るまでの、冒険物語です。船が嵐にあって難破し、命の危険を何度も経験しながら、やっと10年かかって戻った話です。ガリバーの話しみたいな感じがしますので、ガリバーという話は、ここからきているかもしれませんよ。
トロイ戦争の、終わりは有名な木馬の話ですよね。
これは、ご存知の方が多いです。それでも、へえええーーということになる話をしますね。
あの木馬には、何人が入っていたと思いますか??
なんと、50人だそうです。
相当大きな木馬でしたね。
ーーーーーーーー
ギリシャは、トロイを10年もかけて攻めたけれど、決着がつかないので、諦めて帰ったとトロイに思わせて、戦いのシンボルのようにしていた巨大な木馬を置いたまま帰ったように見せかけたのです。
それは、実は罠でした。中に兵隊が50人も隠れていたのです。
トロイは、勝った勝ったと大騒ぎで、その木馬は、もらっちゃえとばかりに城に引き入れたと言います。
そして、寝静まった夜中に、木馬から兵隊が出てきて、内側から城門のカギを開けたのです。そのときは、もうギリシャは戦いモード全開です。
それで、ギリシャが勝ちました。
ーーーーーーーーーーー
この木馬の計を、だれも気付かなかったのでしょうか。
実は、気付いた人が二人います。
一人は、ラオコーンです。しかし、ラオコーンは神の怒りをかいました。
おまえは、歴史を変えてしまうつもりか!!
そのために、ラオコーンはあのように蛇に絡まれて死ぬことになってしまったのです。へええええーーーーーーでしょ???
ーーーーーーーーーーーーー
もう一人は、カッサンドラという娘でした。
必死で、木馬を城に入れてはならないと叫びます。しかし、誰も聞いてくれません。まるで聞こえないかのように、無視されました。
それは、アポロンとのやり取りが原因です。
あるとき、アポロンがこのカッサンドラを見つけて恋に落ちました。
しかし、カッサンドラはアポロンの気持ちを受け入れません。そこで、アポロンは
もし、私の気持ちを受け入れてくれたら、歴史の先を読める能力を与えようと言ったのです。それで、カッサンドラは先が読めるようになりました。しかし、そうしたら、アポロンが他の女性に恋をして、自分が泣いている姿が見えてしまいました。そのため、カッサンドラは慌ててアポロンから逃げました。
アポロンは、歴史の先を読める能力を与えたことを後悔しました。
与えた能力は、消せないのかどうか、わかりませんが、アポロンは仕方がないので、だったら、カッサンドラが何を言っても、人々がそれを信じないようにしようと魔法をかけたのです。
そのために、カッサンドラがいくら叫んでも、だれも耳を傾けず、木馬の計は成功してしまったのです。
ーーーーーーーーーーーー
へええええーーーーーになりましたか??
なったら、書いた甲斐がありました。では、また。
ーーーーーーーーーーーー
ギリシャの彫刻も壺に描かれた絵も、ギリシャ神話やこのような話が元になっています。だから、美術を学ぶには、このような話も掴んでおくと良いでしょう。
もっと、詳しく書きたい部分もありますが、なるべく簡単に話しました。
ホメロスの叙事詩、イリアスとオデュッセイアに書かれている物語です。
これは、単なる架空の物語だと思われていました。
しかし、これを歴史上本当にあったことではないかと思って探し求めた人がいます。それが、ドイツのシュリーマンです。
ーーーーーーー
シュリーマンは、40歳くらいからかな?それまで働いて稼いだ自分の全財産をかけて、その発掘に取り組みました。そしてついに発見したのです。
ーーーーーーー
トロイ戦争の原因
トロイ戦争の原因は、トロイの王子パリスがスパルタの王妃ヘレネを奪ったことがきっかけで始まります。ヘレネを返せということで、ギリシャがトロイを責めるのです。
ーーーーーーー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/astro_taurus.gif)
パリスの審判とは??
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book_mov.gif)
その三人の女神とは、ビーナス、アテナ女神、ヘラの三人でした。
ビーナスもアテナ女神も、もう私のブログを見てくださっている人は、ご存知ですよね。愛と美の女神ビーナスはボッチチェリーが春とビーナスの誕生で描きましたね。ゼウスの頭から生まれたと言われる知恵の神様がアテナ女神でしたね。
もう一人のヘラは、ゼウスの妻です。
ーーーーーーーー
この三人が、誰が一番美しいかをパリスに問いかけたのです。
パリスは、誰を選んだと思いますか???
と行きたいところですが、なんと、これはすぐに答えが出ません。
他の要素がからんでくるのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/astro_leo.gif)
世の中、そういうものなのですね。必ず、単なる話で終わらない。
ビーナスは、もし、自分を選んでくれたら、世界で一番美しい女性と結婚させてあげると言いました。
アテナ女神は、もし、自分を選んでくれたら、世界一頭の良い人にしてあげると言いました。
最後にヘラは、もし、自分を選んでくれたら、世界の王にしてあげると言いました。
さて、パリスはどれを選んだでしょうか??
ーーーーーーーーーーーとこうなるのです。
まあ、単純に誰が一番美しいかというだけで終わらないところに面白味もありますけどね。なぜなら、これがトロイ戦争の遠い原因にもなるのですから。
ーーーーーーーーーーーー
さあ、パリスは誰を選んだでしょうか???
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_2.gif)
正解は、 ビーナスでした。
ということは、世界一の美女と結婚できるということなのです。
ーーーーーーーーーーーー
もう、お分かりですね。パリスは、ヘレネに出会ってしまいました。そこで、スパルタの王妃であるにも関わらず、世界一美しいヘレネはパリスと恋に落ちて奪われてしまうのです。
パリスがヘレネの美しさに、虜になっただけでなく、ヘレネもパリスに恋をして、二人は駆け落ちのように逃げてしまったのです。
ーーーーーーーーーーー
出会いのきっかけ
実は、パリスとヘレネが出会うには、経緯があります。
それは、トロイの娘がスパルタに囚われの身になっていて、それを救い出すためにパリスが選ばれて、トロイの使者として、スパルタへ行くのです。
だから、スパルタについたとき、王妃に会うこともできたのです。
生憎、王が不在で、帰りを待つ間に、パリスとヘレネが恋に落ちて駆け落ちということになったのです。
しかし、二人はトロイには真っすぐ向かわないで、楽しくいろいろな所に立ち寄りながら、トロイに向かったようです。なぜなら、ヘレネを奪われたと言って、怒ったギリシャがトロイを攻めたところ、まだ、二人はトロイには戻っていませんでした。トロイにしてみれば、何でギリシャが攻めて来たのかわからなかったでしょうね。
ーーーーーーーーーーー
しかし、とにかく、それが原因で戦争がはじまり、10年間戦いがありました。
もしかすると、クロノスチーム対ゼウスチームの10年戦争という話はこの辺りから出ているのかな??なんて思いませんか?
神話もなんらかの史実から出ていますからね。ギリシャの初めの頃の10年戦争なんて、ぴったりじゃないですか。
ーーーーーーーーーーー
戦争の内容については、私は詳しくありません。
ただ、アキレスがパリスの弓矢で、アキレス腱を射抜かれて死んだという話が有名なのは、知っています。
アキレスのお母さんが、赤ちゃんのアキレスを強い武将にするために、ある液体に体を浸けた。これを浸ければ、鋼の体になると言われて。しかし、お母さんはアキレスの足首を掴んで頭から浸けたから、そこだけ液がつかなかったのですね。
そのため、アキレスの足首だけが弱点だったのです。
ーーーーーーーーーーー
また、その前の話になりますが、イリアスには、トロイの王子がアキレスに殺されて、城の周りを三周も引きずり、死体をズタズタにされた話が書いてあります。
トロイの王が、なんとか死体を返してくれと、父親としての悲嘆にくれた思いで訴えることが描かれているそうです。
オデュッセイアは、トロイで勝利を収めた後、オデュッセウスがギリシャに帰るまでの、冒険物語です。船が嵐にあって難破し、命の危険を何度も経験しながら、やっと10年かかって戻った話です。ガリバーの話しみたいな感じがしますので、ガリバーという話は、ここからきているかもしれませんよ。
トロイ戦争の、終わりは有名な木馬の話ですよね。
これは、ご存知の方が多いです。それでも、へえええーーということになる話をしますね。
あの木馬には、何人が入っていたと思いますか??
なんと、50人だそうです。
相当大きな木馬でしたね。
ーーーーーーーー
ギリシャは、トロイを10年もかけて攻めたけれど、決着がつかないので、諦めて帰ったとトロイに思わせて、戦いのシンボルのようにしていた巨大な木馬を置いたまま帰ったように見せかけたのです。
それは、実は罠でした。中に兵隊が50人も隠れていたのです。
トロイは、勝った勝ったと大騒ぎで、その木馬は、もらっちゃえとばかりに城に引き入れたと言います。
そして、寝静まった夜中に、木馬から兵隊が出てきて、内側から城門のカギを開けたのです。そのときは、もうギリシャは戦いモード全開です。
それで、ギリシャが勝ちました。
ーーーーーーーーーーー
この木馬の計を、だれも気付かなかったのでしょうか。
実は、気付いた人が二人います。
一人は、ラオコーンです。しかし、ラオコーンは神の怒りをかいました。
おまえは、歴史を変えてしまうつもりか!!
そのために、ラオコーンはあのように蛇に絡まれて死ぬことになってしまったのです。へええええーーーーーーでしょ???
ーーーーーーーーーーーーー
もう一人は、カッサンドラという娘でした。
必死で、木馬を城に入れてはならないと叫びます。しかし、誰も聞いてくれません。まるで聞こえないかのように、無視されました。
それは、アポロンとのやり取りが原因です。
あるとき、アポロンがこのカッサンドラを見つけて恋に落ちました。
しかし、カッサンドラはアポロンの気持ちを受け入れません。そこで、アポロンは
もし、私の気持ちを受け入れてくれたら、歴史の先を読める能力を与えようと言ったのです。それで、カッサンドラは先が読めるようになりました。しかし、そうしたら、アポロンが他の女性に恋をして、自分が泣いている姿が見えてしまいました。そのため、カッサンドラは慌ててアポロンから逃げました。
アポロンは、歴史の先を読める能力を与えたことを後悔しました。
与えた能力は、消せないのかどうか、わかりませんが、アポロンは仕方がないので、だったら、カッサンドラが何を言っても、人々がそれを信じないようにしようと魔法をかけたのです。
そのために、カッサンドラがいくら叫んでも、だれも耳を傾けず、木馬の計は成功してしまったのです。
ーーーーーーーーーーーー
へええええーーーーーになりましたか??
なったら、書いた甲斐がありました。では、また。
ーーーーーーーーーーーー
ギリシャの彫刻も壺に描かれた絵も、ギリシャ神話やこのような話が元になっています。だから、美術を学ぶには、このような話も掴んでおくと良いでしょう。
もっと、詳しく書きたい部分もありますが、なるべく簡単に話しました。